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高回転高出力ツインカム搭載!ホンダならではの“走り”が魅力なのに売れなかった…なぜかって?そりゃあ…お前…|ホンダ L700【推し車】

ピックアップトラック版P700/800ともども短命に

「テールの色気が大事」という本田宗一郎時代のホンダにしてはあっさりしたテールゲート周りだが、当時はともかく今ならむしろシンプルで好ましいかもしれない

他にL700/L800が成功しなかった要素としては、これまた泥縄式の立ち上げでまだ貧弱だった、ホンダの四輪車販売網という事情もあります。

2輪車ユーザーにも需要が見込めた軽トラのT360や後継のTN360(1967年)、安くてパワフルな軽乗用車のN360(1967年)、あくまで需要が少数にとどまるSシリーズのスポーツカーはともかく、実用性の高いライトバンを多数売り込む体制は、まだありませんでした。

ピックアップトラック版のP700/P800も同様に不振でしたし、それらを2ドアハードトップセダン化した「N800」は発売すら断念し、L800/P800は1968年の生産終了で、いったんホンダの小型車は、軽自動車の大排気量版(N600など)を除き、断絶します。

その後、ホンダ1300(1969年)を経て初代シビック(1972年)でようやく成功しますが、ホンダの「スポーツワゴン」は、1996年に2.2リッターDOHC VTECのH22Aを積む「アコードワゴン(2代目)SiR」まで、なかなか復活しませんでした。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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