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【要注意】パッシングの意味とやり方とは?知らないと大事故に巻き込まれるかも?
パッシングってどういう意味?

パッシングとは車のヘッドライトをハイビームで瞬間的に数回点灯させることをいい、多くの場合、道を譲って欲しいときや感謝の意思を伝えたりするときなどに使われます。
この行為は法律で定められている訳ではなく、自動車社会の発展の中で、ドライバー間のコミュニケーションとして自然発生的に生まれました。
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地域によってルールが異なる場合も
そのため、国や地域、人によっても全く違ったやり方をしているということもあるので、自分が知っているルールだけでパッシングをしたり、パッシングの意味を受け取ったりすると、事故やトラブルの元になるので大変危険です。
そういったトラブルを避けるためにも、この記事でパッシングの代表的な意味ややり方、注意点などを知っておきましょう。
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パッシングのやり方とは?

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パッシングの基本的なやり方は、ウィンカーレバーを手前に2回ほど引くだけです。
あまりやりすぎると、煽っているとも受け取られかねませんので注意が必要です。外国車では操作の勝手が違うこともあるので、しっかり確認しましょう。
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パッシングの代表的な意味
パッシングには、基本的に以下のような意味があります。
- 対向車に道を譲る
- 感謝の意思
- 道を譲りたくない
- 対向車のヘッドライトが眩しいという警告
- 強引な運転に対する抗議
- 対向車に何らかの異変を知らせる
- ヘッドライトの消し忘れ、点け忘れの警告
- 緊急事態(バスジャック)などを車外に知らせる
注目は1と3の意味が全く真逆という点です。人や地域によってパッシングの意味が異なる場合もあるので、その時の状況やドライバーの目線などを鑑みて、適切な行動をとるようにしましょう。
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高速道路でのパッシング

高速道路の追い越し車線を走行中、後続車からパッシングを受けることがあります。
これは「急いでいるからどいてくれ」という意味で、無視していると強引な幅寄せなどを行ってくる場合もあるので、早めに道を譲りましょう。
また、単なる嫌がらせ運転でパッシングをしてくるマナーの悪いドライバーもいるので、そういったドライバーには付き合わず、早めに別レーンに移ってしまいましょう。
突然の対向車からのパッシング

直線道路を走っていると、突然対向車からパッシングをされることがあります。
道を譲った訳でなく、ヘッドライトを消し忘れている訳でもなく、パッシングされる理由が全く思い当たらないときは、先の道路で警察がネズミ捕り(スピード違反の取り締まり)を行っている可能性が高いです。
対向車の人は親切にもそれを教えてくれているので、余裕があったら会釈なり手を振るなりで、感謝の意を示しましょう。
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関東と関西でパッシングの意味が違う!

関東と関西では、パッシングの意味が大きく違います。
関東では多くの場合、右折するときの対向車のパッシングは「どうぞ先に行ってください」という意味がありますが、これが関西だと「私が先にいくから待ってね」という意味になります。
これを知らないと、関東の人も関西の人も知らない土地でトラブルに巻き込まれることになるので、旅行するときはこのことをしっかり覚えておきましょう。
もちろん、関東と関西で絶対的なルールがある訳ではないので、その都度適切な対応がとれるように心がけておくことが大切です。
パッシングは譲り合い、親切心で行おう!

横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら車を停止させ、対向車に対してもパッシングをして停車を促す「思いやりパッシング」運動という取り組みもあります。
ドライバーが思いやりをもってパッシングを行えば、車社会はもっと安全で快適になるでしょう。
みなさんもパッシングの意味とやり方をちゃんと頭に入れて、安全で他人に優しい運転を心掛けてくださいね!
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- この記事の執筆者
- MOBY編集部