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維持費が高い車&ブランド世界ランキングBEST10!メンテナンスにお金がかかるのは?
世界で最もメンテナンス費用が高い車は?
車を選ぶうえでもっとも気になるのは維持費。税金や保険料、ガソリン代は予測ができるものの、メンテナンス費用や修理費用は車種によって大きく異なるため、正確に知ることはできません。
「CarEDGE.com」は日本車・外車を問わず、把握が難しい車種ごとの維持コスト情報を提供するサイトです。このサイトでは、5年や10年間の所有でかかるメンテナンス費用を算出し、車種・ブランド別の平均メンテナンス費用順にランキング化しています。
ランキングの基準となる維持費に税金や保険料、ガソリン代は含まれておらず、記載されるのはタイヤやベルト、オイル交換などの純粋なメンテンナンス費用です。それらの平均金額が掲載されているため、このランキングを見れば購入後にどれくらいの費用ががかかるかを具体的に知ることができます。
本記事は「CarEDGE.com」の情報を元にした、10年間で維持費がもっとも高い車種およびブランド別ベスト10を紹介します。
維持費が高い車ランキングTOP10
維持費が高い車の上位はすべて輸入車。なかでも世界中で人気のドイツ車と、大排気量のアメ車が目立ちます。ちなみに、ランキングに記載された維持費がもっともかからない車はトヨタ プリウスで、費用は10年間で$4,008(44万円)です。それでは、維持費が高い車を10位から紹介していきます。
第10位:ポルシェ 911
リアエンジン・リアドライブを採用する生粋のスポーツカーであるポルシェ 911が10位です。10年間のメンテナンス費用は$18,231(201万円)。高価な純正指定タイヤや、同排気量のエンジンに比べて必要オイル量が多いことも維持費をを圧迫します。
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本日の在庫数 957台 平均価格 1,960万円 支払総額 277~8,035万円
第9位:BMW X5
9位はBMWのミドルクラスSUVであるX5。修理費用は$18,389(202万円)です。2tオーバーの車重によるタイヤ摩耗の早さがネックとなりそうです。大径幅広のランフラットタイヤであることも維持費を大きく引き上げます。
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本日の在庫数 221台 平均価格 523万円 支払総額 65~1,388万円
第8位:BMW X7
BMWのフラッグシップSUVであるX7が$18,550(204万円)で7位です。大出力のエンジンを搭載し、全長5mオーバーのBMW最大かつ最重量級のX7は、問答無用でメンテナンス費用が高くなります。
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本日の在庫数 132台 平均価格 997万円 支払総額 608~1,494万円
第7位:メルセデス・ベンツ スプリンター
$18,634ドル(205万円)で7位のメルセデス・ベンツ スプリンターは、日本未導入のフルサイズ商用バンです。中間サイズのモデルでもバスやトラック並の全長5.9m×全高2.6m。大きな車体に加え、商用利用で走行過多になりがちであるため、メンテナンス費用も多額にかかります。
第6位:BMW X6M
6位は、クーペスタイルSUVのBMW X6 M。大きな車体と車重に加え、ハイパフォーマンスモデルであるMの称号が与えられた6X Mの経済的負担はより大きなものとなります。平均メンテナンス費用は$18,900(208万円)です。
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本日の在庫数 22台 平均価格 790万円 支払総額 245~1,587万円
第5位:ラム プロマスターシティ
全長約5m×全幅約2mのフルサイズバンであるラム プロマスターシティは、フィアット ドブロのOEM車。維持費は$19,870ドル(219万円)です。日本とは比べ物にならない距離を移動する海外の商用バンは、当然メンテナンス費用も過大にかかります。
第4位:ラム プロマスターカーゴバン
4位のラム プロマスターカーゴバンは、プロマスターシティ(フィアット ドブロ)よりも大きなフィアット デュカートのOEM車です。最大モデルのサイズは全長約6m×全高約2.7mにも達し、大型商用車であるためメンテナンス費用も$20,061(221万円)と相応額がかかります。
第3位:ポルシェ マカン
第3位はポルシェ マカンで$20,137ドル(222万円)です。ポルシェのSUVラインナップでは小型とはいえ、車重は1.8〜2t以上、0~100km/h加速タイム4.5〜6.7秒を叩き出すハイパフォーマンスモデルのメンテナンス費用が安いはずはありません。
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本日の在庫数 342台 平均価格 668万円 支払総額 198~1,540万円
第2位:ポルシェ カイエン
