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報われなかった「挑戦車」たち~「御三家の黄昏が始まった身の丈を超えるフルサイズセダン」・いすゞ ベレル【推し車】

まだ「名門」だったいすゞの、ある意味「頂点」だったベレル

タテ目4灯が特徴の後期型ベレル(撮影:兵藤 忠彦)

自動車に限らず、工業製品には成功作もあれば失敗作もあり。それが技術的にまだ未熟な草創期ともなれば、同じような意欲を持った挑戦的な製品でも、一方は歴史に残る名作、もう一方は駄作扱いもいいところで、メーカーのその後を暗示してしまうことすらあります。

今回紹介するのは、現在も国産車の主要メーカーに名を連ね、海外ではピックアップトラックやSUVメーカーとして今でも名が知られつつ、日本本国ではSUVを含む乗用車販売の一切から手を引いてしまった「いすゞ」が1961年に発売した「ベレル」です。

プリンス(プリンスセダンや初代グロリア)やトヨタ(初代クラウン)、日産(初代セドリック)にはやや遅れたものの、戦後の4輪乗用車参入組としては比較的堅調で、トヨタや日産と並ぶ「御三家」とまで言われていたいすゞにとっては最初のつまづき。

それどころか、同社の純国産フルサイズ高級セダンとなってしまった「ベレル」とは、どんな「挑戦車」だったのでしょうか。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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