MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > お役立ち情報 > 運転免許 > 運転記録証明書はいつ必要?運転免許経歴証明書との違いは何?
運転免許

更新

運転記録証明書はいつ必要?運転免許経歴証明書との違いは何?

運転記録証明書とは?

運転記録証明書とは、過去1年・3年・5年のいずれをさかのぼり、自身の交通事故・交通違反・行政処分に関する記録を公的に証明するものです。

運転記録証明書を実際に読むと、上部から申請者の住所と名前・整理番号に始まり、中央部分には申請者の名前・生年月日・免許証番号及び証明事項の欄が設けられています。

証明事項の欄は各種行政処分の具体的な説明が記載される場所です。発生時の年月日に加えて、交通事故では事故の内容・種別と違反点数、運転免許行政処分時にはその具体的内容、交通違反ではその内容と違反点数が記されます。

運転記録証明書の見本(自動車安全運転センターより)

運転記録証明書はいつ必要?どのように使われている?

運転関連業種への就職するときの必要書類として

©ocean_nikonos/stock.adobe.com

「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」と呼ばれる雇用に関する指針があります。この指針に沿って各事業者は運転手への指導・監督を行っています。

この第二章(特定の運転者に対する特別な指導の指針)の5条「新たに雇い入れた者の事故歴の把握」では、運転記録証明書や無事故・無違反証明書などで被雇用者の事故歴等・事故惹起運転者への該当の有無を確認するように記されています。

5 新たに雇い入れた者の事故歴の把握

(1) 一般貨物自動車運送事業者等は、安全規則第3条第1項に基づき運転者を常時選任

するために新たに雇い入れた場合には、当該運転者について、自動車安全運転センター 法(昭和50年法律第57号)に規定する自動車安全運転センターが交付する無事故・無違反証明書又は運転記録証明書等により、雇い入れる前の事故歴を把握し、事故惹起運転 者に該当するか否かを確認すること。

貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針

この他、事故惹起運転者に該当した場合には該当者へ特別な指導を行うこと、適正診断を受診することなどにも言及されています。

つまり運送業ドライバーにとって、運転記録証明書は仕事を続けるために必要不可欠なものであり、事業者側にとっては雇用するか否かを決定する判断基準の1つということです。

事故惹起運転者とは?

事故惹起(じゃっき)運転者とは、死者・重傷者を生じさせる交通事故を起こした運転手、そして軽傷者を生じさせる交通事故を起こした人物で、なおかつその事故が発生するまでの3年間で交通事故を起こした運転手のことです。これらのような運転手に対して、計6時間以上の特別指導が実施されます。

安全運転対策は重要要素の1つ

国土交通省が発表している「事業用自動車総合安全プラン2020」は、「世界一安全な輸送サービスの提供」の実現に向けてソフト・ハードそれぞれからアプローチするというものです。

ここでも事業者の安全対策は重点施策の1つとされています。法令遵守や安全な輸送の徹底、悪徳業者の排除、関係者の連携強化による安全性強化などです。

©KM.Photo/stock.adobe.com

周知の事実として例えば大型トラックドライバーの例を考えてみましょう。運送業は現代の私たちの生活や経済活動を行うために必要不可欠なものです。

乗用車よりも大きくて荷物をたくさん運ぶべますが、車両サイズが大きく高重量がゆえに大型トラックが当事者となる交通事故は人的・物的に甚大な被害をもたらすことは想像するに容易いです。

そのため、大型トラックを運転するドライバーがどのような運転手であるのかを、過去1~5年の「履歴」を通じて判断します。

安全運転への取り組み具合の数値化

年間を通じてどれだけの交通事故が車内で発生したのかを把握するのに利用できる他、業務中だけでなく通勤・退勤時に発生した事故・違反を知るのにも便利です。

実際の数値を通じて社内で安全運転が徹底されているのかどうかを確認するのに貢献します。これらのような安全に関する情報をまとめた分析表が各会社・事業所へ配布されます。

1年以上無事故・無違反の人にはSDカードが渡される

各種優遇制度が利用できる便利なカード

写真元:自動車安全運転センター

SDカードとは交通事故・交通違反の記録が1年以上ない免許保有者へ贈られるカードです。安全運転証明カードとも表現できます。

カード表面にSD(Safety Drive)やイメージキャラクターのSDワンダくんが、裏側にはその人の氏名や無事故・無違反の期間などが記されています。

無事故・無違反の期間に応じてSDカードの種類が変化します。1年以上2年未満であればグリーンカード、2年以上4年未満ならブロンズカード、4年以上10年未満ならシルバーカードで、10年以上20年未満ならゴールドカード、そして20年以上ならスーパーゴールドカード、といった分類わけです。

SDカードには各種優遇制度が設定されています。レストランで割引されたり、ガソリンスタンドでの給油時に単価が数円ほど安くなるなどです。

SDカードによる優遇制度の例

より具体的な優遇制度を一部紹介すると次の通り。金融機関から各種スクール、レジャーにショッピングなど多岐にわたって用意されています。

SDカード発行後の有効期間が1年のものは多いですが、私たちが思っている以上にお得です。

業種優遇内容カード発行後の有効期限
引越し引越し作業基本料金を20%割引1年
スーツ販売店全品10%割引5年
信用金庫マイカーローン通常金利0.2%優遇1年
レンタカー基本料金5%割引1年
交響楽団チケット10%割引1年
飲食店飲食代5%割引(支払い現金のみ)1年
カラオケ一般料金から室料30%割引期間指定なし

自動車安全運転センターのウェブサイトにてSDカード優遇店を検索することができます。各都道府県・業種ごとに検索できるようになっているので、お住まいの地域で対応している店舗・機関を探してみても良さそうです。

自動車安全運転センター|SDカード優遇店検索【外部サイト】

執筆者プロフィール
中華鍋振る人
中華鍋振る人
自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。
すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード