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魅力的!キャンピングカーより【キャンピングトレーラーが狙い目】な理由

いまこそ「キャンピングトレーラー」が狙い目!

それでも依然として売れ続けているキャンピングカーですが、今こそ注目していただきたいカテゴリーがあります。それが『キャンピングトレーラー』です。

ベース車両を改造してある一般的なキャンピングカーは自走式と呼ばれますが、こちらは別に牽引車がなければ出かけることができません。しかし、キャンピングトレーラーにはいくつものメリットがあります。

©Alex Stemmers/stock.adobe.com

キャンピングトレーラーは購入費・維持費が意外と安い

第一に価格と快適性のバランスがいいことです。キャンピングカーは自走するため、それに必要な運転席や駆動系などのスペースが必要です。

つまり、広い居住空間を確保するためには、どうしても大型化してしまいます。しかし、トレーラーは「大きさ=居住空間」ですので、空間レイアウトに自由度があり、室内高も自走式よりも余裕が出ます。

加えて、同じ様な居住空間を持つキャブコン(キャブコンバージョン)とトレーラーの価格を比較した場合、約1/3〜1/2で済むというのは大きな魅力なのではないでしょうか。

また、トレーラーは自走式よりも維持費が安いというのもメリットです。税金や保険料、車検にかかる費用などを1年で割ってみると、5万円ほど。自走式は大きさによって維持費が異なってきますが、おおよその見積もりでトレーラーの約5〜10倍にも。

年式が古くなっても価値がほとんど下がらないのもポイント

第二のメリットは、財産としての価値です。自走式は基本は車両であり、年を追うごとに動産価値が下がっていきます。キャンピングカーは一般的なクルマに比べると目減りが少ない傾向にありますが、安くなるのは仕方がありません。一方、キャンピングトレーラーは、年式が古くなっても、ほとんど価値が目減りしないのです。

キャンピングトレーラーにもニューモデルが出ますが、実は10年前のモデルと最新式のモデルの違いは電装系が中心で、基本的な内装や車内の構造は変わりません。そのため、10年前の中古車でも高値を維持するのです。

©Seventyfour/stock.adobe.com

納期も短いうえ、国内の現物を確認できる安心感も

第三のメリットは、自走式よりも納期が短いということです。トレーラーはほぼ輸入物で、製造された車両が日本に送られてきます。つまり、日本の店頭で購入する場合には、現物を確認できて、在庫さえあればそれを買うことができるわけです。

欧州や北米での製造が多いキャンピングトレーラーは、やはりコロナ禍の影響でここ数年は生産台数が減少していました。しかし今年に入って欧米での世情が安定してきたことから、2022年度以降の輸入台数は安定するというのが概ねの見方のようです。

第四のメリットは、愛車の買い替えが不要なことです。キャンピングカーは高額ですので、いま所有しているクルマを売却して買い替えるという人も少なくありません。

中には「すごく気に入っていたのですが、家族のために仕方がなく買い替えました」なんていうオーナーもいました。しかしトレーラーであれば、今乗っているクルマのままでOKです(牽引車の条件については後述)。

©anetlanda/stock.adobe.com

旅先でのメリットもあります。今夜の宿泊地を決めたら、牽引車をトレーラーから切り離して、どこにでも自由にドライブすることができます。

ちょっと買い物を…というような場合でも、自走式は結構大変。最近はRVパークが多くなっていますので、トレーラーを置いて日中は観光地を巡るという人が増えているようです。

執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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