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アメ車セダンおすすめ人気ランキング2021年|最新情報
目次
アメ車の代名詞ビッグセダン
その昔、日本でも人気の輸入車だった時代もあるアメ車。車好きなら一度は乗ってみたいフルサイズセダンですが、現在の日本ではなかなか目にすることのなくなった車ともいえるでしょう。
欧州車の人気が高くなる一方、アメ車の情報は少ないため、イメージは昔のままでしょう。古臭いと思われがちなアメ車のセダンですが、実は洗練されたスタイルに最新のデバイスが搭載された魅力あふれる車です。
そんなアメ車の中から新車はもちろん、現在は生産を終了となりながら、まだまだ中古車でも現役の車を交えてご紹介していきましょう。
第10位 フォード マーキュリー
アメリカを代表する自動車メーカーには「BIG3」と呼ばれる3社があります。クライスラー、GMに並ぶメーカーがフォードです。他メーカーの買収や子会社、合弁会社を設立することで、数々のブランドを運営してきました。
例えば、GMのキャデラックやシボレーを筆頭に、フォードもまたリンカーンを所有しています。その中で1938年に誕生したマーキュリーは、他社メーカーの車ではなく、フォードが開発を手掛けているという点に大きな特徴がありました。
フォードブランドの中では、リンカーンに次ぐポジションを獲得し、高い人気を得てきました。ワゴンやクーペもラインナップされてきた中で、セダンといえば1979年に誕生した「グランドマーキー」や1986年に初代が生産された「セーブル」がありました。
ラージセダンを代表するマーキュリーは、サスペンションによってふわふわの乗り心地を実現。またV8エンジンから繰り出されるトルクのおかげで、余裕の走りを堪能することができました。しかし2000年に入ると、ブランドの差別化ができなくなり、2011年に生産終了を迎えています。
第9位 シボレー カプリス
シボレーのフルサイズの中でも最上位モデルに位置づけられていたカプリスは、1965年に誕生し、2002年に4代目で一度生産終了を迎えています。1999年から2006年までは、オーストラリアのホールデン社によって中東で販売。しかし2017年にホールデン社の撤退により生産終了になりました。
初登場当時はセダンのみでしたが、インパラのゴージャスバージョンの位置づけとされていたことからもわかるように上質な室内装備が特徴です。木目調のダッシュボードや質感にこだわったシートなど好評を得ていました。そのため誕生翌年には2ドアハードトップ、5ドアワゴンも加わり、シリーズ化されることになります。
日本では1991年から販売が開始された4代目の人気が高かったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。アストロなどと共に絶大な支持を得てきました。全長5mを超える大柄なボディの室内は、まるでソファのような座り心地という声もあったようです。
アメリカではパトロールカーやタクシーに使用されることが多かったカプリスですが、公用車としても採用されています。このことからも高性能で、居住性が高かったことが分かるのではないでしょうか。
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本日の在庫数 21台 平均価格 287万円 支払総額 168~420万円
第8位 フォード クラウンビクトリア
1955年にクラウンビクトリアの名前が最初に使用された際は、角ばったシルエットの2ドアクーペでした。その後、1992年に再登場した際には、丸みのあるエアロダイナミックなデザイン性へと変化を遂げています。
オイルショックを受けて、アメリカの各自動車メーカーはダウンサイジングやFFの採用に余念がありませんでした。しかしフォードは自社の多くの製品とプラットフォームを共有していることもあり、フルサイズの製造を続けており、根強い人気となっています。
クラウンビクトリアといえば、1998年のマイナーチェンジで「ポリスインターセプター」といわれるポリスカーのベース車両が存在していたことでも有名です。警察車両として納品されていたのは警察市場の約7割ともいわれています。カーチェイスなどを行うことも多く、操作性や加速性能に優れた車が選択されていたのかもしれません。
2011年に生産が終了されていますが、最後まで旧型にこだわったクラウンビクトリアには、他社メーカーにはない古き良きアメリカの匂いが感じられます。最新のメカにはない気持ちよさを体感するなら、クラウンビクトリアはおすすめといえるでしょう。
第7位 キャデラック DTS
DTSは、キャデラックが1959年~2005年まで販売していた長い歴史を持つ「DEVILLE(ドゥビル)」の後継車として誕生しました。最終モデルとなる8代目のグレードには、「DHS」と「DTS」 が設定されており、グレード名がそのまま車名に使用されるという珍しい車です。
