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今は“手頃なコンパクトSUV”だけど…ご先祖はあの「ベルトーネ」も選んだ“クセ強小型クロカン”だった|ダイハツ 初代ロッキー【推し車】

RVブームに乗って日本でも販売されたエスクード対抗車

ヨーロッパではスッキリしてライト感覚な外観のクロカンとして、けっこう人気だったと言われている初代ロッキー(画像は海外仕様のフェローザ)
出典:flickr.com Author:Rutger van der Maar CC BY 2.0

ダイハツといえば、自動車メーカーとしては昔の日本なら、戦前からの伝統あるオート3輪を中心とした、マツダと並ぶ商用車がメイン、1967年にトヨタ傘下となって以降は軽自動車やコンパクトカーのイメージが強いものです。

しかし一方では、スズキ ジムニーに遅れること4年、1974年に初代「タフト」で参入して以来、タフトや後継車のラガーを「ブリザード」の名でトヨタ(ビスタ店)でも販売するなど、ミニランクル的な小型4WDクロカンの老舗でありました。

ただ、1980年頃からジワジワと流行り始め、1990年頃には盛大に花開く「RVブーム」に対応したソフトでシティオフローダー的なクロカンは不在であり、そのジャンルで1988年に発売されたスズキ エスクード(初代)の成功で、やや差をつけられます。

しかしダイハツもエスクードの成功を黙って見ていたわけではなく、1989年にはエスクードと似たような性格の小型クロカン、「フェローザ」を海外向けに発売しており、それを1990年6月に日本でも発売したのが初代「ロッキー」です。

「“エコなSUV”がフラッグシップのままでよいのか」マツダ ユーノス コスモ

執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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