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トヨタ新型「bZ3」外観&スペックが中国で公開!日本でも似た仕様で登場か
トヨタ&BYD共同開発BEVの詳細が開示
中華人民共和国工業情報化部のWEBサイトに一汽トヨタの新型BEVの情報が掲載されました。その外観から、これはトヨタのEVシリーズ「bZ(ビーズィー)」のセダンモデルにあたる「bZ3」と思われます。
トヨタは、2025年までにグローバル市場で新シリーズの『bZシリーズ』を含む10車種以上のBEV導入計画を発表しており、国内ではスバルと共同開発したbZ4Xをすでに販売しています。
他のメーカーとの協業も推進しており、トヨタとBYDは2020年4月に合弁会社「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社(BTET)」を設立。2022年3月には、「bZ SDN」の市販モデルとなる「bZ3」のテストカーが中国・深セン市で目撃されています。
そして今回、中華人民共和国工業情報化部のWEBサイトでは、2パターンのbZ3の外観と一部のスペックが公開されました。
新たにモーター性能が明らかに
中華人民共和国工業情報化部のWEBサイトで公開された資料に「bZ3」車名の記載はなかったものの、添付された画像ではリアのバッジで車名が確認でき、明らかにbZ3であることがわかります。
ボディサイズは全長4,725×全幅1,835×全高1,475mmで、ホイールベースが2,880。前後トレッドはともに1,580です。乗車定員は5人で最高速度が160km/hとなり、装着タイヤサイズは215/65R16、225/50R18と資料に記載されています。
ここまでは以前にリークされたbZ3の情報と完全に一致。今回公開された資料には、モーターに関する情報も記載されていました。
モーター性能が異なる2種類のグレードを用意?
1台目の車両のモーター出力は135kwで、車両重量は1,710kg、車両総重量2,145kgとなっています。もう1台のモーター出力は180kwとなっており、車両重量1,835〜1,840kg 、車両総重量2,260kgに増えています。
このことから、bZ3はモーターおよびバッテリー容量が異なる2パターンが発売されると分かります。
ちなみに、モーターおよびバッテリーの製造元は、どちらの車両もBYDのEVの関連の子会社であるFudi Power製です。
- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...