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世界初市販型GPS方式カーナビは日本製!草創期のナビを搭載した懐かしい車たち【推し車】

7(ナ)月1(ビ)日は「ナビの日!」というわけで、詳細な電子地図データを使った各種コンテンツを提供する株式会社ゼンリンデータコムが制定した、カーナビゲーションシステムをはじめとする各種ナビシステムの日です。

ドアポケットや、シートとサイドブレーキの間の隙間へ道路地図を挟み、赤信号でチラ見しては、青信号に気づかず後続車にクラクションを鳴らされた、なんて思い出も今や昔ばなし。

今回はナビの日にちなみ、初期のカーナビへつながるアレコレを紹介します。

ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ(1981年・2代目ホンダ アコード)

差し込み式地図シートと慣性航法装置による世界初の民生用カーナビ

ホンダ 2代目アコード(右下)と初代ビガー用として発売された、ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ(左上)

「クルマの動きに連動して地図を動かし、自車の位置を把握する装置」の歴史は意外に古く、タイヤの角度や回転に応じて紙地図を巻き上げる原始的なカーナビじみたものは20世紀初頭には既にありました。

しかし、タイヤが空転するだけで狂う機械式測位では頻繁な補正が必要なため、G(加速度)やその方向を検出するジャイロスコープを併用、精度を高めた「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」を、1981年12月にアコード(2代目)と姉妹車ビガー(初代)用に発売します。

自車位置が表示されたモニターへ地図シートを差し込み、移動すれば手動で差し替える方式は今から見ればアナログなものの、これにGPS(衛星測位システム)と電子地図データ、ルート案内を加えたのが、現在のカーナビと思って差し支えありません。

トヨタ エレクトロマルチビジョン(1987年・8代目トヨタ クラウン)

CD-ROMで読み込んだ電子地図をディスプレイ表示!

トヨタ クラウン(8代目)に設定された、電子地図データCD-ROMから地図を表示する、トヨタのエレクトロマルチビジョン

現在のカーナビに似たような見た目、すなわちシートやロール状の差し替え式地図ではなく、ディスプレイ上に「表示された地図」を実現したのが、1987年にモデルチェンジしたクラウン(8代目)にオプション設定された「エレクトロマルチビジョン」。

既に前年モデルチェンジしたソアラ(2代目)には、カセットROMから読み込んだ主要高速道の情報を表示する同名の装備はありましたが、クラウンで採用した新型はCD-ROMから読み込む電子地図データでした。

測位機能にまだGPSは使われていませんが、地図が表示された画面上に自車位置が表示されるのは画期的で、さらに進行方向が上になる日産の「マルチAVシステム」(1989年)によって、現在のカーナビと同じ画面表示が完成します。

CCS(1990年・ユーノス コスモ)

世界初!市販車に搭載された民生用GPSカーナビ

世界初の民生用GPSカーナビCCS(カーコミュニケーションシステム)を搭載した、マツダのユーノス コスモ

自車の各種センサーによる測位、電子地図と自車位置を表示するディスプレイ機能が確立されると、1990年4月には三菱電機と共同開発した世界初の民生用GPSカーナビ「CCS(カーコミュニケーションシステム)」が、マツダのユーノス コスモに搭載されました。

エアコンも操作可能なタッチパネルディスプレイという、現在の多機能カーナビの元祖的なもので、翌1991年には初の社外品(後付け)GPSカーナビをパイオニアが発売。

当時は湾岸戦争の影響で軍用が優先され、意図的に精度が落とされた民生用GPSオンリーでジャイロセンサーを持たないポータブルナビなど「海や川の上を走るのが当たり前」という代物でした。

それでも「もう地図帳を開く必要がない!」という利便性は図り知れず、日本では純正でも社外品でも、カーナビが飛ぶように売れ、急速に普及したのです。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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