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【車の法定定期点検とは?】車検とは違う?義務や費用から1年と2年との違いなど

車の点検は法律で決められている!

車 メンテナンス 点検
©iStockphoto.com/gilaxia

車には法律で決められた点検があります。車を使う人は点検をしなければならないという義務を負っているのです。

自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。

出典:道路運送車両法第47条・使用者の点検及び整備の義務

さらに具体的にいつどんな点検が必要か、という所まで決まっています。

法定定期点検とは?

一般的に法定定期点検と呼ばれるのは、1年(12ヶ月)ごとに行うものと、2年(24ヶ月)ごとに行うものがあります。

ただし、これは一般的な自家用乗用車 の場合です。トラック、バス、タクシー、レンタカーなどには3ヶ月や6ヶ月などのさらに厳しい基準があります。
まずはその根拠を確認してみましょう。

自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。
(略)
三  前2号に掲げる自動車以外の自動車 一年

出典:道路運送車両法第48条・定期点検整備

これを見ると、一般の乗用車の場合は1年ごとで、2年との違いはないのでは?と思うかもしれません。

ただし、これにより定められている(国土交通省令・自動車点検基準第2条第4号・別表第6自家用乗用自動車等の定期点検基準)項目を見ていくと、1年ごとの項目と2年ごとの項目が違います。このため、1年の点検と2年の点検を別に分けて考えているのです。

自家用乗用車の場合、1年ごとの点検は次の26項目が定めてられています。2年ごとの点検項目は、1年ごとの点検項目を含む56項目となっています。

法定定期点検は記録も必要

書類

また、この法定定期点検は「点検整備記録簿」に記録して保存しておかなければなりません。自家用乗用車の場合は、この記録を2年間保存とされています。

自動車の使用者は、点検整備記録簿を当該自動車に備え置き、当該自動車について前条の規定により点検又は整備をしたときは、遅滞なく、次に掲げる事項を記載しなければならない。
(略)
3  点検整備記録簿の保存期間は、国土交通省令で定める。

出典:道路運送車両法第49条・点検整備記録簿

日常点検整備もある

点検

この1年と2年ごとの点検の他にも、もっと身近に日常的な点検も必要とされています。

具体的な項目は「自動車点検基準(国土交通省令)」により15項目が定められています。それは必要だと判断した時期、つまり状態などに応じて自分で決めなければなりません。

自動車の使用者は、自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に、国土交通省令で定める技術上の基準により、灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならない。

出典:道路運送車両法第47条の2・日常点検整備

法定定期点検にかかる費用は?

整備工場
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法定定期点検は自分でもできます。そのため、自分で行えば費用はかかりません。
ただし、分解整備が必要となったりかなり詳しい状況まで確認が必要なため、ある程度の知識も必要なことも事実です。いざという時に頼りになるのは専門家です。

ディーラーと付き合いがある場合には、「法定点検のお知らせ」のような案内が届きますので、利用するのも良いかもしれません。
特に部品の交換などが生じなければ、1万円程度が相場のようです。

2年ごとの点検は、車検の時期と重なるために、車検をディーラーや整備工場、専門業者に依頼している場合には同時に行われることがほとんどです。
ちにみにこの点検を、国が認めた整備工場で受けると、フロントガラスに「点検整備済」の丸いステッカーが貼られます。

法定定期点検は車検とは違う?

法定定期点検と車検は似たように感じるかもしれませんが、その目的が大きく異なります。
車検は厳密には点検ではなく検査です。

一方、法定定期点検は、車が故障なく走ることができるかという状態を確認するためのものです。
ですので、実際に安全に車を使用するという意味では、車検だけでは不十分です。法定定期点検や日常の点検が大切になってくるのです。

ユーザー車検など、車検を自分で行う場合には、法定定期点検も合わせて行うようにしましょう。

車検の目的

車検 ステッカー

車検の目的は自動車の保安基準で定められている安全対策、公害対策などがされているかなどにあり、公道を走って良い状態の車かどうかを国が確認して、許可をするものです。

そのため、実際には走行に耐えられない部品の劣化などがあっても、車検の基準になければ車検は通ってしまいます。

また、車検を受けていない車は当然公道を走ってはいけませんが、逆に考えると公道を走らなければ車検を受けなくても良い、とも言えます。

定期点検は必ずしましょう!

自動車修理
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車の法定定期点検と車検の違いなどについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

車の点検は義務化されています。一方、怠ったことによる罰則はありません。しかし、もし整備不良により万が一の事故などが起こってしまった時には、当然車を使用していた人にもその責任が問われることになるでしょう。

何より困るのはその車に乗っている人自身。まずは日常の点検から意識してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
MOBY編集部 第4グループ