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「こんな、フィールを、待っていた。」シルエットが美しい三菱の車たち【推し車】

クルマの紹介は大抵、斜め前後からの写真で紹介される事が多いものですが、横から見たシルエットにこそ「ハッとさせられる」クルマがあります。

それは流線型やクサビ型のウェッジシェイプにより空気を切り裂くような美しさ、そのジャンルで他のクルマには見られない独特の味わい、そして機能美とさまざまで、必ずしもスポーツカーばかりが美しいとは限りません。

今回は三菱車の中から、そんな「シルエットが美しい」クルマたちを選んでみました。

スタリオン(1982年)

グループAレースで国産最速を誇った時期もあるFRスポーツ

三菱 スタリオン

三菱最後のFRスポーツとして登場、ただし当初国内では2リッターの自然吸気orターボのナローボディのみでやや迫力不足だったものの、横から見たシルエットならば影響なく、後には2.6Lターボエンジンとワイドボディを得て、さらに迫力を増しています。

フロント先端にリトラクタブルライトを配し、空気抵抗低減を図ったウェッジシェイプ(クサビ型)のシルエットは無骨で質感も今ひとつとはいえ、低迷する日産 スカイラインRS(DR30)に代わり、グループAレースでは国産車最速の座についていた時期も。

映画「キャノンボール2」での活躍や、石原プロの刑事ドラマ「ゴリラ・警視庁捜査第8班」ではガルウイング仕様も登場(後に5台限定で販売)するなど、現在の三菱からは想像もできない派手な話題に彩られたクルマでした。

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GTO(1990年)

カタチから入っただけに、そのシルエットは美しい

三菱 GTO(前期型)

スタリオン後継として登場、ワイドボディの3ナンバーセダンとして人気のディアマンテ(初代)を叩き台に、V6エンジン横置きFFベース4WD(海外ではFFもあり)の2ドアスポーツクーペに仕立て直しましたが、車重の重さから鈍重な直線番長という印象が強いクルマです。

しかし、半ば無理やりスーパーカールックに仕立て上げたデザインは秀逸で、特にシルエットはあくまで実用車ベースのスカイラインGT-R(BNR32)や、同じ2ドアクーペ専用車でもグラマラスなスープラ(A80)とは異なり、スマートな印象すら受けます。

実際、余分な装備を下ろして軽量化、ブレーキも強化したレース仕様車はN1耐久レース(現在のスーパー耐久)で唯一、スカイラインGT-Rに対抗できるマシンとして活躍し、カタチだけのスポーツカーではないと証明してみせました。

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i(アイ・2006年)

軽自動車でもこれだけ美しいクルマは作れる

三菱 i(アイ)

後輪直前にエンジンを搭載するリアミッドシップ・レイアウトにより、フロントにエンジンを積んだ軽乗用車では絶対に真似ができない、ワンモーションフォルムの美しいシルエットが印象的な三菱のi(アイ)。

諸事情から発売時期が遅れ、パジェロミニ後継のSUVと噂された派生車も実現しないなど、コスト面では厳しいクルマでしたが、エンジンをモーターへ換装したBEV版「i-MiEV(アイミーヴ)」が2021年に販売終了するまで、全く古さを感じさせないデザインでした。

「フロントにエンジンさえ積まなければ、寸法の制約が厳しい軽自動車でもこれだけ美しく、色褪せないデザインが可能」と証明したクルマであり、ガソリン車とボディを共用しないBEV専用ボディの軽自動車なら、iの再来を期待できそうです。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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