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「21世紀マイカー」から20年超…未だにヒットを続ける高品質コンパクトカーたち【推し車】

かつて国産コンパクトカーといえば、一部のスポーツモデルや日産の2代目マーチ(K11)など傑作を除けば安さが最大の魅力、品質や快適性など性能は二の次のような面もありましたが、2000年頃を境に世界戦略車として積極的に打って出られる車種が次々に登場します。

今回はその節目となり、現在まで販売されている(ヴィッツのみ「ヤリス」と改名)、3台のコンパクトカーを紹介しましょう。

トヨタ ヴィッツ(初代・1999年)

「21世紀マイカー」としてトヨタが創造した、新世代ベーシックモデル

トヨタ ヴィッツ(初代)

21世紀を前にした1999年代末、トヨタはボトムエンドに位置する新車種としてダイハツOEMの「デュエット」を据えましたが、自社開発のベーシックモデルも開発していました。

それが従来のスターレットのみならず、タコII(ターセル/コルサ/カローラII)後継にもなる1~1.5L級の3/5ドアハッチバック車の初代ヴィッツで、同じプラットフォームから4ドアセダンのプラッツ、トールワゴンのファンカーゴなどを生むベーシックモデルです。

全長が最終型スターレット(5代目P90系)より短いほどコンパクトながら、エンジンなどメカニカルスペースの極限でキャビンは格段に広く、後席でもガマンせずに済むスペース効率の良さと内外装の品質の高さは、「21世紀マイカー」というキャッチコピーそのもの。

しかし後には欧州仕様に対し日本仕様でコストダウンされた部分が見つかるなど、ユーザーから厳しいチェックを受けるモデルでもありました。

ホンダ フィット(初代・2001年)

ロゴの失敗をバネに挽回を図った、ホンダの新たな主力

ホンダ フィット(初代)

1980年代にはトールボーイスタイルの初代シティで国産コンパクトカーへ新風を吹き込んだホンダですが、2代目シティは初代を全面否定する低いクラウンチングスタイルで、後継のロゴはコストダウンばかりが目立つ安普請で、いずれも販売不振で終わります。

そこでロゴの後継は21世紀の始まりにふさわしい新モデルを開発、ミニワゴンばりに伸ばした全長と、ほとんどの機械式立体駐車場で使える限界ギリギリの全高、前席下へ配した燃料タンクによるセンタータンクレイアウトで、広々とした車内スペースを確保。

それでいてスタイリッシュなデザインや、後に1.5L VTECエンジンと5速MTも追加されてホンダらしさを求めるスポーツ派の期待にも応えて大ヒット、ロゴまでの失敗を完全に挽回する傑作となり、後々まで国産ベーシックカーの王座をヴィッツと激しく争いました。

スズキ スイフト(2代目・2004年)

GMグループを脱して世界へ討って出た、初のプレミアムコンパクト

スズキ スイフト(2代目)

実験的なフロンテ800を除けば1970年代までほぼ一貫して軽自動車メーカーだったスズキですが、初代アルト(1979年)を高く評価されてGMグループ入り、低価格小型車を任された時期もありました。

それで2代続いたカルタスと初代スイフトを作りましたが、高性能版を除けばGMの要望通り「安くてもちゃんと走るクルマ」の域を出るものではなく、日本でも「小型車は値段なりのスズキ」というイメージが定着します。

しかし経営不振に陥ったGMからの影響力が弱まると一転、先進国でも品質や性能で勝負できるコンパクトカーを世界戦略車として開発、2代目スイフトとして発売すると、「スズキもこんないいクルマが作れたのか!」と世界が驚きました。

特にスイフトスポーツ(2005年)のハンドリングは各所で大絶賛、それでいて高価格というわけでもなく、スズキは今や「安くてすごいクルマを作るメーカー」として知られています。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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