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最強のワゴンRフォロワーから、ちょっと高級な軽パーソナルカー路線へ…クルマ好きの通が選びそうな歴代ダイハツ ムーヴの変化【推し車】
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豪華高級パーソナルカー路線の6代目
2014年にモデルチェンジした6代目では、4代目/5代目のコンセプトをより徹底したうえで、重厚感あるデザインも整えた高級パーソナルカー路線としての色合いが非常に濃くなります。
存在感ある迫力満点マスクは通常版から設定し、「カスタム」はそれに加えてクール&高級路線、ファミリーカーとしての役割はタントやムーヴキャンバスなど派生車へ完全に任せ、エコカーのミライースを残して消滅していった「ミラ」後継のパーソナルカーへ。
この頃になると、ホンダ N-BOX(初代2011年発売)の大ヒットで、より背が高くて広い軽スーパーハイトワゴンが軽自動車販売の主流、軽自動車ブームの牽引と、実質的に「国民車化」したため、ムーヴはファミリー層から離れた個人向けパーソナル路線に転じたのです。
2020年代には後席スライドドアつき派生車の「ムーヴキャンバス」が販売の主流となっており、7代目ムーヴも標準で後席スライドドアになるとも言われますが、タントよりはスマートで、ミライースより実用性の高い軽パーソナルカーとしての位置は不動でしょう。
大きすぎず小さすぎず、実用性とスポーティなデザイン、快適性などを兼ね備えた「ちょうどいいクルマ」として、世のクルマ好きでも通が好みそうなジャンルとして成長していきそうですが、日産 サクラのようなBEV(電気自動車)版の登場も待たれます。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...