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マツダ好きならもちろん分かる?日本でポピュラーなマツダ車の海外販売名とは【推し車】
さまざまな事情により、国によって名前が異なる場合がある自動車ですが、近年は宣伝やエンブレム類などの低コスト化、イメージ統一という理由からなのか、名称を絞り込む傾向にあり、国産車メーカーでその最右翼と言えるのがマツダです。
今ではロードスターと軽自動車、商用車以外は「MAZDA○」か「CX」シリーズSUVのように数字の車名が定着しつつありますが、海外では元からRXシリーズのロータリー車を含め数字を使う事が多く、日本国内では車好き以外ピンとこない車名もあります。
今回はそのうち、比較的新しい3台を紹介しましょう。
ロードスター
海外名:マツダMX-5、マツダMX-5ミアータ(miata)
日本では、バブル時代のヨーロピアンスポーツテイストあふれる新ブランド、ユーノスのイメージリーダー、ユーノス ロードスターとして生まれて以来、ユーノス廃止後もマツダ ロードスターとして今に至っています。
しかし海外では、日本でも2代目(初代の日本名はカペラC2)を販売していたMX-6ともどもマツダのレシプロエンジン搭載クーペ「MX」シリーズの1台、「MX-5」として販売しており、特に北米では今も「MX-5ミアータ」が正式名称です。
JDMブームですし、MX-5ロードスターとも言いますから、海外でマツダのロードスターと言っても通じるとは思いますが、アメリカではミアータの方が通じやすいかもしれません。
- 最新「ロードスター」中古車情報
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本日の在庫数 1190台 平均価格 210万円 支払総額 37~543万円
ファミリアアスティナ/ランティス
海外名:マツダ323F、323アスティナなど
現在のMAZDA3の前身、日本名アクセラのさらに前身はファミリアですが、その海外名は当初マツダ800など排気量で、4代目からはマツダ323を名乗るようになりました。
6、7代目がラリーで活躍した時代を覚えている世代だと、4WDターボ車を「323スポーツ」など、ファミリアとは分けて呼ぶ人もいたほど日本でも知られていましたが、5ドアハッチバッククーペ仕様の323F(サブマリン707Fみたい)は、知名度が低いかもしれません。
323Fは日本でいうと、初代が7代目に設定されたファミリアアスティナ、2代目がランティスで、他にも323アスティナなど、国によってさまざまな車名で販売されていたようです。
- 最新「ファミリア」中古車情報
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本日の在庫数 19台 平均価格 159万円 支払総額 20~617万円
- 最新「ランティス」中古車情報
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本日の在庫数 2台 平均価格 74万円 支払総額 72~76万円
ユーノス500
海外名:マツダ クセドス6(xedos 6)
バブル時代、車としての出来以前にマツダの失策による「クロノスの悲劇」で知られたクロノス派生車で、唯一の5ナンバー車ながら、他の大味な3ナンバーの兄弟より車格は上という、「小さな高級車」として知られた4ドアセダン。
5ナンバー枠の制約を感じさせない、ヨーロピアンテイストの美しいデザインが当時高く評価され、日本では5チャンネル体制の整理による「ユーノス」ブランドの終焉で、1996年に販売を打ち切られたのが惜しまれます。
好評だったヨーロッパでは「マツダ クセドス6」として1999年まで販売され、クセドス9(日本名ユーノス800/マツダ ミレーニア)ともども、マツダの欧州向けラインナップを支えました。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...