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「家の前に軽なんて置かれちゃみっともなくて」“車でマウント取りたがる人”の醜態を見よ
社会生活を送るなかで、持ち物やステータスをめぐる「マウンティング」は避けて通れないものなのかもしれません。
とくに経済状況が反映されやすい自動車は、マウントを取りがちな人たちにとって格好の材料になってしまうこともあるでしょう。
今回は車のオーナーの方々に、「車でマウンティングされた経験」について話を聞きました。
この状況でマウンティングする?
長い人生のなかでは、職場や学校をはじめ「気が合わない人と過ごさなければならない時間」が少なからず発生します。さらに大人になってからは、「親族付き合い」に悩まされるケースもあるでしょう。
「夫と娘の3人で暮らしているのですが、少し前に私の父が亡くなり、先に私だけ実家に戻ることになったんです。実家までは車で30分もかからないので、普段足にしている軽を使ったんですよね。
実家の駐車場は広めなので、そこに止めておいたのですが、後から兄家族が到着した際、兄嫁から『家の前に軽を置いておくのは、みっともないんじゃない?』といわれてしまいました。
昔から会うたびそういう嫌味をいってくる人なので、そうですね、と受け流していましたが、そもそも兄家族の車もずいぶん昔のミニバンで、たぶんもう15年くらい乗っているんですよね。それでよく勝った気になれるなって。
ちなみにそれから間もなく夫が着いたので、私の軽はコインパーキングに移動して、夫が乗ってきたSUVをミニバンの隣に置きました。別に自慢するような車ではありませんけど、まだ買って2年ほどだったので、それからは何もいってきませんでしたね」(50代女性)
ボディサイズの小ささや税金の安さなどから「格下扱い」を受けがちな軽自動車ですが、取り回しのよさは抜群であり、日常の足として使っている人も多いでしょう。
なお一般社団法人日本自動車工業会が発表した「2023年度軽自動車の使用実態調査」によれば、軽乗用車を保有する人たちのうち、普通車・小型車を併有している人は54%と、半数を超える結果が示されています。
とくに20代~40代の年齢層に絞ると併有率は60%を超え、軽自動車オーナーのうち多くが「軽は足用のセカンドカー」として所有していることが窺えます。
上のお話にもありますが、「あの人は軽に乗っているから……」と見下そうとすると、痛い目に遭う可能性もありそうですね。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...