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『ホンダ インテグラ』歴代モデルの歴史と現在の評価は?【日本の名車】
目次
インテグラ タイプRの歴史
初代インテグラ タイプR(3代目インテグラ 後期型より)
初代インテグラ タイプR 前期型
初代インテグラ タイプR後期型
初代ホンダ インテグラタイプR 4ドア
3代目インテグラ後期型が発売となった1995年から、ハイパフォーマンスモデルである「インテグラ タイプR」がラインナップに加わります。
初代インテグラ タイプRでは、通常のエンジンからピストン、カムシャフト、インテークマニホールド、エキゾーストマニホールド、ECUなどチューニングを施して200馬力も発揮しており、レカロ製スポーツセミバケットシートも標準で装備されていました。
また、初代タイプRにも前期型と後期型があります。違いは、タイヤ幅、ホイールのインチサイズ、フレームの強化足回りなど。外観にはわかりにくいところがかなり変わっています。
2代目インテグラ タイプ(4代目インテグラより)
2代目インテグラ タイプR後期型
4代目インテグラにモデルチェンジした際、タイプRがラインナップしました。
フルモデルチェンジによりボディサイズが拡大し、車重が100キロ重くなっていたため、2代目タイプRにはブレンボ製ブレーキキャリパーが搭載されていました。
2004年にマイナーチェンジでヘッドライトの変更とサスペンションが改良。さらに、盗難が多かったため、対策としてイモビライザーが標準装備されました。
2代目ホンダ・インテグラタイプRのCM
「イマジング!(創造せよ!)」とサングラスをかけた男性が叫ぶ演出がかなり印象的だったCMです。
FF嫌いの土屋圭一も唸ったインテグラタイプR
元プロドライバーのドリキンこと土屋圭一氏も、インテグラタイプRを非常に高く評価しています。
基本的にFFよりもFR車を好む土屋圭一氏ですが、そんな彼もインテグラタイプRのあまりの出来の良さに驚き、どのプロドライバー、カージャーナリストもインテグラタイプRを絶賛していました。
歴代インテグラタイプRのスペック・燃費
初代インテグラ タイプR | 2代目インテグラ タイプR | ||
---|---|---|---|
3ドアクーペ | 4ドアセダン | 3ドアクーペ | |
車名型式 | GF-DC2 | GF-DB8 | ABA-DC5 |
全長(mm) | 4,380 | 4,525 | 4,385 |
全幅(mm) | 1,695 | 1,695 | 1,725 |
全高(mm) | 1,330 | 1,365 | 1.385 |
ホイールベース(mm) | 2,570 | 2,620 | 2,570 |
乗車定員(名) | 4 | 5 | 4 |
車両重量(kg) | 1,080 | 1,120 | 1,180 |
燃費性能(km/L) ※10・15モード走行 |
12.8 | 12.8 | 12.4 |
エンジン型式 | B18C | K20A | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC4バルブ | ||
排気量(L) | 1,797 | 1,998 | |
最高出力(PS/r.p.m.) | 200/8,000 | 220/8,000 | |
最大トルク(kg-m/r.p.m.) | 19.0/6,200 | 21.0/7,000 | |
トランスミッション | 5速MT | 6速MT | |
サスペンション前 | ダブルウイッシュボーン式 | マクファーソン式 | |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン式 |
ホンダ シビックタイプRについてはこちら
ホンダ・インテグラの評価
絶版となってしまったインテグラですが、現在も乗っているオーナーはどのような評価をしているのでしょうか。
2代目インテグラタイプRのレビュー
「荷物が載る、4人乗れる、サーキットから町乗りまでこなす、燃費も悪くないというバランスの良い車」
「乗り心地は良くないが、スポーツカーなのだから当然というレベル」
「流れるようなボディラインはまさにクーペの王道」
「乗っていて楽しい、長く付き合っていけると思う」
4代目インテグラisのレビュー
「運転はしやすい」
「トランクスペースもゴルフバック車内が広く、窮屈に感じない。荷物を沢山積むことができる」
「エンジンの音が静かで快適」
「デザインがおしゃれ」
スタイリング、運動性能、燃費、室内空間すべてにおいて高評価であり、ユーザーの満足度は高いようです。
このような素晴らしい車が絶版となってしまったことは非常に悔やまれます。
ホンダ インテグラの中古車情報
- 最新「インテグラ」中古車情報
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本日の在庫数 79台 平均価格 155万円 支払総額 44~528万円
ホンダ インテグラのカスタム例
3代目ホンダ インテグラのカスタム例
4代目ホンダ インテグラのカスタム例
日本のスポーツカーの歴史にインテグラは欠かせない
インテグラが多くのユーザーに愛された理由は、ユーザーからの声に率直に答えた車であることです。
インテグラのモデルチェンジやマイナーチェンジは、ユーザーの不満の声を受けたホンダがそのまま改善した箇所が多く、さらに300万円以下の価格で本格スポーツカーである「タイプR」が購入できるというスポーツカーに憧れたドライバーの味方でした。
そしてFFがスポーツカーに不向きという概念を打ち破る日本のスポーツカーに大きな影響を与えました。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...