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トライトン上陸でパジェロ復活も?アツくなってきた「三菱の4WD」その原点にある三菱 フォルテ【推し車】
海外向け小型トラックの三菱版として
現在の日本でコンパクトなトラックといえば、大抵は軽トラか、せいぜい一回り大きい程度のタウンエーストラックでコト足りていますが、かつては1t級以下の小型トラック需要が多く、乗用車に近いボンネットトラックか、ピックアップトラックが数多くありました。
三菱でも1966年にはコルト1000Fベースの「コルトトラック」を販売していたものの、このジャンルで格段に強かったのは戦前からの名門、日産のダットサントラックか、後発でもトヨタのハイラックスであり、まだパッとしない時期の三菱では力不足だったようです。
1970年代にはコルト系の販売終了とギャランへの移行に伴って廃止されていましたが、その間に北米では手軽な小型トラック需要が増加。
ダットサントラックやハイラックスに加え、いすゞもGMからの要請でシボレー LUV(初代いすゞ ファスター・1972年)を開発してヒットさせると、三菱も提携先のクライスラーから要請があったか、同種の「フォルテ」を1978年に発売しました。
日本ではフォルテ、海外ではL200またはマイティマックス、1979年に発売したクライスラー版はダッジ D50またはラム50、プリムス アロートラックの名で販売されます。
ライバルに対して先進国では少々マイナーでしたが、「ミツビシ」ブランドがウケる新興国では大いに歓迎され、その後は日本で言うストラーダ、トライトンと発展し、日本市場でも幾度か発売、中断、復活を繰り返しつつ、2024年にトライトンの販売が復活しました。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...