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トヨタが33年君臨した販売記録を超えた!ホンダの《老若男女に愛された名車》とは

ホンダFit(フィット)とは

2001年6月22日にホンダ ロゴの後継車として登場した初代ホンダ フィット。「ホンダが創るべきスモールカーはどうあるべきか」という原点に立ち返り、こだわり抜いて仕上げられた初代フィットは、空前の大ヒットモデルとなりました。

その結果、 年間販売台数で33年間トップに君臨し続けたトヨタ カローラから年間販売台数のトップを奪取した事でも話題に。

初代フィットは「2001-2002日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2002RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の二冠を達成。その後もホンダ フィットは2代目、3代目と続き、現在は4代目が販売されています。そのなかでも初代GD型フィットは異常ともいえるほど老若男女問わず、売れに売れた車でした。

初代Fitは何が凄かったの?

初代ホンダ フィットの凄いところは、広い室内空間・低燃費・低価格の三拍子揃ったベーシックコンパクトカーであることです。それらは現在のコンパクトカーのよくある決まり文句ではあるものの、初代フィットのこだわり抜かれた設計がその基準をつくったといっても過言ではないでしょう。

センタータンク+ショートノーズの圧倒的な室内空間

初代ホンダ フィットは、当時のホンダ オデッセイより100mm近く低い全高でありながら、室内高はそれを凌ぐ1,280mmを実現しました。それを可能としたのは、現在多くのホンダ車に採用されているセンタータンクレイアウトの恩恵です。

一般的な車では、燃料タンクがリアシート下に配置されるのに対し、フィットはフロントシート下に薄型タンクを配置することで床面とリアシート座面を低くし、頭上空間を確保しました。

また、後席足元にリアシートが折り畳まれるダイブダウン式「ウルトラ・シート」を採用することでコンパクトカーでありながら広く高い荷室空間も実現しています。

さらに近年の車によく見られるショートノーズフォルムを、コンパクトカーで先陣を切ったのも初代フィットです。キャビン全体が前寄りとなることで、小型車とは思えない室内長を確保しつつ、街中での操作性の向上にも。これを実現できたのはホンダMM思想にもとづくパワートレインの小型化が大きく寄与しています。

圧倒的な燃費性能

登場当初に搭載されていたエンジンは、新開発の1.3L直列4気筒SOHCエンジンです。内部抵抗の低減・燃焼メカニズムの改善に加え、従来の1.3Lエンジンに比べて前後長を118mm短縮。さらに、レシオカバレッジ(変速機の変速比幅)と伝達効率を改善したうえ、自然な加減速感を実現しつつコンパクトに設計されたCVT「ホンダマルチマチックS」を搭載しました。

最高出力は86PS、最大トルクは12.1kgf・mと動力性能は平凡であるものの、10・15モード燃費23km/Lのトップクラスの燃費性能を実現しています。燃費性能向上に大きく貢献したのは、1気筒に2本のスパークプラグを搭載した「i-DSI」システム。

これにより通常のプラグ1本に比べて、素早く均等にガソリンを燃焼させることが可能になるうえ、エンジン回転数や走行状態に応じて2つのプラグの点火時期をコントロールし、幅広い回転域で高トルクを発生させることに成功しました。

ここまでこだわっても低価格

新型プラットフォームや新開発エンジンを用い、これだけこだわって設計された初代フィットの登場当初の価格は、前任にあたるホンダ ロゴよりもわずか10万円アップに留められた106万5,000〜132万5,000円でした。

当時のコンパクトカーとしてはやや高価であったものの、性能や使い勝手を鑑みれば破格の安さでした。維持費や燃費性能は申し分なく、少人数の乗車では当時のミニバンに匹敵する快適性や使い勝手が備わった初代フィットは、抜群のコストパフォーマンスの高さで瞬く間に爆発的なヒットを記録しました。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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