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【トヨタ マークX GRMN 試乗レポート】意外な印象を受けた大人のスポーツセダン
目次
GRシリーズの頂点「GRMN」
2019年3月11日よりトヨタのスポーツブランドのGRのショップ、GR Garageで発売が開始された「マークX GRMN」は350台限定の希少なモデル。マークXの販売終了が正式にアナウンスされている中、高い注目集まったモデルです。
MOBY編集部は、この希少な限定モデルを、GR Garage 東京三鷹 で試乗。標準モデルのマークXとの違いの解説とともにインプレッションをお届けします。
マークX標準車とは異なるスポーティーなデザイン
前後左右、どこから見ても速そうな印象を与えるデザインが随所に施されています。
ボディサイズは、
全長:4,795mm
全高:1,420mm
全幅:1,795mm
ホイールベース:2,850mm
車両重量:1,560kg
となっています。
こちらは標準車。GRMNと比較すると、おとなしい大人のセダンの印象・
標準車と異なり、フロントとリアバンパーはダークメッキ加飾、リアスポイラー、ドアハンドルがブラック塗装になります。
318馬力のV6 3.5L 自然吸気エンジン+6速MTでFR
マークX GRMNは、V6 3.5Lの自然吸気エンジンで最高出力は318PS、最大トルクは380N・m。6速マニュアル・トランスミッションでFR。もう、このスペックだけでわくわくする方も多いことでしょう。
6速マニュアル・トランスミッションは、マークX GRMN専用。これに合わせてエンジンもチューニングして出力特性を変えています。また、足回りもGRMN専用チューニングが施されます。
ハイパワーエンジンでボディが負けないよう、剛性を高めるためのバーがトランク内に配置されています。トランクの奥にV字型で設置されています。
インテリアもスポーティー
ご覧のとおり、マークX GRMNのインテリアはスポーティー。黒を基調としカーボンをアクセントに。シートは滑りにくいスウェード表皮となっています。
GRのエンブレム
黒と赤の2色に白文字のGR。そのロゴにはトヨタ・ガズー・レーシングのさまざまな思いが詰まっているように感じませんか?随所に飾られたGRのロゴは、運転する愉しみをさらに高めてくれる演出効果が。
マークX GRMNに試乗した感想
マークX GRMNに乗る前に、ヴィッツ GRMNに試乗していました。ヴィッツ GRMNはとにかくパワフルで、締め上げられた硬い乗り心地、エンジン音、排気音も大きかったため、マークX GRMNもお同じような印象を受けるのではないかと思っていましたが、見事に外れました。マークX GRNMの乗り心地は、スポーツカー的ではなく高級セダンのよう。硬めではありますがゴツゴツ感はなく、なめらかですが地を這うような安定感のあるもので、エンジン音、排気音も抑えられていました。マニュアル・トランスミッションでなければ、高級スポーティーセダン。(スポーツカーなセダンではなく)これは想像していなかった意外な印象でした。
しかし、アクセルを強めに踏み込めば、騒ぎ立てるようなエンジン音の高まりはないものの、しっかりと回転数がわかる音を聞きながら、強烈に加速していきます。この感覚は、完全にスポーツカーでした。同じGRMNでもヴィッツとは対照的だったマークX。まさに大人のスポーツセダンだと感じました。
ちなみに、お値段も大人です。メーカー希望小売価格は513万円(税込)。標準車の最安価グレードの250G“F packageの265万円から。マークX GRMNは残念ながらすでに完売。個人的には、まだまだ売り続けてほしいものです。
このマークX GRMNに試乗させていただいたのは、トヨタモビリティ東京のGRブランドのショップ、GRGarage 東京三鷹。
さらに、GR Garageの室長さんと次長さんにも特別にインタビューの機会も設けていただきました。貴重すぎるお話をいただきました。
ぜひ、こちらもあわせてお読みください。
取材・撮影:MOBY編集部 宇野 智
トヨタモビリティ東京のイベント告知
- 最新「マークX」中古車情報
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本日の在庫数 1156台 平均価格 137万円 支払総額 19~798万円
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...