DTSの名前の由来となっているのは「Deville Touring Sedan(ドゥビルツーリングセダン)」を略したものです。DTSといえば大統領の専用車両として採用されていたことでも知られているでしょう。その歴史は古く1930年にまで遡ることができます。DTSをベース車両にした「キャデラック・ワン」や「ビースト」と呼ばれてきました。
DEVILLE時代からラグジュアリーカーを象徴する存在でしたが、DTSでは更に高級感と洗練された魅力を増しています。特徴的なインテリアは、最近のキャデラックにはない往年のイメージでまとめられており、最新の装備を備えたDEVILLE(ドゥビル)のような感覚をまとっています。
DTSは2007年に生産を終了し、後継車のXTSも2014年に販売を終了。現行車は2016年から販売が開始されたCT6に引き継がれています。DEVILLE(ドゥビル)の名前が無くなってしまったことは往年のアメ車ファンにとっては寂しい限りといえるのではないでしょうか。
第6位 クライスラー 300
2004年に登場した300は、クライスラーが1955年に発売していた「クライスラー・300レターシリーズ」をアレンジしたモデルでした。レターシリーズというのは、1955年~1965年にクライスラーが製造していたラグジュアリーカーのこと。車名の末尾にアルファベットが添えられており、最終モデルは300Lにまで至っています。
1955年当初のC-300にはレターシリーズを表すアルファベットが使用されていませんが、実質的にはこのモデルが300Aとされているようです。当時は2ドアクーペが採用され、車の後方にはテールフィンが取り付けられるなど、現代とは異なる趣です。
2004年に復活した際にはフルサイズのセダンとなっており、迫力のあるスタイルになりました。2011年に現行車の2代目となり、デザインが大幅に変更されています。先代モデルのディテールを引き継ぎながらも、アグレッシブさよりも洗練されたデザインが目を惹くスタイルです。
2011年当時のグレードは300、300リミテッド、300Cにスポーツモデルの300S、最上級グレードに300 SRT8が設定されていました。日本ではクライスラーが販売を撤退していることから、2017年に販売を終了しています。
第5位 キャデラック CTS
キャデラックに限ったことではありませんが、大きなボディは欧州やアジアでは人気があるとは言えないものです。加えて本国アメリカでもCTSが誕生した2003年当時、キャデラックオーナーの平均年齢が60歳だったこともあり、若者世代からの人気も低迷していました。
そこで誕生したのがCTSです。これまでのキャデラックをコンパクトでスポーティにするため、プラットフォームから新たに設計。欧州車セダンを意識した緩やかにカーブを描くボディラインやテールのデザイン性、幅の狭いライト「アート&サイエンス」と呼ばれるデザインを採用。
2013年には3代目を迎えますが、衝撃的だったのはV8エンジンの廃止です。CTS初となる直列4気筒エンジンを搭載し、軽量化と燃費向上が図られました。キャデラック初となるアルミニウムの採用や前後重量配分50:50を実現。
コルベットにも採用されている「マグネティック・ライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)」など、スポーツセダンのイメージを定着させたといえるでしょう。しかし2019年に生産終了となり、後継車はCT5とCT6へと引き継がれました。
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本日の在庫数 26台 平均価格 193万円 支払総額 54~426万円
第4位 テスラ モデルS
2003年に創立されたテスラは、内燃機関を持たず、モーターを回して走行する電気自動車に特化したメーカーです。自動車メーカーとしてだけではなく、ソーラーパネルや電動輸送機器などの販売も行っている、今までにない新しい自動車メーカーといえるでしょう。
電気自動車の性能を大幅にアップすることに成功しただけでなく、高級感のあるエクステリアに斬新なインテリアが賛否両論を巻き起こしました。モデルSが登場したのは2012年のこと。テスラの最高級スポーツサルーンとして登場しています。
EVならではといえる技術には、スマートフォンでいつでもアップデートが行えるという手軽さが挙げられるでしょう。ソフトウェアをインストールすれば、すでにモデルSのオーナーであっても最新の機能を堪能することができるという新しい価値を見出しています。
2021年に改良されているのは、新たなグレードの「Plaid(プラット)」。2つだったモーターを3つ搭載し、スーパーカー顔負けの加速感を味わうことができます。インテリアでは、縦型だったディスプレイが横型に変更され、ステアリングは、ゲーム機のようなU字型を採用するなどテスラならではの遊び心が満載です。
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本日の在庫数 46台 平均価格 498万円 支払総額 168~1,399万円
