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RRとは?どんな特徴がある?メリットとデメリットや代表的なRR車を解説

RRとは?どんな特徴がある?

クルマには様々な駆動方式が存在していますが、RRという珍しい駆動方式を採用するクルマも存在しています。

RR車とは(Rear engine Rear drive)の頭文字をとった略称となっており、「リア(うしろ)にエンジンが搭載されていてリアタイヤが駆動する」という意味となっています。

@岡本大地

ちなみに、近年ではそのパーツ数の少なさや省スペース性能などからFF車が多い傾向です。FF車は(Front engine Front drive)という、RR車とは正反対の駆動方式となっています。

さらに、RRとよく似た構造にMRという駆動方式も存在しています。

以下の画像はそれぞれの駆動方式を説明した画像です。

©岡本大地

MRは(Midship engine Rear drive)の略称で、RRとの違いは、エンジンの搭載位置がリアタイヤ軸よりも前にあればMR、逆にリアタイヤ軸よりも後ろにあればRR、という区別となります。

RR車の特徴は?

フォルクスワーゲン ビートル

RR車の特徴としては、上記でも触れましたが最もエンジンの搭載位置が後ろにある、ということがいえるでしょう。

クルマには前後重量配分という概念が存在しており、フロントタイヤにかかる荷重とリアタイヤにかかる荷重の割合を示しています。

例えば、1,000kgのクルマにフロントタイヤに500kg、リアタイヤに500kgの荷重がかかっている場合(フロント500kg + リア500kg = 1,000kg)、そのクルマの重量配分は50:50と示されます。

クルマの前後重量配分において、理想的とされるのはこの50:50であり、ほとんどの自動車メーカーは50:50を目指してクルマを製造します。

しかし、RR車の場合はクルマの最後方に重量が重いエンジンが搭載されているため、前後重量配分で50:50に合わせるのは難しく、リアタイヤにかかる荷重が多い、いわゆるリアヘビーな車両となるのが特徴的といえます。

また、リアにエンジンが搭載されていることから、フロント部分のデザイン自由度が高く、よりスポーティーなデザインや、前方に荷室を確保することができます。

他にも、FF車同様に、プロペラシャフトを必要としないことから、クルマのパーツ数を抑えることができるのもRR車の特徴といえるでしょう。

RR車のメリット

加速がよく、コーナリング性能が高い

RR車のメリットとして代表的といえるのは、高い運動性能があります。

前述した通り、クルマの理想的な前後重量配分は50:50であり、RR車は理想的な重量配分を得ることは難しいと述べましたが、クルマの運動性能において必ずしも50:50が理想的であるとは言い切ることはできません。

たとえば、クルマが加速をする際を考えると、リアヘビーのクルマのほうが蹴りだしが良くて加速力が高いといえます。

コーナリングに関しても、振り子の原理でエンジンが後方にあるクルマのほうが、ステアリングを切った時に、よりリアが振られる方向に働くため、少ないステアリング操作でクルマが大きく動く、つまりコーナリング性能が良いと解釈することができます。

(※少しのステアリングでクルマが大きく動くという挙動が、逆に難しいと捉えられてしまうことも多いため、RR車のコーナリング性能に関しては各メーカーの認識があり、絶対的とはいえないようです。)

ブレーキ性能が高い

さらに、ブレーキングに関しても、RR車のようなリアヘビーなクルマのほうが、ブレーキングをした際にリアが浮き上がりにくく、ピタッと吸いつくようにクルマを止めることができブレーキ性能が良いといえます。

加速・コーナリング・ブレーキング、すべてにおいて高い運動能力を示すことから、代表的なRR車を多数製造してきたドイツのポルシェでは長年にわたり、モータースポーツシーンでもRR車を登場させてきました。

