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【車中泊で日本一周中】250泊して振り返る夏本番の車中泊にあったら便利なグッズ!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
【車中泊で日本一周中】車中泊はいったんお休み。ハノイで夏の車中泊について考えてみた
2022年6月に富山を出発して車中泊250泊。
2回目の夏をどうするか悩んでいましたが、車中泊旅は少しお休みして東南アジアぶらり旅をしています。
ただし暑い夏の車中泊の旅から逃げたつもりが、ここハノイは連日37℃超え。
やはり夏は夏ですね。
昨年、夏の車中泊対策装備&グッズは最小限しか用意しませんでしたが、購入した道具は想定以上に活躍してくれました。
今回はその経験から、夏にあったら便利な車中泊グッズを紹介します。
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊グッズ紹介の前に、夏の車中泊は北海道一択!
夏に車中泊を楽しむ大前提として、私がおすすめするのは北海道へ向かうことです。
もちろん北海道といえども夏なので日中は30℃を超える日もありますし、寝苦しい夜もあるかもしれません。
それでも北海道の夜の最高気温は概ね15〜20℃。
気持ちよく眠ることができます。
ただし油断していると車内で熱中症になることがあるので十分注意!「健康第一」で車中泊を楽しみましょう。
今年もどうやら猛暑になりそうです。
夏ならではの楽しみもたくさんあるので、少しでも快適に車中泊を楽しみたいですね。
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊おすすめグッズ①「マグネット式バグネット」
私が車中泊に選んだ車は中古で買ったトヨタのタウンエース(厳密には車種統合前のライトエース)。
写真のように後ろには大きなハッチがあって、両サイドにスライドドアがあります。
開口部が大きいのはいいのですが、夏は「虫」が車内に入ってきやすくなります。
その両方を解決してくれるのがマグネット式のバグネット。
簡単に言うと磁石で取り外しができる網戸です。
私は2つ持っていて、夏の暑い日の自炊時にリアと片方のサイドドアに取り付けて風が通るようにしています。
また、海や山でゆっくりしたいときには両サイドのスライドドアに取り付けて、木漏れ日の下で本を読みます。
バグネットがあることで、就寝時にも蚊や小さい夏の虫と戦わずに済んでいるので、6月中旬くらいから9月まではフル活用です。
ジャストサイズのものも売っていますが、1万円以上します。
私はAmazonでサイズが大きめのマグネットタイプを購入しました。
こちらは3,000円ほど。
1枚お試しに買ってみて、使い勝手が良さそうだったら2つ目3つ目を購入するのがおすすめです。
ちなみに私が購入したのはこちら。
▪️Y.WINNER 車用カーテン 強力マグネット防虫ネット(30個強力磁石++)
色:ブラック
金額:3,320円
※価格が変更されている場合があります。
リアハッチ用と商品紹介に記載されていますが、大は小を兼ねるということでスライドドアに使用しても特に問題はありませんでした。
ただしスライドドアに使う場合は自己責任です。
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊おすすめグッズ②「ボーンバー」
ボーンバーというものを知っていますか?
バックドアを少しだけ開けて隙間を作り換気ができる優れものです。
既製品は価格の幅が大きく、安いものだと3,000円、高いものは10,000円前後でした。
私は就寝時に先ほど紹介したマグネット式のバグネットをバックドア全面に取り付け虫の侵入を防ぎ、ボーンバーを使って10cmほどの隙間を作ります。
両サイドのスライドドアの窓には専用の網戸を装着しているので、バックドアの隙間を含めると3方向の風の通り道ができるということ。
2方向だと風向きの関係で換気されないときが多々ありますが、3方向だと大概風が通り抜けて暑さを和らげてくれます。
YouTubeで「ボーンバー 使い方」と検索すると、使い方から作り方までいろいろと参考になる動画があるので探してみてください。
私は手作りしたので1,000円ほどの部品代だけで済みました。
購入したのはターンバックルとグリップゴムドアレバーのみ。
写真のカラビナ(開閉できる部品の付いた金属のリング。↑写真の左側の金具)は登山時に使用していたものを利用しました。
ターンバックルは長さがいろいろあるので、自身の車に合いそうなものを購入してください。
きっとホームセンターで全てそろうと思います。
