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車中泊で気温に合わせて快適に過ごす!!昼と夜の「寒暖差」に負けないコツとは!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
季節によっては日中と早朝・深夜の気温差が大きくなり、気をつけて過ごしていても体調を崩してしまうことがあると思います。
車中泊の際も同様で、日中は晴れていて窓を開けて過ごせるくらい暖かくても、深夜や早朝になってから急激に気温が落ち、寒さを感じることがよくあります。
特に睡眠中に寒さで目が覚めてしまい眠れなくなってしまうと疲れが取れませんし、睡眠不足のまま運転するのもとても危険ですよね。
寒暖差により体調を崩してしまえば、せっかくの楽しい車中泊旅もツラいものになってしまいます。
そこで今回の記事では、時間や季節によって寒暖差(気温差)があるときでも、快適に車中泊をするためのアイデアや注意点などをご紹介したいと思います。
気になる方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
「寒暖差」がある時間・季節でも、車中泊を楽しむには
冬の終わりや春先などは、日中は晴れてポカポカと暖かいのに、朝晩は気温がグッと下がり、冷えて寒さを感じることがあると思います。
季節によっては日中と深夜・早朝の気温差がより大きくなりますし、標高が高い場所での車中泊も1日で気温は大きく変わります。
この気温差(寒暖差)を意識して事前にさまざまな準備をしておかなければ、体調を崩す原因となってしまうのです。
また「寒暖差疲労」や「寒暖差アレルギー」といった気象病の症状が出やすい方なら、特に朝晩の気温差がツラい、車内外の行き来がしんどい、ということもあるかもしれません。
では朝晩と日中の気温の違いに対応するためには、どのような対策や準備が必要となるのでしょうか。
以下で筆者が行っている工夫をいくつかご紹介していきます。
昼間暖かい時間は「ひなたに駐車する」のがおすすめ
昼間の時間帯に晴れて暖かく、気温も高いときには、できるだけ日向(ひなた)にクルマを停めておくことで車内の温度を高いまま保つことができます。
日中の時点で車内の温度が下がり、車体が冷たい状態になってしまうと、夜には暖房器具なしで車内で過ごすのはとても難しいです。
また暖房器具を使用する場合も、車内の温度が下がり切った状態から温めなければならないため、電力をかなり消費してしまいます。
FFヒーターがあれば問題ないのですが、もしFFヒーター無い場合には、日中はできるだけ車内の温度が下がりすぎないように陽があたる場所にクルマを停めておくのがおすすめです。
例えば買い出しに立ち寄ったスーパーなどでも、屋根のある立体駐車場に駐車するよりは、クルマに太陽の光が直接あたる平置きの駐車場に停めた方が車内の温度は下がりません。
キャンプ場や車中泊スポットでも、可能な限り屋根のある場所や木陰は避けましょう。
夜中寒くても朝日が当たれば車内の温度はグングン上がっていきます。
できるだけクルマに太陽の光があたる場所を選び、駐車するように心がけてみてくださいね。
朝晩はしっかり厚着&保温グッズの使用を
特に寒い季節などは「早朝は寒くなるもの」として、寝る際にヒートテックを着込んだり厚手の靴下を履いておくなど厚着(防寒)しておくのがおすすめです。
厚木をした上で暖房器具など保温グッズを使用することで、深夜〜早朝の冷えに対応することができます。
筆者は1年を通してクルマに「電気毛布」を積んでいます。
早朝気温が下がりそうだな、と思ったときは寝る際に電気毛布を低温で使用し、寒さを感じたらいつでも温度を上げられるようにしています。
電気毛布はあまり電力を使わないため、基本的にはこれ1つ+ポータブル電源の使用で、朝まで寒さや冷えを感じずにぐっすりと眠ることができますよ。
また「電気毛布」と一緒に「湯たんぽ」を使えば、朝がたポータブル電源の容量が尽きてしまったときにも安心です。
