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「マイカー元年」って知ってる?今では当たり前の新車購入を実現した車たち【推し車】

日本車がなぜ世界中で走り回る国際的な工業製品となり、日本の主要産業となれたのか?

それは北米を中心とした大市場への輸出に成功した事もありますが、本質的には「戦後の復興と高度経済成長期における、国民からの旺盛なマイカー需要」にあったと考えられます。

暮らしが豊かになった象徴として周りで増えていったクルマ自体、日本社会におけるゲームチェンジャーだったとも言えますが、それを決定づけたのが、高いコストパフォーマンスを誇る3台の新型車が発売された、1966年でした。

それまでのタクシー需要ではなく個人需要を志向した、「マイカー」元年です。

初代・日産 サニー(1966年4月)

車名の公募で話題を集めた、マイカー元年の夜明け

日産 サニー 2ドアセダン(初代)

戦前から大衆車の名門「ダットサン」ブランドを擁した日産は、戦後も戦前型モデルの改良型から小型乗用車の生産・販売を再開、1,000cc級のダットサン110/210を経て、ダットサン310型、初代ブルーバードで老舗メーカーとしての実力を見せつけます。

しかし一方でまだまだ国産乗用車が高値の華だったのも確かで、高度経済成長期ど真ん中にあった1960年代の日本国民なら何とか手が届く価格、すでに登場していた800cc級大衆車を上回る性能で、コストパフォーマンスの高い新型車を開発しました。

発表前に車名公募キャンペーンを行うなど、現在のティザーキャンペーンに近い手法でユーザーの期待を高めたサニーは発売されるや待望の国民的マイカーとしてヒットします。

しかし、初代カローラなど同期のライバルがすぐに登場、激しい販売合戦を繰り広げつつ、急激な進化を始めたのです。

最新「サニー」中古車情報
本日の在庫数 62台
平均価格 136万円
支払総額 36~599万円

スバル1000(1966年5月)

50年以上昔から水平対向ボクサーエンジン!

スバル1000

初代サニー発売の翌月、スバル360が元祖国民車として認められていたスバルからも、1,000ccマイカーが誕生しました。

かつて量産を断念したすばる1500(開発コードP-1)に続く、1.5L級小型車(同A-5)として開発したものの、企業規模や販売体制の問題で1,000cc級にスケールダウンしますが、水平対向4気筒エンジンのFF車というコンセプトは維持。

RR(リヤエンジン後輪駆動)のスバル360同様、前後駆動伝達用のプロペラシャフトを持たず、低床フロアと広いキャビン、それにエンジンの重量を受け止めた前輪のトラクション性能も高くて悪路に強い、サニーやカローラとはコンセプトの異なるマイカーの誕生です。

広範な支持というより、コンセプトを理解した現在でいうスバリストからの熱い支持を受けたスバル1000は、国内外のFF車へ影響を与えるとともに、現在のスバル車全ての原型となりました。

初代・トヨタ カローラ(1966年11月)

ライバルが開拓した市場を制圧する、トヨタ流販売術の始まり

トヨタ カローラ 2ドアセダン デラックス(初代)

ブルーバードに遅れを取っていたコロナや、チープすぎて不評なパブリカの販売がようやく軌道に乗ったトヨタは、両者の中間となるコストパフォーマンス優れた1,000cc級大衆車を開発します。

しかし、開発末期に日産の新型車(後の初代サニー)の情報が入ると、パブリカの反省からデラックス路線に転じていたトヨタは「ライバルより1歩高級」を目指した1.1L級(性格には1,077cc級)へとエンジンをスケールアップ。

「プラス100ccの余裕」というキャッチコピーで発売した初代カローラは、目論見どおり自動車税が多少高くともサニーと同等でちょっとだけ上級のカローラへ飛びつき、サニーの築いた市場を瞬く間に奪い去りました。

これ以降、両者は互いに性能や品質面でライバルを上回る改良を続けて少しずつ進化、カローラの方は現在の日本でもモデルチェンジを続け、根強い定番車種として愛され続けています。

最新「カローラ」中古車情報
本日の在庫数 345台
平均価格 206万円
支払総額 47~473万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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