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊おすすめグッズ③「ウォッシングバッグ」
↑写真はワークマンで売っているウォッシングバッグ。
一言で表現するなら、手動アナログ洗濯袋といったところでしょうか。
袋の中に洗濯物と洗剤、水を適量入れて、ジャブジャブと上下に振って洗います。
袋の下に排水バルブがあるので数回すすぎをしたら洗濯完了。
場所によっては少量の衣服であれば洗っても問題がない施設もあります。
特に北海道は無料のキャンプ場が多いので、洗濯物の乾きやすい梅雨明けから初秋まで活躍するだろうと思って購入しました。
1回に洗える量はせいぜい1日分ほどですが、天気が良いときに自分で洗濯してしまえば、コインランドリー代を浮かせられます。
たかが洗濯1回1,000円程度……と思うかもしれませんが、月4~5回はコインランドリーへ行くことを考えると意外と大きい出費。
安い居酒屋さんであれば2回ほど呑めます。
裕福な車中泊旅ではないのでなるべく出費は抑えたいところ。
実は今回の東南アジア旅でもウォッシングバッグが大活躍しています。
アジアを長期に渡って旅していると、コインランドリーが限られた場所にしかないのでホテルの浴室で洗濯をすることになります。
車中泊旅での利用目的で購入しましたが、海外旅行でも使えるのは得した気分。
あるときシャワールームで吊るして排水していたところ、これは高さのあるところに吊るせば即席のシャワーにもなると気づきました。
水圧は強くありませんが、海や川遊びの後にちょうどよいと思います。
初秋の車中泊旅で使うのが楽しみです。
◾️ワークマン コンパクトウォッシュバッグ 7リットル ブラック
価格:1,900円(税込)
サイズ:52cm×32cm
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊おすすめグッズ④「虫除けグッズ」
殺虫能力があるスプレー
虫が出始める5~6月頃に使い始めます。
車内にワンプッシュすると壁や天井に薬剤が付着し、そこにとまった蚊を駆除してくれる商品。
一定の効果はあるように感じているので使っています。
運転席の辺りと荷室の後ろへプッシュとして就寝。
狭い車内で殺虫剤はあまり使いたくありませんが、蚊を発見してから殺虫剤を振り撒くよりはいいかなと思います。
◾️キンチョー 蚊がいなくなるスプレー 12時間用
容量:200回分
価格:1,180円(税込)
※販売サイトや販売時期によって価格が異なります。
・ハッカ油でつくる虫除けスプレー
虫、特に蚊が本格的に活動し始める梅雨明けくらいからハッカ油で手作りした虫除けスプレーを使います。
虫対策を色々ネットで調べると、蚊や虫の一部はミント(ハッカ)の香りが苦手で近寄ってこないとのこと。
特にマグネット式のバグネットを使う時期には、ハッカ油スプレーをネットに吹きかけ虫が車内に侵入してくるのを防ぎます。
200mlのスプレー容器に入れた水道水に、市販のハッカ油を3滴ほど垂らして出来上がり。
車内は狭いので、なるべく体にやさしい成分で虫の侵入を防ぎたいもの。
夏にミントの香りは気持ちを涼しくしてくれるのでおすすめです。
使用する前にはよく振り、肌に合わない場合は使用を中断してください。
◾️北見ハッカ通商 ハッカ油 ボトル
容量:20ml
価格:1,080円(税込)
※販売サイトや販売時期によって価格が異なる場合があります。また、容量違いの商品の場合あり。
・蚊取り線香
蚊取り線香は車内では使用しませんが、夏本番の屋外で大活躍!
主に料理をしているときや公園でゆっくりしているときに、蚊取り線香をスライドドア付近で焚いて蚊や虫が近寄るのを防ぎます。
昔ながらの蚊取り線香の匂いを嗅ぐと、なんとなく虫が寄り付かない気がするのは私だけでしょうか。
◾️アース製薬 アース渦巻香 30巻缶入り
容量:30巻
価格:505円(税込)
※販売サイトや販売時期によって容量・価格が異なる場合があります。
【車中泊で日本一周中】夏の車中泊おすすめグッズ まとめ
これらのほか、以前DRIMOの記事で紹介した首振り扇風機や、スライドドアの窓に装着しているタウンエース専用の網戸も、夏に欠かせない道具です。
私にとって1年の中で一番しんどいのが夏の車中泊。
冬は確かに結露の問題がありますが、たくさん着込んだり冬用の寝具を使ったりしてしっかり対策すれば西日本の冬なら十分快適。
真夏の車中泊に比べたらはるかに楽です。
今回紹介したグッズで、少しでも夏の車中泊が快適になりますように!
ライター:Kazzz
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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