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4人乗りオープンカー ロールス・ロイス ドーンとは?値段やブラックバッジについても
目次
ロールス・ロイス ドーンとは?
ロールス・ロイス ドーンは、ロールス・ロイスのラインナップで唯一のコンバーチブル(オープンカー)です。
イギリス王室御用達の車でもある歴史と伝統あるロールス・ロイスは、贅沢な車内空間にこだわったプレミアムなカーラインナップを揃えています。
ロールス・ロイス ドーンはその伝統を踏襲しつつ、スタイリッシュでプレミアムな4人乗りオープンカーとしてインパクトあるデビューを果たしました。
ステータスを感じると共に、遊び心も忘れない大人のコンバーチブルカーです。
ドーン(Dawn)とは「夜明け」
ドーンとは「Dawn(夜明け)」を意味し、名付けられた思いに目覚めや、自分の感覚を広げることなどが挙げられています。
また、夜明けの穏やかな暗闇から明るくなる感覚は、情熱を目覚めさせることにもつながります。
ロールス・ロイスの他ラインナップも「ファントム」「ゴースト」「レイス」など、早朝の暗闇から夜明けを迎える希望を感じさせるイメージがあります。
ロールス・ロイス ドーンも穏やかな高級車でありながら、夜明けから情熱を目覚めさせる、熱くアクティブさを感じるコンセプトです。
かつての「シルバードーン ドロップヘッド」から発想
ロールス・ロイスシルバードーン ドロップヘッド
現在発売されているロールス・ロイス ドーンは、かつての名車・シルバードーンのオープンカーモデル「シルバードーン ドロップヘッド」から発想されました。
シルバードーンは1949年のカナダ・トロントの世界博覧会でデビュー。
第二次世界大戦後のイギリス経済は疲弊しており、シルバードーンはその復興ための対米輸出品として作られたようなものでした。
当時の排気量は4.2L、FR、4速MTといったスペックでした。
そのシルバードーンのラインナップの1つである「シルバードーン ドロップヘッド」は、1950年から1954年の間にわずか28台のみ生産されたという伝説のモデルです。
【ラインナップ紹介①】ロールス・ロイス ドーン
ロールス・ロイス ドーンのルーフは「サイレントバレエ」
ロールス・ロイス ドーンのルーフコンセプトはズバリ「サイレントバレエ」。
ドーンのルーフは見た目も機能も美しく気品がある仕上がりで、静かに上品に開閉します。
特に「音」にこだわっており、ボタン一つでルーフは静かに格納が可能。
開閉によってムードが壊れるということがありません。
走行中も操作可能で、約22秒で閉じるため急な雨でも安心です。
また、ルーフの形にもこだわりがあります。
見た目の美しさはもちろん、なめらかな曲線を描く表面は走行中のノイズ発生を抑える役割もあります。
ロールス・ロイス ドーンは4人乗っても快適な走行
多くの4人乗りのコンバーチブルは、後部座席の快適性はあまり高くなく、荷物を置くためのおまけのようにつけられていることが多くありました。
しかしロールス・ロイスは、どの席に座っても快適に過ごせるように妥協せず新たにドーン用の設計を行うことにしたのです。
多くのテストを重ね、コンバーチブルによくある小刻みな振動を最小限に抑えるように設計されたサスペンションシステムを実現しました。
これにより後部座席でも快適なドライブが楽しめます。
もちろん運転のしやすさも一級品ですので、ドライバーも気持ちよくドライブできます。
上品な内装とテクノロジーはさすがロールス・ロイス
高い木工技術やなめらかな革の内装は、さすがロールス・ロイスと言える仕上がりです。
アナログなメーターや時計は、厳かな雰囲気を演出しています。
クラシカルな雰囲気でありながらも、ナビゲーションシステムへの簡単なアクセスや、GPSを利用したサテライトアシストトランスミッションによる変速など、テクノロジーを駆使した運転も可能です。
ロールス・ロイス ドーンのスペック
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
5,295 | 1,945 | 1,505 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
3,110 | 2,560 | 4 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
エンジン種類 | 60°V型12気筒 ツイン・ターボ / 48バルブ |
---|---|
排気量 | 6.6L |
最高出力 | 420[570]/5,250-6,000 |
最大トルク | 820/1,600-4,750 |
トランスミッション | 電子制御8速AT |
駆動方式 | 後輪駆動 |
使用燃料 | ハイオク |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
【ラインナップ紹介②】ロールス・ロイス ドーン ブラックバッジ
ロールス・ロイスのファンの中でも若い層に向けたブランドが「ブラックバッジ」です。
通常のドーンと比べてドーン ブラックバッジの深い黒は、豪華さと謎めいた印象を残します。
