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本物のお金持ちしか乗れない車ランキングTOP10|石油王級のVIPカー

本物のお金持ちが乗る車とは?

超高級車の代名詞「ロールス・ロイス」

お金持ちが乗る車といわれて、真っ先にイメージするのは、運転手付きの超弩級の高級車でしょう。代表的なメーカーは、メルセデス・マイバッハや、ロールス・ロイスなどが挙げられます。アメリカなどではキャデラックが「富の象徴」と呼ばれています。

その次に、お金持ちの中でも車好きなお金持ちが所有するといわれるコレクションは多数あり、新車価格が3億円や5億円の高級車とは違い、お金をいくら積んでも買えない価値を持つ車などが多くあると言われています。

アメリカンドリームを高級アメ車ブランド「キャデラック」
(画像の車種はエルドラード)

新車価格が高いことと、古くなった車にプレミアムな価値がついたもの、これらは全く異なった趣味で、興味深い物でもあります。

お金を積んでも買えない価値のある車とは、どんなものなのでしょうか。

大富豪のカーコレクションが集結 「エミレーツ国立自動車博物館」

アラブにある「エミレーツ国立自動車博物館」は、大富豪のカーコレクションが集結していることで有名。

博物館の収蔵車には、実際に動く世界一大きなジープ(日本の一軒家ほどのサイズ)や、虹色のメルセデス・ベンツ 560SELをはじめ、石油王好みの名車・カスタム車がズラリ。

数千万円クラスの車に、数千万の改造費を投入したところで何とも思っていないのではないでしょうか。まるで、子供がオモチャを改造したような車ばかりといった具合で、「癖」の強い車が多いように思います。

そんな、少し癖のある個性的な超高級VIPカートップ10を価格順で発表します。

【10位】レクサス LFA

レクサス LFA

当時、国内最高額の3,750万円での販売となったレクサスLFA。

LFAのエンジン音は「天使の咆哮」ともいわれるほどで、官能的なサウンドを奏でる楽器のような車。それもそのはずで、LFAのエンジンはヤマハとの共同開発によって誕生した特別製だからです。

新車販売価格は、およそ3750万円からとなっており、採算度外視の日本が作ったスーパーカーの1台でした。世界限定500台で生産されたこの車は、その希少性も相まって、中古相場では、最高額8億円の値段が付いたプレミアム付きモデルをはじめ、通常モデルでも1億円近く値が上がることもあります。

LF-Aのここが凄い!

レクサス LFA

日本車スポーツカーのエンジンは、量産型のエンジンを改良することが多く、最初から走るためのエンジンを作ることが稀な昨今において、レーシングカー用のエンジンを設計思想においた市販車は稀な存在です。

V型10気筒4800ccのその心臓は、まさにF1に搭載されるようなエンジンを思想において作られました。最高出力は412kW/8700rpm、最大トルクは480Nm/6800rpm。レッドゾーンは9000rpmに設定され、正にレーシングスペックとなっています。

また、エンジン補器類も、ドライサンプ式という少ないエンジンオイルで潤滑を行うシステムの採用や、10気筒の独立スロットルの採用、強度の高いチタン合金製のバルブやコンロッドなど、最初からチューニングカーというより、純然たるレーシングカーの装備です。

新車で買えた人は、超バーゲンプライスのお買い物ができた1台です。

【9位】アストンマーティン ヴァルカン

アストンマーティン ヴァルカン

アストンマーティン ヴァルカンの価格は約2.6億円。サーキット専用モデルとしての販売で、公道走行はできません。

アストンマーティン ヴァルカン

テールライトが特徴的で、洗車がしにくそうなどと言われることも。とはいえ、この車を買えるほどの富豪であれば、毎日プロに洗車を依頼したとしても財布の中身が尽きることはないでしょう。

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ヴァルカンのここが凄い!

アストンマーティン ヴァルカン

デザインは、やはりアストンマーティンらしく、DB5以前からの独特なフロント開口部をしています。車両価格の2.6億円の外に、公道仕様にするためさらに18カ月かかったといわれ、追加料金が発生したことに疑いはないが、一体いくら上乗せすれば対応してもらえたのか気になるところ。

【8位】ミラン ミランレッド

ミラン ミランレッド

オーストリアのミランが作った「ミランレッド」の価格は約2.6億円。オーストリア唯一のハイパーカーと言われています。ブガッティヴェイロンの陰に隠れがちですが、6200ccのV型8気筒エンジンには、ターボが4機搭載され、最高出力1325bhpを発揮し、0-100km/hを2.47秒で到達します。

ミランレッドのここが凄い!

ミラン ミランレッド

CEOを務める元レースドライバーのマルクス・フックス氏はこの車の発表時(2018年)では36歳。このランク内で最も若い会社で、会社にしてもCEOにしても、その若さに驚きが隠せません。

デジタル・モンスターを自称する車ですが、心拍数の可視化などのギミックもあり、ドライバーの状態に目を向けた機能があるのが元レースドライバーらしい1台といえるでしょう。

【7位】メルセデスベンツ AMG ONE

メルセデスベンツ AMG ONE

AMG ONEの価格は約3.2億。AMG50周年の期にお披露目となったAMG ONE。ライバルとなるジャガー同様に、F-1由来の1600ccエンジンを搭載し、こちらはV型6気筒のシングルターボエンジンとなっており、4つのモーターと合わせ1000bhp以上を発揮します。

メルセデスベンツ AMG ONE

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AMG ONEのここが凄い!

内装には、ワイドディスプレイや、エアコンやオーディオなどの快適装備が、乗用車クオリティで充実している点がとにかくすごい。こういった車は、エンジンや走ることに関して尖っていることが多いですが、抜かりの無さはさすがベンツなのではないでしょうか。

【6位】ケーニグセグ CCXRトレヴィータ

ケーニセグ CCXRトレヴィータ

CCRXトレヴィータは、約5億円。別名タイヤのついたダイヤモンドと呼ばれる車両です。かつては漆黒のカーボンボディでしたが、カーボンコーティングの技術によって白銀色に染められたボディーは、光にキラキラと輝くその姿が由来となっているようです。

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トレヴィータのここが凄い!

たった2台の生産となったCCRXトレヴィータですが、本当は3台の予定だったと言われ幻となった1台がある車です。また、フロイド・メイウェザー(アメリカのプロボクサー)が一時所有していたことでも話題となった車です。

【5位】パガーニ ウアイラ トリコローレ

ウアイラトリコローレは、イタリア空軍のアクロバットチーム・フレッチェトリコローリの60周年を記念してのモデルとなっています。

以前のゾンダトリコローレからウライアへと引き継がれた1台でもあり、アクロバット飛行をする航空機のように、エアロダイナミクスを強く意識した1台といえます。

ウアイラ トリコローレのここが凄い!

航空機を意識した部分が多くあるウアイラトリコローレには、リアにはジェット機同様のテールフィンが採用され、ボンネットには空気の流速を計るためのピトー管まで搭載する凝りよう。イタリア国旗と同じトリコロールカラーのサイドラインも特徴的です。

執筆者プロフィール
渡辺 喬俊
渡辺 喬俊
1986年生まれ、元システムエンジニアからクルマ業界へ転身、社外品サスペンションの試作や、ドライビングサポートのセンサー部品テストドライバーの仕事を経験。愛車はSW20 MR2とBP5 レガシィ。壊れない車が欲し...

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