筆者は過去に車中泊をしたとき、朝がたポータブル電源の容量がなくなり、電気毛布が切れてしまって寒さで目が覚めた、ということが何度かあります。
しかし充電式の湯たんぽを使うようになってからはその心配もなく、朝まで冷えや寒さを感じずにぐっすりと眠れるようになりました。
湯たんぽは冷えた患部を直接温めることも可能です。
お腹を冷やしてしまったなど体調不良の際に使うこともできますので、車内に1つ用意しておくとよいでしょう。
寝る前に体をしっかり温める
寝る前の段階で体が冷えていると、深夜遅くに足先が冷えてツラくなったり、鼻水がでてくしゃみが止まらなくなってしまうことがあります。
深夜から早朝にかけて少しずつ気温が下がっていくため、寝る前の段階で寒い・冷えるという状態では朝まで車内で過ごすのは難しいです。
そのため寝る直前までは過ごし方やスケジュールを工夫・調整し、体が温まっている状態が保てるようにしてくださいね。
筆者がおすすめなのが日帰り温泉。
寝る前に温泉やお風呂にしっかりと浸かって体を芯まで温めておくことで、長い時間温かいまま体温を保つことができます。
お風呂に入ったあとは移動は控えめにし、温かいものを飲んで早めに布団に入るようにすれば、朝方まで暖かく眠ることができますよ。
服や下着、タオルは多めに持参しよう
手間をかけず気温差に対応するためには、カーディガンやストールなどパッと羽織れるものや、パーカーやニットなどの上着、ヒートテックなどの下着・靴下を余分に持参するのがおすすめです。
たくさん着込んでも暑ければ脱ぐことで体温調整が可能になりますが、服がなければ寒い場合に対処のしようがありません。
いくつか余分に服や下着、靴下を準備しておくことで、寒さや冷えにすぐに対応できるようになります。
服を着込むだけなら電力などもかかりません。
筆者も1番手軽な体温調節方法と認識しているため、クルマの中にストールやパーカーを常備しておくようにしています。
「天気予報」を確認し、体調管理は万全に
その日の天気によって気温はかなり左右されます。
車中泊を予定している場合には、数日前からこまめに宿泊先の天気予報をチェックしておきましょう。
天気予報と合わせて予想気温や湿度などもチェックしておくと、どのくらい寒くなるのか、日中との気温差はどのくらいなのか、乾燥しているのか等をある程度事前に把握しておくことが可能になります。
天気&予想気温に合わせて衣服や保温グッズを選び、天気予報が外れた場合にも多少は対応ができるようしっかりと準備しておくと良いでしょう。
車内の「結露対策」も忘れずに
冬など気温が低く寒い日に車中泊したとき、朝起きると窓にぴっしりと結露が発生していたことはないでしょうか。
車内と外気温との温度差が大きいと車内に結露が発生しますので、特に寒い季節の車中泊では結露対策も忘れずしておきたいところです。
窓の汚れに空気中の水分が付着し結露となるため、車中泊の際には窓をきれいに拭いておくのがおすすめ。
事前にきれいに掃除をしておいても確実に結露を防ぐことはできないので、朝起きたらすぐにタオルで拭き取るようにしてくださいね。
「寒暖差」に備えて車中泊旅を楽しもう!
今回は、時間や季節によって寒暖差(気温差)があるときでも快適に車中泊をするためのアイデアや注意点などをご紹介しました。
気温が高く暑い夏であっても、標高の高い場所や避暑地と呼ばれる地域での車中泊なら、肌寒くなったときの対策がある程度必要となります。
1年を通して車内に羽織れるストールやパーカーを準備しておいたり、電気毛布を常備しておくようにすれば、どの季節でも安心して車中泊旅を楽しむことができますよ!
特に寒暖差に弱い・寒がり・冷え性といった体質の方は、いつでも快適な車中泊旅を過ごせるように必要なアイテムを準備しておいてくださいね。
ライター:haru.
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
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