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【リッターカー全11車まとめ】日本車と外車全網羅!メリット・デメリットも解説

リッターカーとは?

©Proxima Studio/stock.adobe.com

「リッターカー」とは車の排気量が1,000ccクラスの小型自動車を指し、コンパクトカーやスモールカー、欧州のクラスカテゴリーではAセグメントに位置付けされます。

リッターカーという言葉が生まれた時代背景には、環境問題の点から大気汚染防止や自動車NOx・PM法、都道府県によるディーゼル車規制条例などの自動車排出ガス規制がなされたことが挙げられます。

さらに、自動車本体の排気ガス排出量を低減させる目的もあり、1977年、ダイハツ工業から「シャレード」という名の小型自動車が発売されます。

ダイハツ シャレード 3代目 1987年

当時の自動車業界では大排気量・ワイドボディを競う傾向にあり、「エコ」という概念は薄いものでした。

しかし、省資源・省エネルギー・省スペースなどの国が掲げる環境問題に配慮しつつ、快適さや必要なパワーを求める多くのニーズに合った自動車として「シャレード」は、広くて小さい経済車として人気を博しました。

当時のシャレードの排気量が1,000ccであったことから「リッターカー」という言葉が生まれ、現代の今でも現行車として開発・販売されているのです。

リッターカーのメリット

@DragonImages/stock.adobe.com

軽自動車より高い走行性能

軽自動車とリッターカー、ボディサイズが似ている車も多いですが、エンジンの排気量が異なります。

軽自動車は660cc以内という制限があり、それを超えることはできません。しかし、1,000ccのリッターカーは、高速走行時の追い越しや合流、登坂などで、軽自動車よりもスムーズな加速ができるのです。

また、近年では軽自動車の室内スペースを確保したコンセプトのモデルが多く販売されていますが、全体的に比較すると車内が狭い車種が多く、4人乗車した時の圧迫感を感じさせます。

リッターカーなどのコンパクトカーのほうが、ゆったり座ることができ、圧迫感を感じることはないでしょう。

普通車の中でもコンパクト

リッターカーは普通車よりも小さめな作りとなっていることから、狭い路地や駐車場での運転性が高く、車の運転に不慣れな方や初めて車の購入を検討されている方にも、おすすめできます。

例えば、リッターカーの先駆けとなった「シャレード」のボディサイズは全長3,460mm×全幅1,510mm×全高1,360mmとコンパクト。以下に示した普通車2車と比較しても、ひとまわり小さいサイズです。

メーカー車名全長全幅全高
トヨタライズ(リッターカー)3,995mm1,695mm1,620mm
ダイハツシャレード(リッターカー)3,460mm1,510mm1,360mm
日産ノート(普通車)4,045mm1,695mm1,505mm
トヨタヤリス(普通車)3,940mm1,490mm1,490mm

普通車より燃費や税金面などが有利

普通車と比較すると燃費性能が高い傾向にあり、コンパクトかつボディサイズや車両重量も小さいリッターカー。

また、リッターカーのほうが車両本体価格が安い傾向にあり、エントリーモデルでは低コストで車を購入することができる場合があります。

税金面では1リッター以下となるので、新車登録が2019年10月1日以降であれば、25,000円となります。(2019年9月30日以前のものに関しては29,500円)。

執筆者プロフィール
F2L
F2L
平成6年生まれ。愛車はDR64W クリッパー。キャンプや登山等のアウトドアや車を使った車中泊の相棒です。ライター歴は3年。二級自動車整備士として5年間日産のディーラーでメカニックをやっていました。整備士...

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