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【一覧比較】アウディ7人乗りモデルおすすめ3つ|Qシリーズの新型SUVも紹介
目次
アウディとは?
アウディとは、ドイツを代表する自動車メーカーのひとつです。
ドイツには、メルセデスベンツ、BMW、ポルシェ、フォルクスワーゲンと、日本で人気が高く世界的に有名な自動車メーカーが多く存在しています。
現在、アウディはフォルクスワーゲンの傘下となっていますが、クワトロシステム(アウディのフルタイム4WD)など独自の技術が常に注目をあびているため、親会社の影に隠れることはありません。
またスーパーカーで有名なランボルギーニは、フォルクスワーゲンのアウディ部門に所属しています。
アウディの前身は、1898年に「アウグスト・ホルヒ」が設立した自動車製造工場である「ホルヒ」です。
しかしホルヒは、経営陣と車の製造にに対する考え方の違いから「ホルヒ」を追放されてしまいます。
ふたたび別の「ホルヒ」を設立しますが、同じ名前の使用を差し止められたことから社名を「アウディ」に変更し、現在に至ります。
アウディの歴史について詳しくはこちら
アウディの7人乗りはまさかのQ7だけ!
アウディの7人乗りは現在、アウディQ7しかありません。
Qとはアウディ車をカテゴライズするシリーズのひとつです。
アウディ車は7つのシリーズで構成されています。
A:基本ラインナップ(乗用車)
S:Aをスポーティに仕上げたシリーズ
S line:AをS風にするオプションパッケージ(またはそのオプション装着車)
RS:Aにレースの技術をフィードバックさせたスポーツカー
R8:スーパーカー
TT:コンパクト・リアルスポーツカー
Q:SUVモデル
アウディQ7は、Qシリーズのフラッグシップを担う高級SUVです。
Qシリーズについてはこちら
アウディQ7とは
アウディ Q7は、全長は5m以上、 全幅はほぼ2m、 全高1.7mと以上という大型のボディを存在感のあるデザインでまとめつつ、十分な居住スペースを確保しています。
3列目の2シートは、電動分割可倒式シートとなっておりフルフラットシートにも対応しています。
35年間におよび積み重ねられた技術の結晶であるクワトロシステムはアウディ独自のフルタイム4WDで、そこにオールホイールステアリング(四輪操舵)を組み合わせています。
後輪は速度に合わせて前輪と同方向(高速時) もしくは逆方向(低速時)に向きを変え、より安全に走りやすいシステムとなっており、市街地でもオフロードでも道を選ばす安定した走行を実現します。
アルミとスチールを組み合わせたアルミ複合ボディの採用と、各部の軽量化に取り組み、従来のモデルより最大で300kgもの重量削減を達成、燃費や走行性能の向上に大きく貢献しています。
アウディQ7のスペック
Q7 2.0 TFSI クワトロ | Q7 3.0 TFSI クワトロ | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン ターボチャージャー | V型6気筒ガソリン スーパーチャージャー |
排気量 | 2.0L | 3.0L |
最高出力 | 185[252]/5,000-6,000 | 245[333]/5,500-6,500 |
最大トルク | 370/1,600-4,500 | 440/2,900-5,300 |
トランスミッション | 8速ティプロトニック | 8速ティプトロニック |
駆動方式 | クワトロ(4WD) | クワトロ(4WD) |
使用燃料 | ハイオク | ハイオク |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
Q7 2.0 TFSI クワトロ | Q7 3.0 TFSI クワトロ | |
---|---|---|
全長 | 5,070 | 5,070 |
全幅 | 1,970 | 1,970 |
全高 | 1,735 | 1,735 |
ホイールベース | 2,995 | 2,995 |
車両重量 | 2,020 | 2,080 |
乗車定員 | 5/7 | 5/7 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
アウディQ7はエンジンのダウンサイジングにより、環境に配慮したエンジンに生まれ変わりました。
従来より最大で300kgの軽量化を達成しており、燃費にも良い影響を及ぼすこととなりました。
オプションで装着できるエアサスペンションを選べば、その乗り心地はさらに洗練されたものになります。
ボディサイズの大きさはそのまま居住スペースの確保にもなり、7人でも普通に乗車することができます。
アウディQ7の燃費
Q7 2.0 TFSI クワトロ | Q7 3.0 TFSI クワトロ | |
---|---|---|
JC08モード燃費 | 12.6 | 11.7 |
実燃費 | 約8.5 | 約7.0 |
[単位]km/L |
従来のモデルより軽量化したとは言え、2tを超える車重ですので、ストップアンドゴーが多くなる街中では燃費は伸びづらく、乗り方によってはさらに悪い結果になる可能性もあります。
高速道路や広い国道などで巡航することができれば、燃費は伸びます。
同乗人数や荷物の量、走る場所によって燃費に差が出ますので、あくまでも参考値としてください。
アウディQ7の価格
アウディ Q7 新車価格 | |
---|---|
Q7 2.0 TFSI クワトロ | 8,040,000 |
Q7 3.0 TFSI クワトロ | 9,290,000 |
[単位]円(消費税込み) |
