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ホンダ ステップワゴン維持費はどれくらい?購入後の維持費内訳と金額を算出
ホンダ ステップワゴンを購入した場合、購入後の維持費はどのくらい必要になるでしょうか。税金や車検費用、ガソリン代についてそれぞれの金額を算出しました。
ホンダ ステップワゴンの購入後にかかる維持費
現在5代目を迎えているステップワゴンは、1996年の誕生以来高い人気を誇っています。2017年にはマイナーチェンジが行われ、2020年にはグレード体系が一部整理されました。現在のモデル構成は、標準モデルの「G」、「G・EX」にカスタム仕様の「SPADA(スパーダ)」の3種類。
さらに「SPADA」には「e:HEV」と呼ばれるハイブリッドも加わっています。ガソリンモデルのパワートレインにはターボエンジンが採用されており、力強い走行性能を味わうことができるでしょう。
またハイブリッドモデルに採用されている「e:HEV」はホンダ独自で開発が行われた「ストロングハイブリッドシステム」。環境性能と走行性能の両立を図ったハイブリッドです。ステップワゴンのエクステリアは丸みのある柔らかなデザインが採用されています。
対するSPADAは精悍な印象を与えるフロントグリルで、スタイリッシュなデザイン性が魅力。またステップワゴンといえば、「わくわくゲート」の採用も見逃せません。さまざまな新しい魅力を発信し、幅広いユーザーを獲得し続ける車がステップワゴンなのです。
この記事では以下の4つの維持費について解説していきます。
自動車税種別割(自動車税) | 毎年4月1日時点で車を所有している場合に課せられる税金。排気量が大きいほど高くなる。 |
自動車重量税 | 車両重量や経過年数などに応じて課せられる税金。 |
車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)や、車検を受けた場所(整備工場など)への点検・整備費用などがある。 |
ガソリン代 | 車の走行には欠かせないガソリンにかかる費用。 |
自動車税種別割(自動車税)
自動車税種別割(自動車税)は、毎年4月1日時点で車を所有している場合に課せられる税金です。排気量0.5リットルごとに税額が設定されており、排気量が大きければ大きいほど高くなります。
自家用乗用車の税額一覧表
排気量 | 税額 |
1リットル以下 | 25,000円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 30,500円 |
1.5リットル超~2リットル以下 | 36,000円 |
2リットル超~2.5リットル以下 | 43,500円 |
2.5リットル超~3リットル以下 | 50,000円 |
3リットル超~3.5リットル以下 | 57,000円 |
3.5リットル超~4リットル以下 | 65,500円 |
4リットル超~4.5リットル以下 | 75,500円 |
4.5リットル超~6リットル以下 | 87,000円 |
6リットル超 | 110,000円 |
ホンダ ステップワゴンの自動車税種別割(自動車税)
対象グレード | 総排気量 | 自動車税種別割(自動車税) |
ガソリンモデル全グレード | 1,496cc | 30,500円 |
ハイブリッドモデル全グレード | 1,993cc | 36,000円 |
2021年4月1日から2023年までに新規購入した場合、グリーン化特例の基準を満たす車種に該当するのは電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド、天然ガス自動車です。これらの車種には翌年度も概ね75%減税が適用となります。
ステップワゴンには、「G」、「SPADA」といったガソリン車と、「e:HEV SPADA」などのハイブリッド車がラインナップ。どのグレードもグリーン化特例が適用される車種には該当していないため、通常の排気量別自動車税が適用されます。
ガソリンモデルの排気量は1,496ccなので「1L超~1.5L以下」に該当し、税額は30,500円。またハイブリッドモデルの排気量は1,993ccとなり「1.5L超~2L以下」で36,000円の税額ということになります。
自動車重量税
自動車重量税は車の重量や経過年数などに応じて課せられる税金です。自家用乗用車の場合、車両の重さ0.5tごとに税額が変わります。自動車の新規購入時あるいは車検時に車検証の有効期間分をまとめて支払う必要があります。
自家用乗用車の税額表(新車新規登録時:3年分)
車両重量 | エコカー | エコカー (50%減) | エコカー (25%減) | エコカー外 (軽減なし) |
0.5t以下 | 免税 | 3,700円 | 5,600円 | 12,300円 |
0.5t超~1t | 免税 | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 |
1t超~1.5t | 免税 | 11,200円 | 16,800円 | 36,900円 |
1.5t超~2t | 免税 | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 |
2t超~2.5t | 免税 | 18,700円 | 28,100円 | 61,500円 |
2.5t超~3t | 免税 | 22,500円 | 33,700円 | 73,800円 |
ホンダ ステップワゴンの自動車重量税
対象グレード | 車両重量 | 自動車重量税 |
ガソリンモデル(2WD/4WD)SPADA Cool Spirit、SPADA、 G-EX(メーカーオプション2列目6:4分割ベンチシート装着車の4WD)、G | 1,660~1,770㎏ | 22,500円 |
ガソリンモデル(4WD)SPADA | 1,750kg | 49,200円 |
ハイブリッドモデル(2WD/4WD)全グレード | 1,790~1,820㎏ | 免税 |
エコカー減税の適用車基準は、「平成30年度排出ガス規制50%低減、かつ令和2年度燃費基準を達成している」車であること。そして「令和12年度燃費基準」をどの程度達成しているかによって税率が異なってくるものです。
ステップワゴンの「e:HEV SPADA G・EX」、「e:HEV SPADA G (メーカーオプションの1列目シート用i-サイドエアバッグしステム+サイドカーテンエアバッグシステム装着車)」は「2030年度燃費基準」を95%達成しています。
