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【ランボルギーニ イスレロ】創業初期のクラシック・ランボは本格派GTカー

ランボルギーニ イスレロとは?

ランボルギーニ イスレロ フロント サイド
この時代のクラシックカーのボンネットは前ヒンジとなるチルトボンネットが多い。

ランボルギーニ イスレロの誕生は今から50年以上も前となる1968年。ランボルギーニ初のグランツーリスモ400GTの後継車としてデビューしました。

車体構造は、400GT同様フレームをマルチ・チューブラとし、ボディにはスチール、ヘッドランプにはリトラクタブル・ヘッドランプが採用されました。

ランボルギーニ イスレロ リア サイド
リアバンパー下部に配置されるリアランプが個性的だ。

全長は4,525mmと400GTより115mm短くなり、非常にシンプルでかつ流麗なクーペスタイルとしています。また、リアビューではバンパー下部にリアランプが装備されたことで、さりげない中にも個性のある仕上がりです。

ランボルギーニ イスレロ 内装
本杢目採用で8連メーターを配置した壮観なインパネ。
ランボルギーニ イスレロ 内装
至極のクラフトマンシップ!ロッソ(赤)レザーで統一された内装。

内装では、インパネ部に造形にもこだわった8メーターを配置し、豪華な本杢目を採用。スイッチは400GTのタンブラー形状からロッカー形状へと変更がかけられています。また、静穏性・静粛性確保のため遮音材も追加され、本格的なグランツーリスモとして充実化が図られました。

伝統に則って闘牛から命名。

ランボルギーニ イスレロ サイド
流麗なクーペスタイルが美しいイスレロ。

イスレロとは、1940年代闘牛士として国民から非常に人気のあったマノレテことマニュエル・ロドリゲスを死へと陥れた猛牛。闘牛にちなんだ名前が付けられるのは、ランボルギーニの伝統です。

後高性能バージョン「イスレロS」も発表しますが、ランボルギーニ イスレロは1970年に販売を終了。生産台数225台の超稀少車となりました。

最高速は250km!実力派GTカー

ランボルギーニ イスレロ フロント
ヘッドランプは特徴的なリトラクタブルヘッドランプ採用。
ランボルギーニ イスレロ リア
無駄なものを排したシンプルなリアビューが逆にイスレロを際立たせる。

クラシックランボルギーニには、ミウラやカウンタックなど超メジャー級とも言えるファン垂涎のモデルが君臨するなか、イスレロはシンプルでスタイリッシュなクーペスタイルが地味だと言われたことも。

しかし、グランツーリスモ(GTカー)としての実力は本格的で、発売当初は富裕層の普段使い(今では贅沢すぎる)クーペとして定評がありました。

ランボルギーニ イスレロ エンジン
エンジンはV型12気筒DOHCとした本格派GTカーだ。

エンジンは4.0L V型12気筒DOHCとしFRレイアウト。最高出力は320HP、最高速度は250km/hを達成し、静粛性・居住性・操縦安定性も充実。さらに高性能バージョン「イスレロS」では、最高出力は350HP、最高速度は260km/hまで高められました。

1970年、ランボルギーニ イスレロは「ハラマ」のデビューにより、残念ながらその販売を終了することとなったのです。

ランボルギーニ イスレロは価値再認識で価格高騰!

ランボルギーニ イスレロ フロント サイド
クーペでスポーツカー。その王道はやはりロングノーズ&ショートデッキ。体現したイスレロ。

2000年以降、ランボルギーニを始めとするクラシックモデルの相場価格は約10倍に高騰しているとのこと。また、人気を受けてランボルギーニではクラシック・ランボルギーニを許す限りオリジナルの状態に保つため、修復・認証を専門に行う「ポロストリコ」を立ち上げています。

そんななか、ランボルギーニ創設初期に生産されたイスレロも近年はその価値を再認識され、価格は高騰しています。稀少車のため国内での流通は殆ど無いと言っていい現状ですが、参考までにコンデション良の個体では出回った場合は3,000万円を超える場合もあるようです。(2019年7月時点)

ランボルギーニ イスレロ リア サイド

ランボルギーニ イスレロのスペック表

エンジンV型12気筒DOHC
最高出力320hp/6,500rpm
最大トルク38kg・m/4,500rpm
ボディサイズ全長:4,525mm
全幅:1,730mm
全高:1,300mm
ホイールベース:2,550mm
車両重量1,315kg
トランスミッション5速MT
駆動方式FR
乗車定員4人
新車時車両価格

【おまけ】ランボルギーニのルーツは働く車?

ランボルギーニの誕生は1963年。フェルッチョ・ランボルギーニによって創業されたイタリアのカーメーカーです。

フェルッチョ・ランボルギーニは第二次世界大戦後、イタリア軍が放出する軍用トラックを改造し、不足する民生用トラックへと蘇らせ販売することで巨万の富を得ます。その後はトラクター・ボイラー・エアコンなどの自社開発に着手。次々と成功を収め、その財をゆるぎないものとしました。

経営者でありながら熱心なカーコレクターとしても知られた彼は、当時の高級車を収集するものの、その性能や装備・スピードに対して納得がいかず、ついに自らが高級車の開発・製造を行うことに。その会社こそが「Automobili Ferruccio Lamborghini(=フェルッチョ・ランボルギーニ自動車会社)」でした。

ランボルギーニのルーツは働く車であるトラックやトラクターの製造であったことから、設立当時はその出自を揶揄されたこともありました。

しかし、創立者の合理的なポリシーや高い技術力によりミウラ・カウンタックなど、超高級車を次々と開発しスーパーカーブームの中心的メーカーに。今でも世界有数のスーパーカーメーカーとして、ウラカン・アヴェンタドール・ウルスといったモデルを発表し続けています。

撮影:宇野 智(MOBY)

京都・二条城で開催された「コンコルソ デレガンツァ 京都2019」にて撮影。

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