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ディフェンダー

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【新型ディフェンダー オフロード試乗】神は四物を与えてしまった…車に詳しくない方への基礎知識も

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智(オフロード走行中の撮影は、ジャガー・ランドローバー・ジャパン)

今年6月19日に日本国内デビューを果たした復活新型ディフェンダー。すでに注目を集めているこの本格オフローダーにオフロードコースを走る試乗会に参加。そのレポートをお伝えします。

前半はランドローバーというブランドと、ディフェンダーについての基礎知識を、新型ランドローバーと初めて出会う方に向けてまとめ、後半でオフロード試乗会のレポートをお届けします。

「LAND ROVER」というブランドについて

まずは「LAND ROVER」というブランドについて、その最も特徴的な部分のみをお伝えします。この項は、試乗会でのプレゼンテーション時のスライドを撮影したものでご説明。

新型ディフェンダー
プレゼン資料
ブランドが表現すること

LAND ROVER(ランドローバー)は「ABOBE & BEYOND」“さらなる高みへ”がそのブランドを象徴をフレーズとしています。

新型ディフェンダー プレゼン資料 歴代モデル一覧

ランドローバーは世界で唯一の高級四輪駆動車専門ブランド。

「DEFENDER」について

この項では、「DEFENDER(ディフェンダー)」のブランド内でのポジション、どういったクルマなのかについてご説明。この項も、試乗会でのプレゼンテーション時のスライドを撮影したものでお伝えします。

ディフェンダーは本格オフローダー

新型ディフェンダー プレゼン資料 セグメントとファミリー

ランドローバーが現在ラインナップする四輪駆動車は大きく3つのセグメントに分類されます。ディフェンダーはその最後のセグメントを完成させた「デュアルパーパス(未舗装路などオフロード走行)」モデルとなります。

新型ディフェンダー プレゼン資料 
最大傾斜角45°
新型ディフェンダー プレゼン資料 
オーバーハング

ディフェンダーは徹底してオフロードでの走破性を追求。さらに、最大水深90cm(エアサス装備車で車高を最大まで上げた状態)となる渡河性能も有しています。

ClearSightグラウンドビュー

ボディ形状、サスペンション性能を極限までに高めたオフロード性能も、ドライバーは路面状況が把握できなければ前に進むことはできません。ディフェンダーは「ClearSightグラウンドビュー 」を装備。すでに他のランドローバーのモデルにも採用されています。

これは、オフロード走行時には、ボンネット下の映像も映し出す(フロントエンドのカメラが時差した合成映像をインフォテインメントディスプレイに映し出す)優れモノ。岩場の走行などでは鬼に金棒。

また、最近のクルマによく装備されるようになった360°ビューカメラは、機能がさらに一歩先へ行き、あたかもクルマから離れたところから撮影したかのような映像を合成してドライバーへ示します。これは、オンロードでも狭い路地や駐車のときなどに大活躍。安全です。

デザインは先代ディフェンダーをオマージュ

世界中で絶大な人気を誇った、先代ディフェンダー。日本でも正規輸入車の取り扱いがなくなった後、いくつもの並行輸入業者が取り扱ったほど。それもかなり高い車両価格で販売。人気の証拠ではありますが。中古車相場価格も高止まり。

新型ディフェンダー プレゼン資料 先代へのオマージュ
新型ディフェンダー プレゼン資料 シルエット

新型ディフェンダーは先代(1990年〜2016年)のデザインをオマージュ。フロントフェイス、ボディサイド、リアエンドと先代のアイデンティティとなるデザイン要素をうまく新型に取り込んでいます。また、後席ルーフサイドの特徴的な小さなガラス・ウィンドウも新型に採用されています。

先代ディフェンダー 90
先代ディフェンダー 90
(画像:ジャガー・ランドローバー・ジャパン)

多種多様なカーライフに合わせられる豊富なアクセサリ

新型ディフェンダー プレゼン資料 アクセサリ

新型ディフェンダーは、4つのアクセサリ・パッケージを用意。街での走行が中心だよ、キャンプによく行くよ、アウトドアスポーツによく行くよなどなど、自分のライフスタイルにあったパッケージ、個別オプションが必ず見つかる、といって過言ではない多種多様なラインナップとなっています。

詳しく説明すると冗長になるので、公式HPのWEBカタログをご覧いただくか、ディーラーでご確認ください。

スペック

新型ディフェンダー オフロード走行

全長:5,018mm/ディフェンダー110(90は4,538mm)
全幅:2,105mm(ミラー展開時)、2,008mm(ミラー格納時)
全高:1,967mm
ホイールベース:3,022mm/ディフェンダー110(90は2,587mm)
車両重量:2,186㎏, 2,243㎏/ディフェンダー110(90は2,065㎏)

