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アウディの中古車|100万円台で手に入るおすすめ5選【2022年最新情報】

アウディの中古車 狙い目ベスト5を紹介

コロナ禍になり、不特定多数の人と接触する公共交通期間での移動を避け、プライベートな空間が守られるクルマでの移動が多くの人に支持されています。さらに、半導体不足による新車の納車遅延が発生し、中古車への注目度が高まりました。

中古車の醍醐味は新車の時には高額で手が届かなかったクルマに、割安な価格で乗れること。しかし、忘れてはならないのが中古車は「一物一価」と言われているように、同じ年式、車種そして走行距離であってもほかに同じコンディションのクルマはありません。そのため、中古車は定価がなく相場となり様々な条件で変動するのが特徴なのです。

ここでは、予算100万円台で購入できる輸入中古車の中から、「クワトロ」と呼ばれる独自の4WDシステムによる質感の高い走りにより、ドイツプレミアムブランド御三家の1つとして人気の高いアウディの狙い目ベスト5を紹介します。


萩原 文博
1970年生まれ。新車ガイド本の撮影・試乗のために、年間200台以上を試乗。さらに日々中古車相場をチェックし、新旧問わないクルマのバイヤーズガイドを得意とする自動車ライター。

アウディの大定番が旧型なら100万円台で!

アウディ A4アバント(2008年~2016年)

2013年登場の「A4アバント」

100万円台で手に入れられるアウディの中古車で最も流通台数が多いのが、2008年~2016年まで販売された旧型のA4アバントです。「アバント」というのはステーションワゴンを指します。国産車では人気薄となっているステーションワゴンですが、輸入車では根強い人気があります。

旧型A4アバントのボディシェルはアルミニウムを多用し、先代モデルに比べて約10kgの軽量化を実現。エアロダイナミクスではクラストップレベルのCd値0.27を実現し、燃費性能や環境性能を向上させています。

外観デザインは、フロントアクスルやステアリングギアボックスの搭載位置を移動させてフロントのオーバーハングを短く、ロングホイールベース化することにより、前後重量配分を最適化すると同時に乗り心地の向上、そして歩行者保護の向上も同時に実現しています。

2008年にデビューした「A4 アバント」

これまでA6以上のラグジュアリークラスに採用されてきた「MMI(フルセグ地デジチューナーTV放送対応)」や、「アウディミュージックインターフェース(AMI)」を標準装備するなど、プレミアムミッドサイズカーとして新しい基準の装備を提供しています。

搭載しているパワートレインは「1.8TFSI」は1.8L直列4気筒ターボCVT、3.2FSIクワトロには、3.2LV型6気筒+6速AT。2009年に追加された「2.0TFSI」は2L直列4気筒ターボ+7速DCTを搭載。駆動方式は「1.8TFSI」が2WD(FF)、「3.2FSI」が4WDのみとなっています。「2.0TFSI」は2WDと4WDが選べます。

現在、旧型A4アバントの中古車は約240台流通していて、そのうち230台が100万円台で購入できるようになっています。中古車の平均価格は約120万円ですが、価格帯は約30万~約400万円と100万円以下で購入できる中古車も多いのが特徴です。

100万円以下の中古車はFF車の「1.8TFSI」が中心ですが、100万円台ではアウディの特徴である「クワトロ」と呼ばれる4WD車も選べます。

アウディ最大の魅力である「クワトロ」をぜひ体験してみましょう。

はじめての1台にも最適なコンパクトアウディ

アウディ A1スポーツバック(2012年~2019年)

2012年に日本市場に導入されたA1スポーツバック

アウディで最小のボディサイズで、エントリーモデルとなるのがA1です。「スポーツバック」は5ドアハッチバックを意味していますが、100万円台で狙える中古アウディの中でも豊富な流通台数を誇るのが旧型のA1スポーツバックです。3ドアのA1が2011年に導入され、5ドアのA1スポーツバックは2012年に日本市場に導入されました。

ボディサイズは全長3,970mm×全幅1,745mm×全高1,440mmと扱いやすいサイズ。外観はアウディの象徴といえる「シングルフレームグリル」を採用。フレームの幅を拡大することで、プレミアム感とスポーティな精悍なフロントマスクに仕立てています。

インテリアはマテリアルと機能性を追求し、エアコンの吹き出し口にはジェットエンジンのタービンをイメージしたデザインを採用しシルバーリングで加飾しています。さらにスイッチなどの触感や操作音までプレミアムコンパクトらしいこだわりが感じられます。

