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走り好きなパパには「低い」が絶対条件?今では懐かしいロールーフミニバンたち【推し車】

現在の日本で売れているクルマといえばハイルーフのミニバンやスーパーハイトワゴン、それに最低地上高の高いSUVですが、クルマ好きな皆さんの中には「そんな重心が高そうなクルマ、転がりそうで嫌だ」という人もいると思います。

昔はそう思う人がもっと多く、初期のミニバンブームを牽引したのは背が低くスポーティなロールーフミニバンでした。

その後、ハイルーフ車でも一般的な走りになんの問題もなく、むしろ使い勝手の良さがウケると急速に廃れたロールーフミニバンですが、今回は普及期に入った当時を代表する3台を紹介しましょう。

三菱 シャリオ(2代目・1991年)

ターボや多彩なルーフ、シートアレンジで攻めた元祖ロールーフミニバン

三菱 シャリオ リゾートランナーGT(2代目)

初代も先見の明が光るミニバンだったシャリオですが、2代目も三菱らしくガッシリしており、ロールーフといっても頭上スペースへ余裕があるのに、低重心に見えるデザインはなかなか秀逸です。

RVブームが明らかになった時点でバンパーガードなど当時の定番オプションも準備され、デリカスターワゴンのロールーフ版とも言える姿は、今でいうクロスオーバーSUVに近かったかもしれません。

広いガラスルーフを備えたハイルーフ仕様や、12通り以上の多彩なシートアレンジ、フル乗車でも快適性を保つ大風量ベンチレーションや10か所以上の収納スペースもさることながら、圧巻は伝家の宝刀4G63を積む4WDターボのリゾートランナーGT!

3列シート7人乗りなのに5速MTも用意された、まさに元祖走りのミニバンで、シャリオエボとも言われましたが、時代が求めていたのは、過激な走りより快適で上質なラグジュアリー性だったのが惜しまれます。

ホンダ オデッセイ(初代・1994年)

実現に時間はかかったものの、予期せぬ大ヒットで結果オーライ

ホンダ オデッセイ(初代)

1980年代から北米で日米のミニバンがヒットし始めるのを見て、ホンダでも乗用車と同じ快適性を持つ3列シート車を作ろうと考える人がいたものの、デザイナーは「それじゃカッコイイクルマにならない」と嘆き、販売現場も「欲しいのはハイエース」と冷淡。

ハイエースみたいなクルマは後に初代ステップワゴン(1996年)で実現しますが、乗用車ベースのロールーフミニバンは国産車でも日産や三菱、マツダが作っており、ホンダでは社内で懐疑的な意見は多かったものの、関係者の奮闘でついに初代オデッセイがデビューします。

そして、フタを開ければライバルよりスタイリッシュで高級感漂うラグジュアリーな内外装により、1970年代に社運をかけた初代シビックすら上回る大ヒット!

こうなると後発でも早く大ヒットさせたもの勝ちで、しばらくはミニバンといえばオデッセイ、ミニバンの稼ぎでF1を走らせてると言われるほどの、ホンダ天下が続きました。

トヨタ イプサム(初代・1996年)

急増ミニバンの不発は、その後のトヨタを本気にさせた

トヨタ イプサム(初代・画像は海外版の「ピクニック」)

オデッセイのヒットに対抗して初代イプサムを繰り出したトヨタですが、1990年代のRVブームに乗り切れず、ここでも「5ナンバーサイズで狭く、快適性も質感もライバルに遠く及ばないクルマ」を作ってしまいます。

コロナプレミオをベースに、2Lエンジン(または2.2Lディーゼルターボ)を積む5ナンバーFFミニバンという意味では後のノア/ヴォクシーに通じるものがあり、トヨタの販売力で最初は売れたものの、消えていくのも早かったという印象です。

筆者は両方乗りましたが、満足感が高いオデッセイに対し、イプサムはいかにも急造で安っぽさばかりが目立ち、長く乗っていると疲れるクルマでした。

しかしそこからがトヨタの底力で、2代目イプサム(2001年)は失敗に終わったものの、2000年代には本腰を入れ、多数のヒット作でミニバン王国になるのですから、イプサムはちょっと高くつく勉強代、反面教師として存在意義がありました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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