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同じクルマでも海外と日本でウケる車名を使い分けるって本当?日産車編【推し車】

最近はコストダウンかイメージ統一か、日本国内と海外で同じ車でも車名を変えているケースはだいぶ減りましたが、過去には海外と日本でウケる車名を使い分ける例が結構あり、また商標などの問題で変えるパターンもありました。

また、海外でしか展開していないブランド向けの車種を日本で売る場合も車名が変わる事は多く、日産などは今でもそのパターンが活きています。

スカイライン

海外名:インフィニティQ50(4ドアセダン)/Q60(2ドアクーペ)・ダットサンKシリーズなど

北米版インフィニティQ50には、レッドスポーツ400AWDという高性能4WDターボ版もあってうらやましい

スカイラインは日本でも2代目途中からずっと「日産のスカイライン」ですが、それ以前は「プリンスのスカイライン」で、海外では国や時期によってダットサンKシリーズを名乗っていました。

さらに11代目V35からは、海外でのみ展開している高級車ブランド「インフィニティ」のスポーツセダンとしての役割が主になり、現在のV37スカイラインセダンはインフィニティQ50、クーペ(インパルが並行輸入していた以外は日本未発売)はQ60です。

それでもQ50/Q60が存続しているのでスカイラインはまだしばらく売れますが、ベースのQ70が廃止されたフーガはこのままだと存続できず、シーマなど一足先に廃止が決まってしまいました。

最新「スカイライン」中古車情報
本日の在庫数 1472台
平均価格 425万円
支払総額 30~8,252万円

エクストレイル

海外名:ローグ/エクストレイル(新型へモデルチェンジ済)

既に北米ではローグ、中国ではエクストレイルとしてモデルチェンジ済で、日本でももうすぐのはず

エクストレイルは日本での現行型(T32)が海外で「ローグ」を名乗り、2020年には新型(T33)へモデルチェンジ済みで、いずれ日本でも切り替わります。

ただしずっとエクストレイル=ローグではなく、初代(T30)は各国でもエクストレイル、2代目(T31)は一部の国で継続したものの、北米などではデュアリス(J10・海外名キャシュカイ)をベースに初代「ローグ」を発売。

現行の3代目エクストレイルになる際、人気だったオフローダースタイルを継続せず、販売台数の多い海外の2代目「ローグ」に合わせており、それ以降は「ローグをエクストレイルとして日本でも販売」という形になって、2代目以前とは別な車になっています。

最新「エクストレイル」中古車情報
本日の在庫数 3903台
平均価格 182万円
支払総額 30~575万円

フェアレディZ

海外名:Z(ズィー)、または「Z-Car(ズィーカー)」

日本でも間もなく発売となる、ビッグマイナーチェンジ後のRZ34フェアレディZ

日本では正式名「フェアレディZ(ゼット)」、あるいは「Z(ゼット)」「フェアレディ」という通称で定着していますが、それはかつて販売されていたオープンスポーツ、「フェアレディ」の後継として販売されたからです。

海外でフェアレディはずっと「ダットサンスポーツ」でしたから、フェアレディという名前はピンと来ませんし、ダットサンZ(ズィー)または、Z(ズィー)カーと呼ばれていますから、アメリカで「ニッサンのゼット」と言っても通じないかもしれません。

日本では当たり前に言う「ゼット」は実は和製英語での発音で、正確にはアメリカならズィー(Zi)、イギリスならゼッド(Zed)と発音するようです。

最新「フェアレディZ」中古車情報
本日の在庫数 1050台
平均価格 330万円
支払総額 44~3,660万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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