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現実味帯びてきたマツダ RX-9の市販。550馬力超の夢のスーパースポーツ実現か
目次
RX-9の発売を待つファンは多い
多くのスポーツファンから登場が待ち焦がれている、コンセプトカー「RX-VISION」を市販化したマツダ RX-9。
2021年夏に分かったマツダの車体構造に関する特許申請を皮切りに、RX-9に関する情報が徐々に増えてきていてRX-9の発売が現実味を増しつつあります。
そこで、これまでにMOBYでお伝えしてきたRX-9に関する情報を整理して、まとめてお伝えします。
コンセプトカー「RX-VISION」の見た目のままで登場する?
RX-9はマツダが2015年に発表したコンセプトカー「RX-VISION」の市販モデルであるとされ、見た目はRX-VISIONをもとにした、ロングノーズ・ショートデッキの美しいスポーツクーペになると予想されています。
2021年8月に公開された「車両の後部車体構造」に関する特許申請の説明に用いられている画像では、RX-VISIONの姿そのままの構造となっていて、クォーターウインドウはまったく同じ形状であることに加え、フェンダーの形状やテールランプの切り欠きなどもほぼ一致します。
さらに、マツダ関係者の読者の方からの情報によると、フロントについてはRX-VISIONよりもノーズが低くなり、3代目RX-7(FD3S)に近いプロポーションになるようです。リアも3代目RX-7のようなドルフィンタイプのリアスポイラーが装着されるとのことでした。
また、2代目RX-7(FC3S)ではフルオープンのカブリオレが販売されていましたが、RX-9ではタルガトップタイプのオープンモデルの発売も検討されているようです。
ベンチマークはホンダ NSXや日産 GT-R?
マツダ RX-7は後輪駆動のスポーツカーですが、現行車種で言えばトヨタ スープラや日産 フェアレディZのクラスに属される車です。
しかし、RX-9はホンダ NSXや日産 GT-Rのような国産スーパースポーツカーをベンチマークに開発を進め、マツダ初のスーパースポーツとして登場すると言われています。
ホイールベースは2,700mmとなるようで、これは3代目RX-7よりも30cm近く長い数値です。なお、NSXは2,630mm、GT-Rは2,780mmとなっていて、スープラは2,470mm、フェアレディZは2,550mmです。NSXとGT-Rのちょうど中間くらいに位置し、スープラやフェアレディZとは大きく異なることが分かりますね。
カーボンパーツやブレンボ製のブレーキなどのパーツも惜しげなく装着されるようですが、その分車両本体の価格も、NSXやGT-Rのように高価となるようです。
550馬力以上のロータリーエンジンを搭載か
マツダはロータリーエンジンを使ったシリーズハイブリッド方式のパワートレイン「e-SKYACTIV R-HEV」を、MX-30から順次採用していきます。そのパワートレインを表すものとみられるエンブレムや商標も明らかとなっています。
このように、マツダはロータリーエンジンを発電機として活用していくことを示していますが、マツダ関係者の読者の方によると、RX-VISIONに搭載されるロータリーエンジンは発電用ではない可能性があるようです。
搭載されるロータリーエンジンはなんと550馬力のハイパワーを発揮。ただし、燃費が目標値に満たないことや異音が発生していることなど、開発者は頭を悩ませているとのことでした。
【余談】ゲーム内でRX-VISIONをドライブできる!
ドライビングシミュレーターゲームとして人気のグランツーリスモでは、RX-VISIONをレーシングカーにしたRX-VISION GT3 CONCEPTが「マツダがいつか実現したい夢を表現したモデル」として登場しました。
570馬力を発生させる4ローターの自然吸気2.6Lロータリーエンジンを搭載し、外装はもちろん内装までリアルに表現。ゲーム内でその性能やデザインを堪能することができます。
2022年3月4日に発売される新作「グランツーリスモ7」のパッケージにも描かれていて、「グランツーリスモSPORT」に引き続き収録予定となっています。早期購入特典のプロダクトコードでも入手可能です。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...