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マツダは世界中から引っ張りだこ?海外メーカーから発売されたマツダ車たち【推し車】
他の日本車メーカーと比べると、「フォードのバッジつけたクルマをオートラマ店で売ってた印象」が強すぎ、なんとなく海外メーカーブランドで売っていた印象の薄いマツダですが、そこはやはりフォード絡みでいくつかありました。
特に韓国のキア(現在はヒョンデ傘下)には、同社が自動車産業へ参入した時から深く関わるなど、海外との縁はフォードに限らず、さらに近年で個性的なクルマづくりが評価されたのか、お好み焼きとピッツァの相性が良かったのか、フィアットとも縁があります。
キア ベスタ(1986年)
ボンゴ、ボンゴブローニィの韓国版
韓国の自動車産業が海外からの技術移転頼みだった1960年代、キアの自動車産業参入もまずはマツダのオート三輪の生産から始まりました。
四輪車もファミリア(キア名:ブリザ)やカペラ(同コンコード)などキア版を作り、キャブオーバー1BOX車もボンゴをベースにいろいろと作りますが、なぜかボンゴだけは独自開発になった今でも「キア ボンゴ」のまま。
その中で1986年、3代目ボンゴ/初代ボンゴブローニィをベースに登場したのが乗用1BOXワゴンのベスタで、商用のボンゴと区別するためか名前を分け、マイナーチェンジのたびにニューベスタ、ハイベスタと微妙に名前を変え、1997年まで販売されています。
なお、ボンゴはフォードからも商用のJ80、J100、エコノバン、乗用のスペクトロンが発売され、国内でも日産(バネット)や三菱(デリカバン)にOEM供給され、何かと使い回しの効くクルマでありました。
- 最新「ボンゴバン」中古車情報
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本日の在庫数 240台 平均価格 113万円 支払総額 33~480万円
フォード エスケープ(初代・2001年)
マツダがガッチリとフォード傘下だった時代のトリビュート姉妹車
1990年代のバブル崩壊と5チャンネル体制崩壊により、経営悪化どころかたいまつのように炎上したマツダは、それまでも提携でお世話になっていたフォード傘下に入り、RX-7ユーザーですら「俺のクルマは今日からフォードGT7だ」と言い出す悲劇の時期を迎えます。
リストラされたクロノスファミリーともども、その時代を象徴する存在だったマツダ車だったSUV、トリビュートもフォードとの共同開発でしたが、フォード製エンジンを積まされるなどフォード色が強く、当然フォード版のエスケープも登場、日本でも売りました。
「どこがマツダ車なんだ」と言われつつ、CMでサーキット走行させてマツダ色の維持に努力したトリビュートに対し、ハナからフォード車のエスケープはアメ車にしては上々の評価で、後継のクーガもフォードが日本から撤退する2016年まで販売されています。
- 最新「トリビュート」中古車情報
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本日の在庫数 1台 平均価格 59万円 支払総額 59~59万円
フィアット 124スパイダー(2代目・2016年)
NDロードスターのフィアット版で、アバルト版は日本でも販売
鉄板焼きか窯焼きかの違いはあるものの、どちらも円形で具の種類は多彩、切り分けて食べる粉モンフードである広島のお好み焼きと、イタリアのピッツァ、筆者はどちらも好きで、お好み焼きにチーズが使われても、ピッツァに青海苔をかけても全然イケるクチ。
それくらい広島とイタリアには深い親和性があると思えば、当初アルファロメオ スパイダー、後に考え直しフィアット124スパイダーの2代目として、ベース車に4代目ロードスター(ND)が選ばれたのは必然でしょう。
いわば鉄板焼で焼きそばの代わりにパスタ、豚肉やキャベツの代わりにチーズやトマトを載せたお好み焼きがフィアット124スパイダーで、アバルトチューン版のアバルト124スパイダーは日本でも販売され、ジムカーナなどモータースポーツでも活躍しました。
残念ながら2020年で生産終了しましたが、次の日伊粉モンタッグ車の登場に期待したいものです。
- 最新「ロードスター」中古車情報
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本日の在庫数 1150台 平均価格 205万円 支払総額 42~543万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...