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もう登場しないかも?リトラクタブルヘッドライトの国産車【推し車】
現在は衝突安全性能や重量バランス、作動時の空力特性といった問題でほとんど採用されなくなったリトラクタブルヘッドライト。しかしかつては「スーパーカーのようでカッコイイ」とばかりに、スポーツカーはもちろんコンパクトカーまで採用していた時期がありました。
数え上げれば結構あったリトラクタブルヘッドライトの国産車から、代を重ねても一貫して採用していた車種、一代限りながらずっと採用していた車種を3台、紹介します。
マツダ RX-7(初代SA22C)
1970年代のオイルショックで存亡の危機にあったマツダが、ロータリーエンジンの魅力を存分に発揮できるピュアスポーツで復活のイメージリーダーとしたのが、初代RX-7(SA22C)。
フロントミッドシップに低く搭載したコンパクトなロータリーエンジン、ボンネットもルーフも低く、テールゲートを持つ2ドアファストバッククーペ(2代目のみコンバーチブルもあり)のFRスポーツというというコンセプトは最後の3代目まで一貫して受け継がれました。
リトラクタブルライトも3代続けて採用されており、RX-7とは切っても来れない関係だったのです。
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本日の在庫数 30台 平均価格 615万円 支払総額 378~1,530万円
三菱 スタリオン
スポーツモデルは実用車の派生車種が多かった三菱が作り、時流に沿ってリトラクタブルヘッドライトを採用した最初で最後のFR本格スポーツクーペが、1982年デビューのスタリオン。
映画「キャノンボール2」でジャッキー・チェンの愛車として活躍、グループAレースでも国産強豪マシンの1台で、後々まで憧れの車としていたファンも多かったのです。
初期は2リッターエンジンから始まり、ターボ追加を経て最終的にはワイドフェンダーの2.6リッターターボ車まで発展。
固定式ヘッドライトで4WDターボのWRCグループB仕様も知る人ぞ知る名車でしたが、映画にもなった漫画「SS」で存在を掘り起こされ、再び人気となりました。
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本日の在庫数 5台 平均価格 323万円 支払総額 170~400万円
トヨタ MR2(初代)
RX-7同様、2代続けてリトラクタブルヘッドライトを採用し続けたのが、トヨタのミッドシップスポーツ、MR2。
初代はAE86(あるいはAE82カローラFX GT)のミッドシップ版と言える1.6リッターDOHCエンジン4A-G(AW11)または1.5リッター3A-Uを積む廉価版(AW10)の2本立てでしたが、AW11の後期型ではパワフルなスーパーチャージャー版も設定。
2代目はFF&4WD化したセリカのミッドシップスポーツ版でしたが、初期は2リッターDOHCターボのパワーに足回りがついていけないジャジャ馬で、熟成が進むまではなかなかスリリングな車でした。
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本日の在庫数 93台 平均価格 264万円 支払総額 80~656万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...