A1スポーツバックに搭載するパワートレインは1.4L直列4気筒ターボ+7速DCTのみでしたが、2014年6月に気筒休止機構を装備し、燃費性能を向上させた1.4L直列4気筒ターボ+7速DCT。そして2015年には優れた燃費性能を実現した1L直列3気筒ターボ+7速DCTとなっています。

2015年のマイナーチェンジで登場したA1スポーツバック

旧型A1スポーツバックは2015年にマイナーチェンジを行い、外観ではヘッドライトやLEDテールランプ、前後バンパーやワイドになったシングルフレームグリルなどのデザインを変更、全長が20mm長くなりよりシャープで力強い印象となりました。

インテリアではアルミニウムルックやハイグロスブラックの装飾を増やし上質さを高めています。さらに、電動パワーステアリングを新たに採用し、燃費向上と高い走行安定性を実現しています。

現在、旧型A1スポーツバックの中古車は約240台流通しており、そのほとんどが100万円台で手が届くようになっています。平均価格は約129万円で、価格帯は約60万~約240万円と100万円以下で購入できる中古車も多くなっています。

流通している中古車のグレードは初期型の1.4TFSIだけでなく、軽やかな走りが魅力の1Lエンジンの1.0TFSIも多くあります。いずれもボディカラーも多彩なうえ、取り回しもしやすいのではじめての1台としても最適です。

アウディのアイコン的スポーツカーは2Lターボ車がおすすめ!

アウディ TTクーペ(2006年~2015年)

2007年登場のアウディTTクーペ

アウディのアイコン的存在が2ドアクーペのTTです。ショーカーをほぼそのままの形で市販化され話題となりました。100万円台で購入できる中古車のTTクーペは2006年~2015年まで販売された旧型モデルがメインターゲットとなります。

2代目となる旧型アウディTTクーペは2006年に登場。ASF(アウディ・スペースフレームテクノロジー)を採用し、ボディの7割がアルミニウム製とした結果、ボディ剛性が格段に向上しただけでなく、前後重量配分も最適化されました。

さらに電動格納式のリアスポイラーやアンダーボディのフラット化などにより、高速安定性も向上し、空力特性もCd値0.30を記録しています。

2007年登場のアウディTTクーペ

旧型TTクーペに搭載されるパワートレインはFF(前輪駆動)車の「2.0TFSI」は2L直列4気筒ターボ+6速AT、クワトロと呼ばれる4WD車の「3.2クワトロ」には3.2LV型6気筒DOHC+6速ATとなっていましたが、2009年に3.2Lエンジンが廃止され、「2.0TFSI」の4WDモデルが追加。さらに、2012年には、FF車に1.8L直列4気筒ターボ+7速DCTが搭載されました。

歴代TTクーペの中で最も中古車の流通台数が多い旧型モデルですが、約230台のうち約210台が100万円台で購入できるようになっています。中古車の平均価格は約110万円、価格帯は約40万~約320万円で100万円以下でも購入できる中古車が多くなっているのが特徴です。

FF車だけでなく、4WD車の「クワトロ」も100万円台で選べるようになっています。「クワトロ」は2Lターボ車だけでなく、3.2L車も十分流通しています。パワフルな走りが楽しめる3.2L車も魅力的ですが、軽量かつ信頼性の高い2Lターボ車の方がおすすめです。

アウディの中心車種は運転支援機能に注目!

アウディ A3スポーツバック(2013年~2021年)

2013年にデビューしたA3 スポーツバック

アウディA3スポーツバックは多くの国と地域で販売されており、アウディブランドの中心車種となっています。100万円台で狙える中古のA3スポーツバックは2013年~2021年まで販売された旧型モデルが中心です。

旧型A3スポーツバックは、当時最新の超軽量技術により、従来技術での限界を超え、さらなる軽量化を実現。キャビンには熱間成形スチール素材を採用。この結果、キャビン単体の重量は従来比で37kg減少しています。さらに、インテリアやエンジンにまで徹底され、車両トータルとしては最大で60kg軽量化を実現しています。ボディサイズは、全長4,325mm×全幅1,785mm×全高1,435mm。ホイールベースは2,635mmと延長され、後席の居住性が向上しています。

