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車のブレーキから異音が!原因と鳴きを止める方法とは
目次
ブレーキの効きに問題がなくても音がする?
国産車、輸入車の種類によってはブレーキの残量が制動力に問題が無い残量がある場合でも、ブレーキから音がするケースは頻繁にあります。
上記でご紹介したパッドのバリから発生する異音は残量がある場合でもなるケースがあります。例として挙げると日産のC26セレナなどはブレーキ鳴きを起こしやすく、分解清掃やグリスアップなどの作業で一時的に症状は改善されますが、症状が再発しやすいブレーキになります。
対策品として鳴きにくいブレーキなどが販売されていますので、症状が改善されない場合には交換されることをオススメ致します。
欧州車はブレーキが鳴きやすいってホント?
欧州車はブレーキが鳴きやすいという内容がネットや情報雑誌等で散見されますが、 これはブレーキに使用されている材質が違うことなどもブレーキ鳴きの要因の一つとなっているようです。
ブレーキパッドの残量が少なくなった場合には、国産車のようにパッドのみを交換するのではなく、外車はブレーキパッド、ローターAssyで交換することが多いようです。これは、車両重量や優れた制動力が必要とされる外車特有の持病のようなものかもしれません。
ブレーキのエア抜き、オーバーホールを行うには?
ブレーキのエア抜きをDIYでやる方法
ブレーキパッドの交換をする場合には、ブレーキのエア抜きが必要になります。
ブレーキの配管内にエアが混入することで、ブレーキが効かないという非常に危険な状態となってしまうこともあります。ブレーキパッドを交換する場合やブレーキフルードを交換した際には必ずブレーキのエア抜きをするようにしましょう。
二人一組となって、ブレーキを踏む人、ブレーキキャリパーのブリーダーからブレーキ配管内に混入しているエアを抜く人を分担します。流れとしては以下の手順になります。
- 左リア側から→右リア→左フロント→右フロントの順番でブリーダーからエア抜きを行います。
- ブレーキを5〜6回程度ゆっくりと踏み配管内のブレーキオイルを排出、エアを排出させます。
- 5〜6回踏み込んだ後にブレーキのブリーダーを締めして、ブレーキを連続で3〜4回踏み込みます。
- 踏み込んだ状態のまま、ブレーキのブリーダーを緩めブレーキオイルを抜きます。
- この行程を1番の左リアから順番に右フロントまで繰り返し行います。
- 最後にブレーキのリザーバータンク内のブレーキ量を適量に調整して作業は終了です。
ブレーキのエア抜き中は、こまめにブレーキのリザーバタンクの量を確認しながら、補充しつつ作業しましょう。
ブレーキのエア抜き自体は作業の難易度は低く、時間は多少かかりますが、初めての方でもエア抜きの作業はできると思います。
ブレーキのオーバーホールは難易度が高い
しかし、ブレーキのオーバーホールは必要な工具や、作業の難易度は非常に高いです。
また、キャリパーのシールや内部のピストン、ブレーキの配管につくワッシャー等の作業前に準備する工具や部品が多いこともネックになります。
個人的にできないことはないと思いますが、ブレーキのオーバーホールには専門の方にお願いすることが無難であり一番安心できるでしょう。
ブレーキ鳴きが発生したら早めの点検を!
ブレーキ鳴きの原因について、頻繁にある内容から、年数や錆による特殊なケースをご紹介致しました。
ブレーキ鳴きはパッド残量があり、単純にバリや雨などでローターが錆びてしまった一時的な症状もありますが、ピストンの固着やローターの片減り、パッド残量が1mm以下など早急に対応する必要があるケースもあります。
定期的な点検と、必要な場合は交換や分解清掃などの処置をして貰うようにしましょう。
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- 執筆者プロフィール
- F2L
- 平成6年生まれ。愛車はDR64W クリッパー。キャンプや登山等のアウトドアや車を使った車中泊の相棒です。ライター歴は3年。二級自動車整備士として5年間日産のディーラーでメカニックをやっていました。整備士...