エンジン:直列4気筒2.0Lガソリンターボ
最高出力:300PS/5500rpm
最大トルク:400N・m/1500-4400rpm
燃料:無鉛プレミアム

価格

2ドアのショートホイールベース「90」のエントリーグレードはなんと500万円を切る車両本体価格設定。最も高いのは装備てんこ盛りの「ファーストエディション」の4ドア・ロングホイールベース「110」の820万円の価格設定。

新型ディフェンダー プレゼン資料 価格表

試乗レポ「え?オフロードを走ってるんですか?」

今回のオフロード試乗会は、新潟県は妙高にありますクローズドのオフロードコースで開催されました。北陸新幹線に乗り上越妙高駅(上越新幹線ではない)で降りると、駅前駐車場にズラリと新型ディフェンダーが待機。まずは、これに乗って試乗会場まで約40分ほどの市街地〜郊外路をドライブ。

新型ディフェンダー 森の前で撮影
会場までの道すがらで。

この時点で新型ディフェンダーの乗り心地に良さに舌を巻く。目隠しして載せられたら、サルーンですか?と言ってしまっておかしくないレベル。静粛性も高く、走りはオフローダー臭さが一切ありません。直列4気筒2.0Lのエンジンでは、物足りないのでは?という声が漏れ聞こえた日本デビューでしたが、パワーも十分。ボディの大きさは地方都市では気にならず。会場までの移動でちょっと興奮してしまうほどでした。

新型ディフェンダー オフロードタイヤ
オフロードタイヤが標準装備。しかし、静粛性は高く、オンロードの乗り心地は損ねていない。オプションでオールシーズンタイヤが選択できる。

会場に着き、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの広報担当者へ挨拶しながら、「まるでサルーンですよね!」とオンロード走行の感想を興奮しながらしばし話すと「今日は、オフロード試乗会ですからね」と言われてしまいました。

新型ディフェンダーのプレゼンテーションを受けてから、オフロードコースへ。

新型ディフェンダー ボディサイド 車高を最も上げた状態
車高をMAXまで上げた状態でオフロードを走行。
新型ディフェンダー フロントサイド 車高を最も上げた状態
エアサス車の地上最低高の最大は291mm(画像の車両はエアサス装備)

オフロードはガチ。普通のSUVでは走破不可能なコースです。

新型ディフェンダー
オフロード走行
「あ、普通に走るじゃん」
新型ディフェンダー オフロード走行

しかし、新型ディフェンダーは普通に、ふつーに、至ってフツーに悪路を突き進んでいきます。角度の急な坂も、大きなコブも「普通に走る」んですよ。

「普通」を強調したのは、筆者が体験して感じたそのもの。

2周目以降はもう余裕。リラックスして運転できます。

最高出力300PS、最大トルク400N・mを発生する2.0L直4ガソリンターボはオフロードでも十分満足できるパワーを発揮。V8やディーゼルの導入を望む声も多く聞こえてきますが、2.0L直4でも不満はありません。

新型ディフェンダー オフロード走行

そこそこ一定の速度で走れるラフロードも走行。

目隠しして乗せられたら「ここ、オフロードですか?」と言ってしまうほどの乗り心地の良さ。耳に入るオフロードの路面をタイヤが蹴る音、クルマの後方には視界不良を引き起こすレベルの砂埃、これさえなければ、オフロードを走っていることを忘れてしまう新型ディフェンダーでした。

新型ディフェンダー オフロード走行

いやぁ、気に入りました!オフロードコースのような道を日常で走ることはまずない日本の道路事情ですが、いざというとき、特に災害時などに頼もしい足となってくれるディフェンダーを所有するのはロマンがありますね。

「そんなハイパワー使わない」けれど「余裕で300km/h出るんだぜ、0-100km/h加速は3秒だぜ」のスーパーカーを所有するロマンと根本は同じではないでしょうか。

筆者が新型ディフェンダーに乗った感想を一言で形容するならば「オフロードのスーパーカー」でしたが、価格はスーパーカー並ではない、エントリーモデルで500万円を切り、中核となるグレード帯で600万円〜700万円台という設定は“スーパー・コスパ”。

神様は「オフロード性能」「オンロードの乗り心地」「デザイン」「価格」の四物を新型ディフェンダーに与えてしまったようです。

新型ディフェンダー 夕暮れ時の田んぼの中で撮影

※MOBY新型車試乗記事へのご感想、ご意見、ご要望がございましたら、お気軽にこちらのフォームから送信してください。(無記名式、メールアドレス等情報収集なし)
『ディーゼルを導入して欲しい!』『V8を導入して欲しい!』といったご要望なども歓迎!ジャガー・ランドローバー・ジャパンさんへお届けします。

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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