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ミニペースマンとは?MINIファミリーきってのスタイリッシュカーの性能、燃費、評価は
目次
トランクルームの使い勝手
MINIペースマンのトランクルーム
比較画像:MINIクロスオーバーのトランクルーム
荷室の容量はMINIクロスオーバーの350Lに比べ、ペースマンでは、330Lとルーフの傾斜分少なくなっていますが、荷物を高く積まない限り違いを実感する場面はなさそうです。
また、MINIペースマンは後部座席のサイドサポートが張り出しているため、シートを倒した際にMINIクロスオーバーのようにフラットにはならないようになっています。
さらに、トランクを二重構造にする仕切り版はMINIペースマンではオプションとなります。このあたりは使い勝手にやや差がありそうです。
MINIペースマンのスペック・価格
MINIペースマンの人気グレードを2つ紹介します。
MINIクーパーDペースマンのスペック・価格・燃費
車両本体価格:3,410,000円
全長:4,120mm
全幅:1,785mm
全高:1,520mm
車両重量:1,410kg
駆動方式:前輪駆動
エンジン種類:直噴4気筒ターボディーゼルエンジン
総排気量:1,995cc
最高出力:112ps/4,000rpm
最大トルク:270N・m/1,750-2,250rpm
トランスミッション:6速AT
燃料消費率(JC08モード燃費):16.3km/L
MINIクーパーSペースマンのスペック・価格
車両本体価格:3,750,000円(MT:3,620,000円)
全長:4,125mm
全幅:1,785mm
全高:1,520mm
車両重量:1,390kg
駆動方式:前輪駆動
エンジン種類:直噴4気筒ターボガソリンエンジン
総排気量:1,598cc
最高出力:190ps/5,800rpm
最大トルク:240N・m/1,600-5,000rpm(オーバーブースト時260Nm)
トランスミッション:6速AT
燃料消費率(JC08モード燃費):14.1km/L(MT:17.1km/L)
ボディの大きさはコンパクトな部類
ボディの大きさはMINIクロスオーバー登場時に批判の声が多くありましたが、ボディサイズが拡大傾向にある昨今の車の中ではそれなりにコンパクトな部類と言えます。
よくライバルとして比較されるフォルクスワーゲンの「ザ・ビートル」よりも全長・全幅は抑えられています。
MINIペースマンはスポーツモデルをうたっているためエントリーグレードの「ワン」は設定されていません。
ディーゼルモデルは大きな支持を得ている
2014年9月に追加されたディーゼルモデルは大きな支持を得ています。ディーゼルエンジンの上級グレードに当たる「クーパーSD」はMINIペースマンには設定がなく、ガソリンターボエンジンの「クーパーS」のみです。
逆にMINIクロスオーバーにはディーゼルエンジンの追加に伴いガソリンモデルの「クーパーS」の設定がなくなり「クーパーSD」のみが設定されました。(限定車ではクーパーSの設定があることもあります)
MINIペースマンにはALL4(四駆)の設定はない
また、MINIペースマンにはALL4(四駆)の設定はありません。
アウトドア色の強いMINIクロスオーバーと差別化を図るため、それぞれのキャラクターに合わせたグレード設定をしていると思われます。(かつてはペースマンにもALL4の設定はありました。また、最上級モデルのJCWは四駆のみとなっています)
ガソリン車のクーパーSは改良を重ね、1.6Lエンジンでありながら最高出力は190psを発生します。アイドリングストップやブレーキ回生充電を搭載しているMTモデルは燃費にも優れています。
MINIペースマンの口コミ・評価
”通常のMINIより大きいのでファミリー向け”
”燃費が街乗り11km/Lなので、少し不満”
”走りは満足”
マイナーチェンジで追加されたディーゼルモデルの評判は上々です。
しかし、一方では加速時のディーゼル特有の騒音や振動が気になるという方もいるようです。静粛性を求める方にはガソリン車がいいかもしれませんが、この辺りは試乗をしてみた方がいいでしょう。
また、MINIクロスオーバーと比較すると、利便性が除外されてしまうため、やはりデザイン買いという意見も見られます。
MINIペースマンのフルモデルチェンジは?
これだけ魅力の溢れるMINIペースマンでですが、フルモデルチェンジの予定は現在のところありません。
一時期は5ドアモデルになって登場という噂もありましたが、MINIクロスオーバーのフルモデルチェンジのタイミング(2017年予定)に合わせ生産を終了するという情報が濃厚となっています。
あまり販売台数が振るわなければ、MINIクーペやMINIロードスターのように早めに生産を終了する可能性もあります。
キャラクターのはっきりしたMINIペースマン
ディーゼルモデルの追加により、日常使いに便利なMINIクロスオーバーはよりアウトドアなモデルに、デザインが魅力のMINIペースマンはシティ派モデルというキャラクターの違いがより鮮明となりました。
また、MINIクロスオーバーではやや希薄となってしまったMINI特有の「ゴーカートフィール」も健在で走りの評価が高いのもポイントです。
快適性を重視しつつも、楽しい走りは譲れないという方にはおすすめのモデルです。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...