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GMと共同開発のホンダ新型EV・アキュラ『ZDX』を世界初公開!最高出力500馬力の「Type S」も
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ホンダがアキュラ初のEV『ZDX』と『ZDX Type S』を公開
2023年8月18日、ホンダは北米で販売予定の新型EV(電気自動車)アキュラ『ZDX(ズィーディーエックス』および『ZDX Type S(ズィーディーエックス タイプエス)』を世界初公開しました。
米国カリフォルニア州のモントレー半島で現地時間2023年8月17日から開催されている「Monterey Car Week(モントレー・カー・ウィーク)」で公開されたZDXは、アキュラブランド初となるEVです。昨年の同イベントで名称だけは事前に公開されており、ZDX丸一年越しの正式発表となりました。
ZDXの発売予定時期は2024年初頭。同じく2024年に発売を予定しているホンダ『プロローグ』とともに、ホンダはこれらがカーボンニュートラル実現に向けた北米の電動化戦略を加速させるモデルになると説明しています。
アキュラ『ZDX』『ZDX Type S』はGMと共同開発
アキュラの電動化ラインナップの先駆けとなる『ZDX』は、昨年発表された「Acura Precision EV Concept(アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト)」を具現化する最初のSUVモデルです。
ZDXの開発はゼネラルモーターズ(GM)と共同で行われ、GM社が開発した102kWhの「Ultium(アルティウム)」バッテリーを搭載。航続距離はEPA(米国環境保護庁)が定める基準で300マイル(約482km)以上を目指すとのことです。
最高出力500馬力のアキュラ『ZDX Type S』
『ZDX』と並んで発表された『ZDX Type S』は、EVにおける操る喜びを追求したとされるハイパワーモデル。最高出力約500馬力を発揮する高出力モーターを搭載し、ホンダによればZDX Type SはアキュラのSUVラインナップ史上もっとも速くパワフルな走行性能を提供できると説明しています。
また、ZDXには車載向けコネクテッドサービス「Google built-in(グーグル・ビルトイン)」をアキュラブランドとして初めて標準搭載。「グーグル・ビルトイン」は、ナビゲーションや交通情報、音声操作によるエアコン温度制御などが行える車載向け総合ソフトウェアです。
オーディオシステムは、デンマークの「Bang & Olufsen(バング・アンド・オルフセン)」製を初採用するとのこと。「バング・アンド・オルフセン」のカーオーディオシステムは、アストンマーティンやAMGなどにも提供されており、これによりパワフルで没入感のあるオーディオ体験を提供できるとホンダは述べています。
同時にホンダは次世代スポーツEVの映像も公開!
同じくモントレー・カー・ウィークにおいて、ホンダはアキュラブランドの次世代ハイパフォーマンス・スポーツEVデザインの方向性を示す「Acura Electric Vision Design Study(アキュラ・エレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディー)」の映像も公開しました。
ネオングリーンのライティングやレースカーのようなプロポーションが特徴の同コンセプトカーは、将来のEV時代に向けたアキュラブランドの核となる思想「プレシジョン・クラフテッド・パフォーマンス(精巧に組み上げられた性能)」の方向性を表現した車両とのことです。
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...