ポルシェのフラッグシップSUVであるカイエンが$20,552ドル(226万円)で第2位です。360PSを発揮するV6エンジンモデルから、550PSのV8ターボモデルが存在し、いずれも車重は2tオーバー。タイヤやブレーキをはじめ、車体のあらゆる部分の負担が財布にのしかかります。
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本日の在庫数 306台 平均価格 509万円 支払総額 69~1,890万円
第1位:ラム5500〜2500
ボディサイズ・エンジン排気量・車両総重量のいずれも日本の小型トラック並のピックアップトラックであるラムシリーズが第1位です。アメリカの広大な土地で、農作業用途から遠く離れた街までの買い物など過酷な環境で使われるため、修理・メンテナンス費用は排気量に応じて年間平均276万〜287万円ともっとも高価です。
維持費が高い自動車ブランドランキングTOP10
強い特色があるブランドほど維持費が高価になる傾向にあるようです。また、ブランド内に高価で人気のモデルが多いほど、部品単価が上がるためブランドの平均維持費は高くなります。維持費が高いブランドTOP10を紹介していきます。
第10位:リンカーン
10位はアメリカのリンカーン。コンチネンタルやナビゲーターなど高級かつ超重量級の車を抱えるリンカーンは、当然ながら費用が高くなりがちです。その一方、日本車の平均維持費の倍程度である$12,099(133万円)は意外なほどリーズナブルともいえます。
第9位:アウディ
9位はドイツのアウディで、10年間の平均維持費は$13,222(145万円)です。ハイパフォーマンスモデルやスーパースポーツカーの存在に加え、ボディにアルミ材を多用していることが維持費を引き上げているものと思われます。
第8位:キャデラック
アメリカでは「キャディ」の愛称で親しまれているキャデラックが$13,406ドル(147万円)で8位です。近年は小排気量化しているものの、ラインナップは大排気量車が中心。大きく重い車はそれだけタイヤやオイルを消耗します。
第7位:ボルボ
7位はスウェーデンのボルボ。電動化を強く推し進めているものの、凝った機構の駆動装置や安全装備などにより、必然的に部品代も高くなります。とはいえ、$13,513(149万円)の修理費用は輸入車としてはおおよそ平均的といえるでしょう。
第6位:メルセデス・ベンツ
もっとも認知度が高い高級車ブランドとも言えるメルセデス・ベンツが6位です。平均維持費は7位と大きく差を付ける$15,986(176万円)。この価格が高級輸入車の平均メンテナンス費用と考えて差し支えありません。
第5位:ラム
もっともメンテナンス費用がかかるピックアップトラックを抱えるラムは、意外にも第5位。平均維持費費は$16,802(185万円)です。ラムでは、修理費用を大きく引き上げる超高額車やスーパースポーツモデルなどをラインナップしないため、この順位に落ち着いているものと思われます。
第4位:ジャガー
4位はイギリス発祥の高級車ブランドであるジャガー。すべてのモデルが豪華な内装や高性能エンジンを搭載していることに加え、アルミを多用したボディも車両価格や部品価格を引き上げています。ジャガーの平均維持費は$17,636(194万円)です。
第3位:ランドローバー
イギリス発祥の老舗SUVブランド・ランドローバーが$18,569ドル(204万円)で第3位です。主なラインナップが大型SUVであるランドローバーの車は、車重もあるため各部に負担がかかりがち。このほか、オフロード走行時の破損による修理費用も加算されます。
第2位:BMW
2位はコンパクトモデルから高級セダン、SUVやスポーツカーまでをラインナップしているBMWで、冷え金維持費は$19,312ドル(212万円)です。ハイパフォーマンスモデルのMシリーズと、SUVモデルが維持費を大きく引き上げているものと思われます。
第1位:ポルシェ
第1位はドイツのスポーツカーブランド・ポルシェ。平均維持費は、2位を大きく引き離す$22,075(243万円)です。ポルシェは故障率の低さで有名ではあるものの、ほぼすべての車種がハイパワーモデルであるため、タイヤやブレーキ、足回りの維持に過大なメンテナンス費用がかかります。
メンテナンス費用が高い車の傾向は?
「CarEDGE.com」は海外で集めたデータを元にしているため、直接日本国内での維持費としては反映されません。しかし、その傾向は日本国内での使用にも共通しています。
維持費が高い車の特徴は、国別ではドイツ車とアメ車。そのなかでも大排気量・高出力エンジンを搭載した大型車がもっとも高額になる傾向にあります。
車体が大きな車や、高出力エンジンを搭載した車は、それに見合うだけのタイヤやブレーキなどを装備する必要があるため、部品価格や交換頻度が高くなりがちです。そのため大型SUVやスポーツモデルほど、より多額のメンテナンス費用がかかることになります。
上記ランキングの維持費に税金や保険代、ガソリン代を加えれば、気になる車の維持費総額が算出できます。ぜひ、このランキングを車選びの参考にしてください。
- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...