コンバーチブルであることも相まって、これまでにはないロールス・ロイスの魅惑的な世界観を演出しています。
ロールス・ロイス ドーン ブラックバッジはこだわりの黒
ペイントとラッカーで丁寧に仕上げられたボディカラーは、深く濃い黒。
ルーフも黒で統一されており、スピリット・オブ・エクスタシーのエンブレムも黒く彩られています。
「ブラックバッジ」の名に相応しい、黒の中の黒を体現したモデルです。
ブラックの内装にオレンジのアクセント
夜明けを意味する「ドーン」ですが、ブラックバッジは漆黒の闇に溶け込むボディが特徴です。
しかし内装のアクセントである「マンダリン・ハイライト」が、沈みきっていない太陽のように光って印象に残ります。
闇の中に光を残したニクい演出が美しいですね。
ロールス・ロイス ドーン ブラックバッジはパワーもアップ
最高出力、最大トルクも通常モデルよりアップしたブラックバッジ。
0-100 km/h加速も通常モデルより0.1秒速くなっています。
パワフルなエンジンの鼓動を快適なシートで楽しむことができる贅沢なモデルに仕上がっています。
見ているだけでもドラマチックな展開を感じさせるロールス・ロイス ドーン ブラックバッジは、ワンランク上のコンバーチブルとして存在感を放っています。
ロールス・ロイス ドーン ブラックバッジのスペック
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
5,285 | 1,947 | 1,502 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
3,112 | 2,560 | 4 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
エンジン種類 | 60°V型12気筒 ツイン・ターボ / 48バルブ |
---|---|
排気量 | 6.6 L |
最高出力 | 442[593]/5,250 |
最大トルク | 840/1,500 |
トランスミッション | 電子制御8速AT |
駆動方式 | 後輪駆動 |
使用燃料 | ハイオク |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
世界的起業家マイケル・フックス氏のロールス・ロイス ドーン
ロールス・ロイスドーン オリジナルカラーの「フックス・フクシア」
フクシアの花
こちらの華やかなロールス・ロイス ドーンは、世界的起業家、カーコレクターでもあるマイケル・フックス氏の企画によるものです。
ロールス・ロイスは通常オーダーできるカラーラインナップの他に「ピスポーク・プログラム」という、オーナーの細かなリクエストに答えるサービスを行なっています。
もちろん、ピスポーク・プログラムは言わば世界最高峰の特注サービスのため、利用できるのは限られた人だけ。
マイケル・フックス氏がオーダーしたのは、オリジナルカラーの「フックス・フクシア」で、明るいパープルが印象的です。
この色はマイケル・フックス氏がアメリカのカルフォルニアにあるペブルビーチに咲いていたフクシアの花から発想したようです。
ホワイトの内装との組み合わせはエレガントですね。
マイケル・フックス氏はこれまでに10台もの特別なロールス・ロイス車を作っていて、それぞれのオリジナルカラーをロールス・ロイスに登録しています。
他にもマクラーレンにも同じ色の車を依頼するなど、意欲的なマイケル・フックス氏。
今後どのような車を企画するのかも楽しみですね。
ロールス・ロイス ドーンの新車価格は?
ロールス・ロイス ドーン、ドーン ブラックバッジの新車価格は以下のとおりです。
ドーン | ドーン ブラックバッジ | |
---|---|---|
新車車両価格 | 3,740万 | 4,370万 |
[単位]円 |
やはり高級車ロールス・ロイスは一般人には高嶺の花といえるでしょう。
他のロールス・ロイスのラインナップ、ゴーストやレイスに比べて、300~500万円高めに設定されています。
しかしコンバーチブルを所有する満足感は、他のモデルでは味わえません。
ロールス・ロイス ドーンの中古車価格は?
ロールス・ロイス ドーンは、現在中古車市場で出回っているものは年式も新しく、走行距離も短いものが多いです。
そのため金額は「応相談」ということが多くあります。
また、前のオーナーによってはさまざまなオプションを装着しているため、値段が高くなってしまうことがあります。
中古車でも3000万円~ということは往々にしてあるでしょう。
お手頃価格で手に入ることは難しいですが、憧れの車として、まずは目標にするのもいいかもしれませんね。
ロールス・ロイス ドーンは快適なコンバーチブルカー
ロールス・ロイス ドーンは4人乗りのコンバーチブルでありながらも、どの座席でも快適に過ごせるように設計されています。
妥協のない車作りはドライバーだけでなく、助手席、後部座席に乗る人にも感動を与えてくれるでしょう。
通常のドーンだけでなく、ブラックバッジもとても魅力的ですね。
伝統あるプレミアムカーであるロールス・ロイスのコンバーチブルモデルとして、今後の人気にも期待しましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...