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【三菱トッポは背高ノッポ】実燃費や試乗の評判などを解説
三菱 トッポとは?
トッポ(Toppo)とは、三菱自動車工業がかつて製造・販売していた軽トールワゴンです。
トッポの名を冠する車種としては、全部で4車種が存在していました。
トッポはイタリア語で「ネズミ」という意味です。
そのトッポに日本語の「背高ノッポ」とかけた車名でもあります。
初代 ミニカトッポ 1990-1993年
初代ミニカトッポは、1990年から1993年まで販売されていた軽トールワゴンです。
三菱の軽ハッチバック「ミニカ」のハイルーフ仕様として発売されました。
初代ミニカトッポは、右ドアよりも左ドアの方が大きいという左右非対称のドアを持ち、バックドアは横開きという個性的な外観を持っています。
▶初代ミニカトッポの車体寸法
全長:3,295mm
全幅:1,395mm
全高:1,695-1,745mm
ホイールベース:2,260mm
2代目 ミニカトッポ 1993-1998年
2代目 ミニカトッポ タウンビー
1993年の9月、ミニカトッポは2代目にフルモデルチェンジされました。
初代からの変更点としては、フロント周りのデザイン変更とホイールベースの若干の延長が施されていますが、それ以外に大きな変更は無かった為、実際の所は単なるフェイスリフトといった方が正しいかもしれません。
また、2代目ミニカトッポから設定された、車高が標準よりも70mm高いスーパーハイルーフは、今日における軽スーパーハイトワゴンの先駆けともいえる車両です。
1997年に発売された「ミニカトッポ・タウンビー」は、レトロ調のデザインの可愛らしさで、現在でも中古車人気が高い車でもあります。
▶2代目ミニカトッポの車体寸法
全長:3,295mm
全幅:1,395mm
全高:1,695-1,795mm
ホイールベース:2,280mm
3代目 トッポBJ 1998-2005年
3代目にあたるトッポBJは、1998年から2005年まで販売されていました。
今モデルからは、ミニカから独立した車種となっています。
スズキ・ワゴンRのヒットによって、各自動車メーカーから類似した軽トールワゴンが発売される中、三菱でも1998年の軽自動車規格改正に乗じて、トッポBJを発売することになりました。
先代のミニカトッポと同様の広い室内空間を持ち、バックドアも同様の右開きとなっています。
標準の軽自動車モデルの他、1.1Lの直列4気筒エンジンを搭載して車幅を広げ、軽自動車の枠を外れた「トッポBJワイド」も存在していましたが、こちらは全く人気が出ず、発売からわずか2年で生産終了となってしまいました。
▶3代目トッポBJの車体寸法
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,695-1,790mm
ホイールベース:2,340mm
4代目 トッポ 2008-2013年
4代目にして最終モデルのトッポは、トッポBJの生産終了から3年後の2008年に発売されました。
当時の三菱には、1から新車種を開発するほどの余裕が無かったので、4代目トッポを構成する部品の約60%は、同社のekワゴンをはじめとした既存車種からの流用となっています。
そのため、開発コストを大幅に削減することに成功しており、それでいて設計の見直しも行っているので、ベースであるekワゴンよりも安全性やボディ剛性、静粛性においては向上しているのです。
▶4代目トッポの車体寸法
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,680-1,700mm
ホイールベース:2,340mm
三菱 トッポの実燃費
4代目トッポのパワートレインには、657ccの直列3気筒のNAエンジンとターボエンジンがラインナップされていました。
そして、JC08モードでのカタログ燃費は以下の通りです。
▶FF・NAエンジン:18.8-19.6km/L
▶FF・ターボエンジン:15.6km/L
▶4WD・NAエンジン:17.2km/L
▶4WD・ターボエンジン:14.4km/L
続いて、4代目トッポの実燃費の例を紹介していきます。
@heaco047 ekはそれくらいかな?弟が乗ってますが、名古屋に近い方ですが、11って言ってました。親父がトッポに乗ってましたが、こちらも13位でしたから…三菱は、カタログど実燃費の差が大きいのかも?— ゆた言 (@yutagonn) 2016年3月28日
個別の実燃費データとしては、FFのNAエンジンで14~16km/L、FFのターボエンジンで10~13km/Lという数値も出ており、当時の他社の軽トールワゴン※と比較すると、あまり燃費が良いとは言えません。
※参考データ(いずれもFF、NAエンジンの実燃費です。)
■スズキ・ワゴンR 2012年モデル:19.2km/L
■ダイハツ・ムーヴ 2012年モデル:17.12km/L
4代目トッポのエンジンスぺック
▶NAエンジン
種類:直列3気筒SOHC12バルブ
総排気量:657cc
最高出力:37kW(50PS)/6,500rpm
最大トルク:62N・m(6.3kgf・m)/4,000rpm
▶ターボエンジン
種類:直列3気筒SOHC12バルブインタークーラー付ターボ
総排気量:657cc
最高出力:47kW(64PS)/6,000rpm
最大トルク:93N・m(9.5kgf・m)/3,500rpm
三菱 トッポの評価とレビュー
4代目トッポの試乗評価
4代目をトッポに乗った人の多くが、高い車高によってもたらされる開放感のある室内空間と、ラゲッジスペースの大きさを高く評価しています。その反面、高い車高による走行安定性の悪さも指摘されている他、軽自動車にしては燃費が悪いという点もユーザーからは不評のようです。
- 天井が高くて頭上スペースに余裕があるので圧迫感が無く快適です。走行性能は高くないですが、買い物などの日常使用には使いやすい車です。
- 大変満足しています。Gタイプは本革ステアリングやHIDヘッドライトなどの装備が嬉しい。
- 屋根が高いのにボディが低いため、視界が広く室内空間がとても広々しているし解放感もある。
- 背が高い割には足回りがしっかりしているので安定した走行ができる。
- 荷室が広くダッシュボードやアンダートレイ、トランク下にトレイがあるなど収納も多い
- やや燃費が悪い、加速は早めにシフトアップするのでパワーのない低回転で走行するようになっている
- ステアリングの高さや角度などが調節できない
三菱 トッポの中古車価格
- 最新「ミニカトッポ」中古車情報
-
本日の在庫数 15台 平均価格 55万円 支払総額 22~94万円
- 最新「トッポBJ」中古車情報
-
本日の在庫数 15台 平均価格 35万円 支払総額 13~112万円
- 最新「トッポ」中古車情報
-
本日の在庫数 153台 平均価格 33万円 支払総額 11~80万円
トッポの中古車は、全世代で比較的安く入手できます。
価格相場はほとんどが1,000,000円しないほどです。
中でもミニカトッポのタウンビーは、その見た目の可愛らしさから人気も高く、中古での取り扱いが少ないミニカトッポの中でも、比較的多く流通しているのでおすすめです。
三菱のトッポは背高ノッポの可愛いワゴン
4代目 トッポ
三菱の軽トールワゴン、トッポの実燃費や試乗評価、中古車価格についての解説はいかがでしたでしょうか?
最終モデルである4代目トッポは、最近の車と比較すると燃費性能の面で見劣りしてしまいますが、それよりも古いモデルであるミニカトッポなどは、燃費性能を気にする必要のないくらい古いモデルであり、見た目の可愛さも魅力的です。
中古で購入するのであれば、4代目トッポよりも初代ミニカトッポや2代目ミニカトッポのタウンビーがおすすめです!
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...