また「e:HEV SPADA G」のメーカーオプションの1列目シート用i-サイドエアバッグしステム+サイドカーテンエアバッグシステム装着車以外でも90%を達成。そのためハイブリッド車は全グレードにおいて、「エコカー減税」の対象となり免税が適用となります。
ガソリンモデルの「SPADA Cool Spirit」、「SPADA」、「G-EX(メーカーオプション2列目6:4分割ベンチシート装着車の4WD)」、「G」は「燃費基準」を60%達成。車両重量「1.5t超~2t以下」に該当するので、25%の減税額が適用されます。そのため22,500円の税額となります。
また4WDの「SPADA」はエコカー減税の対象となっていないので、通常の重量税が適用されることに。車両重量「1.5t超~2t以下」に該当するので、49,200円になります。
車検費用
車検は、新車を購入した場合は3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。法律で定められた義務であり、安全な状態で車を走行させるために専門家の検査を受け、必要なメンテナンスを施します。その際は法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)や、車検を受けた場所(整備工場など)への点検・整備費用を支払わなければなりません。
法定費用①車検時の重量税
自家用乗用車の税額表(車検時:2年分)
車両重量 | エコカー | エコカー (本則税率) | エコカー外 (軽減なし) | エコカー外 (13年経過) | エコカー外 (18年経過) |
0.5t以下 | 免税 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
0.5t超~1t | 免税 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1t超~1.5t | 免税 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
1.5t超~2t | 免税 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
2t超~2.5t | 免税 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
2.5t超~3t | 免税 | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
*本則税率とはエコカー減税などの割引の無い正規の税率
ホンダ ステップワゴンの車検時の自動車重量税
対象グレード | 車検時の自動車重量税 |
ガソリンモデル(2WD/4WD)SPADA Cool Spirit、SPADA、 G-EX(メーカーオプション2列目6:4分割ベンチシート装着車の4WD)、G | 20,000円 |
ガソリンモデル(4WD)SPADA | 32,800円 |
ハイブリッドモデル(2WD/4WD)全グレード | 20,000円 |
エコカー減税が適用されるのは、2021年5月1日~2023年4月30日までに初回継続検査の場合で、自動車重量税が免税されるのは2030年燃費基準を120%達成した車のみです。該当するのは電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、天然ガス自動車、クリーンディーゼル乗用車のこと。
ステップワゴンのe:HEVはハイブリッド車なので、車検時に支払う自動車重量税は、エコカー減税適用除外となります。そのためエコカーの本則税率が適用されることになり、「1.5t超~2t以下」に該当し、20,000円の税額です。
またガソリンモデル「SPADA Cool Spirit」、「SPADA」、「G-EX(メーカーオプション2列目6:4分割ベンチシート装着車の4WD)」、「G」でおいても同様で、エコカー本則税率が適用され、「1.5t超~2t以下」となるため、20,000円の税額となります。4WDの「SPADA」についてはエコカー外となり、「1.5t超~2t以下」の車両重量で32,800円です。
法定費用②自賠責保険料
自家用乗用車:2年分 | 20,010円 |
自賠責保険の保険料は、どこの保険会社でも一律の金額です。『損害保険料率算出機構』において公正で妥当な保険料となっているかを毎年検証、決定されているようです。『一般社団法人 日本損害保険協会 SONPO』によると、保険機関の開始が2021年4月1日以降の自家用自動車の契約は20,010円となっています。
その他印紙代や車検整備・点検費用
この他、検査手数料とは車検の審査・車検適合証に関わる手数料が1,000円~1,200円ほど、車検を受けた場所(整備工場など)へ支払う点検・整備費用が発生します。
点検・整備費用は車種や車の状態、整備内容などによって異なります。
ガソリン代
本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格(全国平均)を参考に、年間のガソリン代を算出しました。
- 自動車の年間走行距離:平均6,316㎞
- ガソリン価格(全国平均):レギュラー152円 2021年6月現在
対象グレード | WLTCモード | ガソリン代(年間) |
ガソリンモデルSPADA Cool Spirit(2WD)SPADA(4WD) | 15.4km/L | 62,339円 |
ガソリンモデル(4WD) SPADA Cool Spirit | 15.0km/L | 64,002円 |
ガソリンモデル (2WD) SPADAG・EX、G | 15.8 km/L | 60,761円 |
ガソリンモデル (4WD)G・EX、G | 15.2km/L | 63,160円 |
ハイブリッドモデル (2WD)E:HEV SPADA G・EXE:HEV SPADA G | 25.0km/L | 38,401円 |
ホンダ ステップワゴン 購入後3年間の維持費一覧表
ガソリンモデル(2WD)SPADA | ハイブリッドモデル(2WD)e:HEV SPADA G・EX | |
自動車税 | 30,500円 | 36,000円 |
重量税 | 22,500円 | 免税 |
車検時法定費用 | 40,010円 | 40,010円 |
ガソリン代(3年) | 182,284円 | 115,203円 |
合計金額 | 275,294円 | 191,213円 |
※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。
以上、購入後の維持費について解説しました。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...