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【ホンダ スポーツカー一覧比較】S660やNSXと新型モデルまで
ホンダのスポーツカー
ホンダは本田技術研究所を継承する企業として、本田宗一郎によって本田技研工業株式会社が設立され、1948年に創業された自動車会社です。
N-BOXやVEZEL、オデッセイなどファミリー向けの車種のイメージが強いを取り揃えているホンダですが、日本で初めてF1世界選手権に参戦したメーカーでもあります。たくさんのスポーツカーを生み出し、世界中のファンを魅了してきました。
今回は、ホンダの新型スポーツカーと歴代スポーツカーの情報をご紹介します。
現在も新車で買えるスポーツモデル
NSX
初代の発売から30年以上経ったにもかかわらず、いまだに憧れのスポーツカーに名前を挙げられる名車です。現行のNSXは新車で2000万円オーバーの高級車ですが、初代のNSXも2000万円を超えるものが出る程、高騰しています。
概要
伝説のF1パイロット、故アイルトン・セナ氏も開発に携わり所有したともいわれるNSX。有名になるべくして成ったこの車は、ドリキンこと土屋圭一氏の愛車だった時期もあるそうです。
そのパワーユニットは、ホンダ最大のV型6気筒3000ccのC30Aで、後に3200ccまで拡大されます。当時の280ps自主規制が無ければ、スポーツカーではなくスーパーカーの仲間入りだったでしょう。
エンジンだけでなくボディーもスペシャルで、軽量なアルミハニカム構造を採用しています。このボディーは板金屋泣かせといわれ、綺麗直すことが難しく、事故=全損と言われるほどでした。
- 最新「NSX」中古車情報
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本日の在庫数 63台 平均価格 1,542万円 支払総額 650~5,930万円
シビック
大衆乗用車として登場したシビックでしたが、環境規制を乗り越えた1983年のワンダーシビックでスポーツ色を強めます。同時にバラードCR-Xの登場。鈴鹿サーキットで行われるシビックレースは人気を博し、当時の改造車文化に大きな影響を及ぼしました。
概要
シビックのレーシーなイメージの多くは、この1983年のワンダーシビックから始まります。Siというグレードには、JTC(全日本ツーリング選手権)にも使われるZC型1600ccDOHCエンジンを搭載し、スポーツ色を打ち出していきます。
そして、グランドシビック(EF型)では、VTECを搭載した名機B16Aをパワートレインに採用。
続くEG型では、SiRという軽量化を意識したモデルの販売。EK型で登場したType Rは、より効率化されたB16Bへとエンジンが進化します。シビックType Rの歴史はここから始まることになります。
- 最新「シビック」中古車情報
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本日の在庫数 456台 平均価格 264万円 支払総額 45~1,105万円
アコード
1976年、シビックより少し大きな乗用車としてデビューしたアコードは海外を中心に人気を集めたモデルです。その人気が爆発したのは、1993年DC型アコードです。
VTEC搭載の2200ccエンジンは、シビックなどと同じSiRというグレードで販売され、スポーティーモデルであることを名前でもアピールします。
概要
日本では、1996年当時にJTCC(全日本ツーリングカー選手権)が開催され、アコードがエントリーしていました。ドライバーには、現GT監督の本山氏、道上氏、脇坂氏など、名だたる面々が若手として、星野氏や、関谷氏に果敢に挑んでいた時代です。
そのレーシーなイメージを引き継いだ6代目で、ついにアコードにもType Rが登場します(国内ではEURO R)。国内では、アコードの姉妹車トルネオもあり、その車にもEURO Rが用意されました。
- 最新「アコード」中古車情報
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本日の在庫数 278台 平均価格 253万円 支払総額 33~568万円
歴代のスポーツカー
S500/600/800
1963年にS500が販売され、翌年にS600、1966年にS800が販売されます。この数字は排気量を表しており、ホンダの軽自動車トラックT360と共に開発された、幻のスポーツタイプS360の排気量アップ版として、販売がされました。
概要
乗用車枠のスポーツカーとしては、S500がホンダ初めてのスポーツカーとなります。当時FRレイアウトは一般的なものでした。しかし、もともとがバイク屋だったホンダは、フロントに搭載したエンジンのパワーをチェーンでリアに伝達していた点が他社とは大きく異なる点でした。
基本はオープンボディでロードスターの装いですが、後によりレーシーなクーペボディの設定が追加されて、スポーツカーの色を濃くした車でした。
- 最新「S600」中古車情報
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本日の在庫数 3台 平均価格 507万円 支払総額 417~598万円
- 最新「S800」中古車情報
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本日の在庫数 6台 平均価格 567万円 支払総額 508~625万円
S2000
1998年に、ホンダSの復活となったS2000。当時と違うのは、リアへの駆動伝達がチェーンからプロペラシャフトになったこと。それ以外は、当時と同じネーミングにFRレイアウト、オープンボディとクーペボディなど、基本をそのまま引き継いでの登場となりました。
当時ホンダはFF車、しかもType Rモデルを販売していた頃で、久しぶりのホンダFR車の登場にクルマ好きがザワついた車両でした。
概要
S2000に搭載される2000ccのVTECエンジンは、当時1リッターあたり100ps出ていれば優秀とされていた時代に250psを叩き出す、超高回転型の高性能ユニットでした。そのため、オシャレなオープンカーでありながらも、タイムアタックやジムカーナといった競技車として使う人も多い、純粋なスポーツカーでもありました。
特性はピーキーとよく言われ、後に2200ccまで排気量が拡大。「S2000なのに2000ccじゃないなんて、ウソ2000だ」と冗談を言う人もいた車でした。
- 最新「S2000」中古車情報
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本日の在庫数 194台 平均価格 451万円 支払総額 179~1,531万円
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...