伊達男といえばこの国、このクルマ！ちょいワルオヤジが乗るべきイタリア車たち【推し車】

全くの偏見ですが、イタリア人男性というと昼の3時には仕事を終えてワインと女性で人生を楽しみ、やる気がない時はともかく、その気になれば戦いに強く、しかしママにはかなわない、というイメージがあり、それは案外「ちょいワルオヤジ」に重なります。

しかしだからと言って、「ちょいワルオヤジに乗ってほしいイタリア車」に、フィアットなどイタリア版トヨタのような大衆車は下策。さりとてフェラーリやランボルギーニには「ちょいワル」のイメージではありません。今回もそれっぽい車を選んでみました！

アルファロメオ155（1992年）

156以前の「流行に乗っかってない感」がイイ

正直、アルファロメオならどれでも、「ラテン系のちょいワルオヤジ」なら全て似合いそうですし、V8エンジンを積んだモントリオールなど最高かもと思いましたが、どハマりするのは155。

あまり古い車だと、「しょっちゅう故障でJAFを呼ぶちょいワルオヤジ」では絵になりません。さりとて156以降のアルファは一時ブームになったり、アルファを傘下に置くフィアットにスーパーカー並の車を作らされたりで、これまた違う気がします。

できれば比較的新しく、75のようにエビ反りせずにシャンとした直線的デザイン、DTMでも活躍してレーシーなスポーツセダン。それもV6エンジン車が（どうせ壊れるなら）イチオシです。

ランボルギーニ LM002（1986年）

洗練されたウルスより、豪快なスーパーSUVで行こう！

ちょいワルオヤジ向けのイタリアンSUVを考えるなら、アルファのステルビオやマセラティのレバンテ、ランボルギーニにもウルスという売れっ子があるものの、それら「今風に洗練されたSUV」は今回お呼びじゃありません。

カウンタック用5.2～5.7L級V12エンジンをフロントに搭載。元をたどれば試作軍用車両という、ゴツゴツ角張ったボディがどれだけ重かろうと、450馬力以上のパワーでドゴーンとワイルドに突っ走り。（気分は）最新のウルスもブッチギリ！

そんなLM002はスーパーカーばりに高価ですが、ちょいワルオヤジに乗って欲しいイタリアンSUVとしては最高。マカロニウエスタン風にキメたらカッコイイかも？

ランチア テーマ8.32（初代・1988年）

トッポいセダンだって？「狼の心臓を持つ羊」なんだな、これが

見ての通り「イタリア人が作ったボルボ240」という感じで、あまり名門ランチアの最高級セダンっぽくありませんが、ボンネットを開けると、そこには「LANCIA by Ferrari」の文字が入ったV8エンジン！

そう、フェラーリ308用のV型8気筒DOHC32バルブエンジン（だから「8.32」）を、フロントに横置きで搭載。前輪を駆動する「狼の心臓を持つFFの羊」です。

FFゆえに「狼の皮を被った羊」とは言い難いものの、エンジンが重たいので意外とトラクションがかかり、専用タイヤの恩恵もあってちゃんと走るそうです。V8エンジンが似合うちょいワルオヤジ向けのイタリアンセダンとして、自信を持ってオススメいたします！

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