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吠えるV8!トヨタ『GR GT3 Concept』の実車テストカーが富士で極秘走行?
目次
富士スピードウェイ レーシングコースを走るテストカーが撮影された
GR GT3 Conceptに関するトヨタの公式な情報は東京オートサロン2022で初公開して以降出ていない状況ですが、富士スピードウェイでの走行テストを行っている、GR GT3 Conceptの実車と思われるテストカーが目撃・撮影されました。
撮影された写真と映像では、テストカーがテクニカルセクションからホームストレートに入るまでが映し出されており、全体のシルエットやフロントグリル、リアのエアアウトレット、そして細く切れ長の点灯パターンをもつヘッドライトなど、GR GT3 Conceptと共通する特徴が見られます。
レクサスエンブレムをつけた『GR GT3 Concept』を目撃
エンジンはRC F GT3からキャリーオーバー?
『GR GT3 Concept』の実車と思われるテストカーのテスト走行の動画では、このテストカーから発せられていると思われる排気音も確認可能です。
映像で確認できる排気音は、不等間隔燃焼特有の鼓動感のある音色という特徴を持っていて、これは5.4リッターV型8気筒自然吸気エンジンを搭載するRC F GT3の排気音でも同様の特徴がありました。
また、前述のとおりRC F GT3ではモータースポーツ向け車両としての開発が前提でなかったため、モータースポーツ向け車両としての開発が前提になるGR GT3 Conceptの実車がその後継モデルとなる可能性が高いです。
RC F GT3ではそのボディサイズや車体重量がネックだったとされていたため、車体はGT3向けに最適化をするものの、テストカーの動画で確認できた排気音から、パワートレインはRC F GT3からキャリーオーバーしたエンジンを搭載していることが考えられます。
「モータースポーツで勝てる車」としてGT3向けに最適化しながらも、開発にかかるコストを極力抑えることで、車両価格の高騰が続く各メーカーのGT3向け車両の中でも、コストパフォーマンスの面での魅力も武器にするねらいがあるのかもしれません。
東京オートサロン2022で撮影されたGR GT3 Conceptの全画像を見る
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- MOBY編集部
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