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RRとは?どんな特徴がある?メリットとデメリットや代表的なRR車を解説
代表的なRR車4選
ポルシェ 911
最も代表的なRR車として、ポルシェ・911シリーズが挙げられます。
初代901型からRRの駆動方式を採用し、以降現行型の992型にいたるまでずっとRRを継承しています。
モータースポーツ界においては最強のポルシェブランド。スピードも耐久性もなにをとっても最高クラスの性能をひきだしてきたポルシェはRR車製造メーカーの筆頭ブランドとなっています。
しかし、そんなポルシェでも、2016年にはWEC(世界耐久選手権)で使われるGTE規格の911RSRのマシンにはなんとMR(ミッドシップ)の駆動方式を採用しました。
理由としては、近年のレーシングカーの主軸となっている空気力学を考慮したり、耐久レースを有利に戦うためにタイヤをいたわる必要があったりなど、長年RR車にこだわってきたポルシェだからこそ知り尽くしているRR車の弱点を打ち消す策としてのMR車採用となりました。
一方、市販車の現行モデルでは現在もRR車を採用しており、ポルシェのアイデンティティは引き継がれています。(※正確にはRRベースの4WDとなっています。)
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本日の在庫数 957台 平均価格 1,960万円 支払総額 277~8,035万円
ルノー トゥインゴ
RR車の省スペース性能を生かした、コンパクトカーとしてはルノー・トゥインゴが存在しています。
エンジンとトランスミッションを後方に設置することによって、居室スペースを小さいボディの中にもしっかりと確保しています。
トゥインゴは小回りが良く効く車となっていて、狭い都会の道路でもスイスイ気持ちよく走れるRR車となっています。
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本日の在庫数 173台 平均価格 164万円 支払総額 35~337万円
フォルクスワーゲン ビートル(タイプ1)
走るカブトムシ、で親しまれてきたフォルクスワーゲン・ビートル。初代のタイプ1では、RRの駆動方式を採用しています。
現在では往年のクラシックカーとして希少な個体と位置づけらていて、空冷エンジン&RR車のコンビーネーションによりファンからは熱い支持を得ています。
筆者の知り合いでも、タイプ1の不動車のビートルをわざわざ購入して自分でパーツを制作してレストアしている方もいます。
その方は、「空冷エンジンのレスポンスの良さと、RRの軽快なハンドリングが楽しくて仕方がない。」とおっしゃっていました。
これほど長い年月が経ったとしても、人々を魅了できることはRR車ならではの特徴ではないでしょうか。
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本日の在庫数 130台 平均価格 248万円 支払総額 78~1,452万円
スバル サンバー
農道のポルシェ、呼ばれるスバル・サンバーは、軽四の商用トラックやバンとして多くの日本人に親しまれました。
日本車としては珍しいRR車のひとつとなっている、スバル・サンバーですが、実はRR車の駆動方式が採用された理由はスバル・360をベースに製造されたことが理由とされています。
商用で扱える手軽さと日本車では珍しいRRの駆動方式を採用していることから、農道のポルシェと例えられていて、その界隈では人気の軽四となっています。
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本日の在庫数 584台 平均価格 67万円 支払総額 11~550万円
日本車にはRR車は少なめ
RR車について紹介してきましたが、代表的な車を見てみても外国車が多くなっています。
日本車でRRの駆動方式が採用されることは珍しく、ポルシェのようなスポーツカーをとっても日本車でスポーツカーRR車はほぼ皆無といえます。
1960年代から1970年代にかけて外国車で数多く採用されてきたRR車は長い歴史があり、現在でもクラシックカーとして支持されていたり人々を魅了しています。
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- 執筆者プロフィール
- だいち
- 1998年生まれ。高知県出身のリアルレーサー&バーチャルレーサー。フォーミュラリージョナル、FIA-F4、スーパーFJなどのミドルフォーミュラや、マシン開発&タイヤ開発ドライバーとしての経験が豊富。現在の愛...