第3位 ダッジ チャージャー
1960年代のアメリカは、空前のマッスルカーブーム。各メーカーからリリースされた車は絶大な支持を得ていました。ダッジはマッスルカーの火付け役となりながらも、後続メーカーに先を越されることに。その後クライスラーを代表するマッスルカーの象徴として1966年登場したのが、2ドアファストバックのチャージャーでした。
1970年代のオイルショックを受け、パワーダウンやボディデザインの変更やコンパクト化をしながら1987年に生産を終了しています。その後2005年に突如として復活した際には4ドアセダンに姿を変えていました。
2011年から4代目となり、2015年にマイナーチェンジではフロントマスクのデザインが大幅に変更されています。精悍な顔つきになり、ワイド&ローなスタイリングは、現代的な印象を与えているようです。
現在では、ダッジが日本から撤退しており、正規での購入はできません。しかし本国アメリカでは800馬力のハイパワーセダンが普通に販売されていることは何ともうらやましい限りではないでしょうか。
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本日の在庫数 83台 平均価格 401万円 支払総額 40~2,098万円
第2位 リンカーン コンチネンタル
2020年に生産を終了したコンチネンタルの歴史は長く、初代は1939年に発売されています。アメ車の中では、マッスルカーとは一線を画す存在であり、特にコンチネンタルはその優美なスタイルが目を惹く存在だったといえるのではないでしょうか。
コンチネンタルは、キャデラックと同様に大統領専用車両として1961年~1977年まで使用されてきました。オープンカーでパレードを行う際には、雨などの悪天候に備えて屋根を取り付けることもできます。
しかし1963年のケネディ大統領暗殺事件以降、固定屋根、装甲車、防弾ガラスを備えたものが採用されるようになりました。2017年に誕生した10代目を飾る最終モデルでは、端正なデザインの中にもスポーティさを感じられる飽きの来ないいで立ちとなっています。
リンカーンのみならず、近年のアメ車セダンにいえることは、ボディサイズも縮小されエンジンもダウンサイジングされた車が多くなっているということです。しかしSUV人気に押され、シェアも縮小の一途をたどり、歴史の長いコンチネンタルの幕が降ろされたことは非常に残念です。
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本日の在庫数 137台 平均価格 1,724万円 支払総額 310~4,680万円
第1位 キャデラック CT6
キャデラックのフラッグシップモデルといえる上級フルサイズセダンがCT6。CT6の元をたどると、1959年に誕生したドゥビル、DTS、XTSの後継車です。2015年に誕生していますが、2019年にはマイナーチェンジが行われています。
V8エンジンを始めとして、V6エンジンの下には2Lの直4エンジンも用意されている点からも、欧州車を意識したキャデラックの新たな取り組みがされているといえるでしょう。多段ATの10速を採用しているため、アクセルを踏む込んだ時の加速感がスムーズとなっているようです。
古き良きアメリカ時代の車に多かったフワフワのサスペンションも、今は採用されていません。どちらかというと、欧州車に多い路面の凹凸があっても揺れの少ないフラットライドな快適な乗り心地に変化しています。
NAの自然吸気を採用していることから、伸びのある走りを体感できるでしょう。5mを超える大柄なボディサイズからは、俊敏な動きはできなくても昔のアメ車のような鈍い動作ではなくなっています。キャデラックらしい風格は、欧州車にはない魅力の一つといえるでしょう。
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本日の在庫数 15台 平均価格 502万円 支払総額 396~627万円
世界的に見てもセダンには厳しい現状
国産車を見てもわかるように、セダンは生産終了の一途をたどっています。アメ車にとっても、ダウンサイジングされたエンジンに、縮小されたボディサイズなど、かつての「アメ車」とひとくくりにされていた時代とは異なる方向性のセダンが多くなってきました。
そんな中でも好調なセダンを販売しているのは、テスラです。もし古き良きアメリカを思わせるビッグセダンに乗ってみたいと考えるなら、迷っている時間は少ないといえるでしょう。アメ車でしか味わうことのできない楽しさを感じることができるかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- KAKO MIRAI
- AE92やSOARER Z30を乗り継ぎ、たどり着いたのはトルクフルなV8サウンド。ユーロライクなCAMARO Z28からDODGE CHARGER HEMIとアメ車にどっぷりハマってしまいました。Bライセンスの所持経験を持ち、普段の足にVitz...