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あなたの車は海外でどんな名前で親しまれている?海外で販売名が違うホンダ車たち【推し車】
商標や語感など、さまざま理由で母国と異なる車名になる事も多い自動車ですが、ホンダの場合は日本国内と同様、「二輪車も含め、過去に日本でも販売していた車名の使い回し」を多用するのが特徴です。
ならば母国日本でもその名前で売ってよさそうなものですが、あまり売れなかった車の車名が多く、そのイメージがない海外で再活用されている、という事かもしれません。
フィット
海外名:ジャズなど
2代目シティやロゴでの失敗を経て、センタータンクレイアウトを中心とした画期的なパッケージングとスポーティなデザインでヒット、ようやくホンダの看板車種となったコンパクトカー、フィット。
海外では現行モデルが中国の広汽ホンダでフィット、東風ホンダで「ライフ」として販売する以外、多くの国で「ジャズ」として販売していますが、古くは初代シティの海外名で、海外のホンダ製コンパクトカーでは定番の車名となっています。
また、日本ではいすゞからミューのOEMで1993〜1996年に販売したSUVや、同時期に販売していたアメリカン原付オートバイも「ジャズ」で、その頃からの2輪、4輪ファンにとってはおなじみの車名です。
- 最新「フィット」中古車情報
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本日の在庫数 4180台 平均価格 130万円 支払総額 12~598万円
フィットアリア/グレイス
海外名:シティなど
日本では2代目で終わったシティですが、その後新興国向け小型セダンとして3代目が登場、4代目からはフィットベースの小型セダンとなって、現在7代目が販売されています。
日本では4代目が「フィットアリア」、6代目が「グレイス」として日本でも販売されており、前者はタイ製、後者は日本製。
この場合は、「日本で売っている車を海外では違う名前で販売」というより、「海外でシティとして売っている車を、日本では違う名前で販売」と言った方がいいかもしれません。
最新のシティはスポーティな1リッターVTECターボあり、ショートワゴン的なシティハッチバックもありで、日本でもグレイスやシャトル後継として販売が期待されます。
- 最新「グレイス」中古車情報
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本日の在庫数 162台 平均価格 117万円 支払総額 49~198万円
ヴェゼル
海外名:HR-Vなど
現在のコンパクトSUVブームで火付け役となったヴェゼルですが、そもそも1990年代に発売するも、販売初期に3ドアしか設定せず、後に5ドアを追加した頃には狭くて使い勝手も悪い車という評価が定着、日本では不振に終わった「HR-V」というSUVがありました。
そのままの車名で売られた海外ではソコソコ人気だったようで、ヴェゼルを海外でも販売する時には2代目HR-Vを襲名、モデルチェンジされた今も3代目HR-Vとして販売されています。
なお、中国では広汽ホンダが日本と同じヴェゼル、東風ホンダではXR-Vとして販売しており、EV版はまた車名が変わり、現行モデルでは広汽がe:NP1、東風がe:NS1です。
- 最新「ヴェゼル」中古車情報
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本日の在庫数 5537台 平均価格 232万円 支払総額 77~405万円
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...