他にも、FR車と違い、エンジンも駆動輪も後方にまとまっているため、ドライブシャフトの必要性がなく、部品数を少なくできるメリットがあります。

RR車のデメリット

リアタイヤが減りやすい

RR車は良くも悪くもリアヘビーなクルマになることが多いため、クルマの動力を伝えるタイヤに着目すると、リアタイヤが減りやすいということが考えられます。

また、前方にエンジンや補記類が存在しないため、事故を起こした際の衝撃を吸収してくれるものがないということもあります。

しかし、現代のRR車では事故の衝撃をエアバッグなど他のもので吸収してくれるため、クラシックカーのRR車に乗っている人限定でのデメリットといえるでしょう。

コーナリング時のコントロールが難しい

RR車のメリット部分でも触れましたが、コーナリングが難しいというのも特徴的で、初心者にとっては大きなデメリットとなる場合があります。

少しのステアリング操作でクルマが大きく動いてしまうため、高速域での走行をする場合、FFやFR車などよりもより繊細なコントロールが求められます。

逆に、ウェットな路面ではリアヘビーのRR車のほうがコントロールしやすくなるでしょう。

代表的なRR車4選

ポルシェ 911

最も代表的なRR車として、ポルシェ・911シリーズが挙げられます。

初代901型からRRの駆動方式を採用し、以降現行型の992型にいたるまでずっとRRを継承しています。

モータースポーツ界においては最強のポルシェブランド。スピードも耐久性もなにをとっても最高クラスの性能をひきだしてきたポルシェはRR車製造メーカーの筆頭ブランドとなっています。

しかし、そんなポルシェでも、2016年にはWEC(世界耐久選手権)で使われるGTE規格の911RSRのマシンにはなんとMR(ミッドシップの駆動方式を採用しました。

理由としては、近年のレーシングカーの主軸となっている空気力学を考慮したり、耐久レースを有利に戦うためにタイヤをいたわる必要があったりなど、長年RR車にこだわってきたポルシェだからこそ知り尽くしているRR車の弱点を打ち消す策としてのMR車採用となりました。

一方、市販車の現行モデルでは現在もRR車を採用しており、ポルシェのアイデンティティは引き継がれています。(※正確にはRRベースの4WDとなっています。)

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本日の在庫数 643台
平均価格 1,199万円
本体価格 200~7,500万円

ルノー トゥインゴ

RR車の省スペース性能を生かした、コンパクトカーとしてはルノー・トゥインゴが存在しています。

エンジンとトランスミッションを後方に設置することによって、居室スペースを小さいボディの中にもしっかりと確保しています。

トゥインゴは小回りが良く効くクルマとなっていて、狭い都会の道路でもスイスイ気持ちよく走れるRR車となっています。

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本日の在庫数 184台
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本体価格 25~285万円

フォルクスワーゲン ビートル(タイプ1)

走るカブトムシ、で親しまれてきたフォルクスワーゲン・ビートル。初代のタイプ1では、RRの駆動方式を採用しています。

現在では往年のクラシックカーとして希少な個体と位置づけらていて、空冷エンジン&RR車のコンビーネーションによりファンからは熱い支持を得ています。

筆者の知り合いでも、タイプ1の不動車のビートルをわざわざ購入して自分でパーツを制作してレストアしている人もいます。

その方は、「空冷エンジンのレスポンスの良さと、RRの軽快なハンドリングが楽しくて仕方がない。」とおっしゃっていました。

これほど長い年月が経ったとしても、人々を魅了できることはRR車ならではの特徴ではないでしょうか。

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本日の在庫数 120台
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本体価格 25~400万円

スバル サンバー

農道のポルシェ、呼ばれるスバル・サンバーは、軽四の商用トラックやバンとして多くの日本人に親しまれました。

日本車としては珍しいRR車のひとつとなっている、スバル・サンバーですが、実はRR車の駆動方式が採用された理由はスバル・360をベースに製造されたことが理由とされています。

商用で扱える手軽さと日本車では珍しいRRの駆動方式を採用していることから、農道のポルシェと例えられていて、その界隈では人気の軽四となっています。

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日本車にはRR車は少なめ

RR車について紹介してきましたが、代表的なクルマを見てみても外国車が多くなっています。

日本車でRRの駆動方式が採用されることは珍しく、ポルシェのようなスポーツカーをとっても日本車でスポーツカーRR車はほぼ皆無といえます。

60年代~70年代にかけて外国車で数多く採用されてきたRR車は長い歴史があり、現在でもクラシックカーとして支持されていたり人々を魅了しています。

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執筆者プロフィール
だいち
だいち
1998年生まれ。高知県出身のリアルレーサー&バーチャルレーサー。フォーミュラリージョナル、FIA-F4、スーパーFJなどのミドルフォーミュラや、マシン開発&タイヤ開発ドライバーとしての経験が豊富。現在の愛...
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