現在、日本でラインナップされているQ7の2モデルは、気に入ったオプションを装着していくと、すぐに1,000万円を超えてしまいかねません。
S lineスポーツパッケージは、アクティブエアサスペンション-スポーツに加え、内装のオプションもセットになっていますのでお得感があります。
価格は82万円ですので、 Q7 3.0 TFSI クワトロに装着すると、1,000万円を超えてしまいます。
他にも安全性を向上させるオプションは是非装着しておきたい!と考えると、Q7 2.0 TFSI クワトロでも同じ結果になってしまいそうですね。
アウディQ7の中古車は下記より参照して下さい。
- 最新「Q7」中古車情報
-
本日の在庫数 97台 平均価格 444万円 支払総額 78~976万円
アウディQ7の試乗評価
カタログ値からして「大きい」と感じさせるボディは、実際に見るとやはり大きく感じるというのが、多くのドライバーの第一印象のようです。
特にショールーム内で見ると、こんなに大きな車は初めて見た!と思う人もいることでしょう。
一般道を走ってみても、ほぼ2mの全幅には気を遣い、特に駐車場では隣の車との隙間を確保するのが難しいという口コミも見られました。
駐車場では一番端で、隣に車がいない場所を選ぶのが無難でしょう。
しかし、高速でのクルージング走行はとても気持ちよく、アイポイントが高いこともあり、ゆったりと運転することができるという好評価も見られます。
また、車両感覚に慣れても狭い裏道には侵入しないほうが無難との声も聞かれます。
参考までに、アウディQ7のレビューを2つ掲載しましたのでご覧ください。
「グーネット」でのアウディQ7についてのレビュー:その1
【所有期間または運転回数】
高級感があって加速が良い。高いけど満足。
【良い点】
総合評価と同じ。
【悪い点】
燃費※仕方ないと思います。。。。。
「グーネット」でのアウディQ7についてのレビュー:その2
【所有期間または運転回数】
RX-7カブリオレ、ランクル80、ハリアー(初代、ハイブリッド)と乗ってきて
カイエン、X5なども検討したが、7人乗りでキャンプで使える車ということで購入。
今ではかみさんのほうが運転している。(スキーやキャンプの際は行きが私で帰りかみさん)
10年間は乗ろうと考えている。(買い換えられないというお財布事情が大きいけど)
【総合評価】
スーリーのキャリアをつけているので2.1メートルを超え、立体駐車を選ぶのが困るくらいで他は大満足。
後部座席ごとにナビ、TVや外部装置(SDカードなど)の動画も観れるようにしておりエンターテイメント性も問題なし。
【良い点】
街中で止まると多くの人に見られてかっこいいといわれる。
ほとんどの人が車種などは知らないようで、なんて車?と言っている。
【悪い点】
なし。 時期新型が落ち着いた感じになっているのが残念。
歴代のアウディQ7
初代
アウディQ7は2005年に登場しました。
3列シートを備えた7人乗りのコンセプトとともに、アウディのプレミアムSUVとして市場に投入されました。
シャシーは親会社であるフォルクスワーゲン トゥアレグや、ポルシェ カイエンと同じものを共有しています。
日本では2015年までの10年間に3つのグレードを展開していましたが、2012年には販売が終了してしまいました。
2代目
2015年にデビューした現行車種で、3年振りに国内正規輸入車として復活することになりした。
ラインナップされる2モデルは、初代の前期モデルよりダウンサイジングされたエンジンを搭載し、車両重量も削減されています。
最新の安全装備も充実しており、より安心して乗れるプレミアムSUVに仕上がっています。
アウディ7人乗り車種比較一覧
アウディ Q7 全モデル比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年代 | モデル名 | エンジン | 出力/トルク | 車両重量 | kg/ps |
初代 2005-2015 |
4.2FSIクワトロ | 4.2L V8 | 350ps/44.9kgf・m | 2,350kg | 6.71kg/ps |
3.6FSIクワトロ | 3.6L VR6 | 280ps/36.7kgf・m | 2,270kg | 8.10kg/ps | |
3.0TFSIクワトロ | 3.0L V6+SC | 272ps/40.8kgf・m | 2,300kg | 8.51kg/ps | |
2代目 2015-現在 |
3.0TFSIクワトロ | 3.0L V6+SC | 333ps/44.0kgf・m | 2,080kg | 6.24kg/ps |
2.0TFSIクワトロ | 2.0L 直4+ターボ | 252ps/37.0kgf・m | 2,020kg | 8.08kg/ps | |
備考:初代は当時のデータ参照値 kg/ps:パワーウェイトレシオ |
日本で販売された初代の3モデルと2代目の2モデルを比較しました。
2代目のエンジンは、ダウンサイジングしているにも関わらず、馬力・トルク共に向上しています。
たった数年の差ですが技術革新によって、より効率的なエンジンを開発が進んだ結果です。
初代の4.2L V8エンジンが350psと出力では一番ですが、車両重量を大きく削減した2代目とパワーウェイトレシオを比較してみるとどうでしょうか?
明らかに2代目の3.0TFSIクワトロ方がパワーウエイトレシオが低く、加速にも余裕があることでしょう。
単に出力だけを追い求めるのではなく、車両トータルの性能としてどう開発していくべきかという方向性が見事に当てはまった結果です。
- 執筆者プロフィール
- 宮代ツトム