低いフロントエンドからはじまるボディラインは、ドーム状のルーフと小型ルーフスポイラーを経てテールエンドまで伸びやかに続き、スポーティさを強調しています。インテリアには、エレガントかつ軽快で清潔感溢れるデザインを採用。低い位置に装着されたメーターパネルと、ドライバー方向に向けてオフセットされたセンターコンソールとがあいまって、まるで浮き上がったようなダイナミックな印象となっています。

さらに、インフォテイメントシステム「 Audi connect」を搭載。これは、MMIナビゲーションシステムの拡張機能として搭載されるもので、走行中のインターネット接続を可能とし、簡単な直感的動作でドライバーに適切な情報を提供してくれます。

中古車市場で最も流通の多い「1.4TFSI」

搭載されるパワートレインは1.4L直列4気筒ターボ+7速DCTをはじめ、気筒休止機構・シリンダーオンデマンドを搭載した1.4L直列4気筒ターボ+7速DCTや1.8L直列4気筒ターボ+6速DCT、2017年には1.8Lに変わって2L直列4気筒ターボ+7速DCTも加わっています。駆動方式は1.4Lが2WD(FF)、1.8Lと2Lでは4WDの「クワトロ」を選択可能です。

現在、旧型A3スポーツバックの中古車は約330台流通していますが、その半数以上の約190台が100万円台で購入可能です。中古車の平均価格は約190万円、価格帯は約80万~約390万円と、2021年まで新車が販売されていたこともあって、価格帯も幅広くなっています。

流通している中古車のグレードはほとんどが2WD車の「1.4TFSI」ですが、台数は少ないものの「1.8TFSIクワトロ」も見つけることができます。まだ新しいモデルなので、中古車でも運転支援機能を搭載しているクルマが多くなっているので、注目したいポイントです。

アウディ独自の4WDシステムである「クワトロ」はぜひ体験していただきたいですが、コスパ重視の方や街乗りがメインの方は2WD仕様でも十分満足できるでしょう。自分の用途に合わせた1台を見つけやすいのもA3スポーツバックの魅力です。

人気のSUVはぜひ2Lターボのクワトロを!

アウディ Q3(2012年~2020年)

2012年にデビューしたQ3

最後に紹介するのは、アウディのSUVであるQ3の旧型です。2012年に登場した際にはアウディのSUVで最もコンパクトなボディとなっており、ボディサイズは全長4,385mm×全高1,830mm×全高1,595mmとなっています。

ボディシェルにはアルミニウムを多用し、流麗なルーフラインのボディデザインを採用するなどエアロダイナミクスを追求しています。その結果、SUVながら、空気抵抗係数Cd値は0.32というスポーツカーに匹敵する数値を実現しています。

2015年にはマイナーチェンジを行い、外観は前後バンパーやシングルフレームグリルなどのデザインを変更、よりワイドでシャープかつ力強さをアピール。さらにポジショニングライトに加えてハイビーム/ロービームにもLEDを採用。ダイナミックターンインディケーターを内蔵するリアLEDコンビネーションライトを組み合わせアウディの先進性を強調しています。

旧型Q3に搭載されているのは出力の異なる2L直列4気筒ターボ+7速DCT、1.4L直列4気筒ターボ+6速DCTの3種類。駆動方式は2Lがクワトロ(4WD)、1.4Lは2WD(FF)となっています。

2015年のマイナーチェンジにてシングルフレームグリルなどのデザインを変更

現在、旧型Q3の中古車は約190台流通していますが、そのうち約130台が100万円台で購入可能です。中古車の平均価格は約189万円、価格帯は約90万~約370万円で、個体によっては人気のSUVでも100万円以下で購入可能です。

新車時価格では価格差の大きな1.4Lと2L車ですが、中古車では価格差が縮まっているのが特徴です。そうであれば、パワフルな2Lターボエンジンを搭載した4WD車がオススメです。


洗練された内外装のデザインが特徴的なアウディは、中古車になってもその魅力が失われることはありません。また、アウディ独自の4WDシステムである「クワトロ」は、できることなら一度は試乗してみましょう。アウディらしさが存分に感じられることでしょう。

執筆者プロフィール
萩原 文博
萩原 文博
1970年生まれ。高校生のとき授業そっちのけで、中古車専門誌とチューニング雑誌をバイブルとして日々妄想に明け暮れ、大学在学中に中古車専門誌編集部のアルバイトをきっかけに自動車業界デビュー。2006年からフ...

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