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車の傷消しならコンパウンド!正しい使い方&おすすめ人気ランキングTOP10

大切な愛車に傷がついてしまった時、あなたはどうしますか?便利なお助けアイテム「コンパウンド」を使えば、ほとんど凹みがない軽い傷なら自分でも補修できちゃうんです!「コンパウンド」の使い方やおすすめ製品をご紹介します。

愛車のボディに傷が!そんな時に役立つ「コンパウンド」

どんなに大切に乗っていても車は屋外で走行や駐車をするのでスリ傷がつくのは避けられません。
車のボディのスリ傷は、見た目の問題だけでなく、小さなスリ傷の塗装が剥げた箇所から、雨やホコリが入りこみ、サビの原因となって車を劣化させてしまいます。
時間が立てば立つほど、劣化のリスクは高まりますから、ついてしまった傷を放置せず、少しでも早く対処することが大切です。
そうは言っても、修理工場に持ち込むのは大変ですし、おサイフにも厳しい……
そんな時の強い味方が「コンパウンド」です!

「コンパウンド」を使えば、ほとんど凹みがない軽い傷なら、素人でも補修できるんです。
便利なお助けアイテム「コンパウンド」について、特徴から使い方、おすすめ製品まで、まとめてご紹介します。

コンパウンドとは

「コンパウンド」とは広義には混ぜ合わせたもの、つまり「複合物」「化合物」を指す言葉です。
天然ゴムや合成ゴムのポリマーに、カーボンブラックなどの補強材や薬剤を配合したタイヤの素材にも使用しますが、一般にカー用品で「コンパウンド」と言えば“研磨剤”のことになります。

「コンパウンド」を見たことがないという方は、サンドペーパー(紙やすり)のざらざらした表面を思い浮かべてください。
あの“ざらざら”がつまり研磨材なんですが、サンドペーパー(紙やすり)は、粉状の研磨材を紙に塗布したものです。

そして、コンパウンドは粉状の研磨材を油分などの薬剤と混ぜ合わせて、使いやすいペースト状もしくは液状にしたものと考えていただくとよいと思います。
身近な例をあげると、キッチン用品のクレンザーや練り歯磨きと同じようなものです。

プロ仕様では、粒子の大きさが違う研磨材が揃っています。
プロは傷の状態や使用する箇所の状況に応じて、数種類を混ぜ合わせたり、混合する油剤を調整することで研磨力を調整し、市販のコンパウンドでは対応できない傷にも対応しています。

コンパウンドはどんなときに使う?

コンパウンドは研磨材ですから、車のボディに適量をつけて軽くこするだけで、表面をごくわずかに削り取ることができます。
塗装の表面が変色してしまった場合も、コンパウンドで磨けば綺麗に落とすことができます。
例えば、鳥の糞や虫の死骸による変色、洗車では落とせない雨染みや水垢の除去には、コンパウンドは非常に効果的です。
また、ほとんど凹みのないごく浅い傷でしたら、傷の周辺を研磨して、表面を平らにする程度でも目立たなくなります。

コンパウンドは、洗剤だけでは落とせない頑固な汚れ落としから、修理に出すほどではない表面上の傷にまで使える便利なアイテムです。

コンパウンドの種類と特徴

コンパウンドには、研磨材の粒子の大きさの他、配合される溶剤や成分によって様々な種類があります。
それぞれに特徴があり、効果や使い勝手も異なってきます。
成分では、ノンシリコン、ノンワックス、水性、水溶性のものと、石油系溶剤、シリコーンやワックスなどを含む油溶性のものに大きく分けることができます。

油溶性のコンパウンド

油溶性のコンパウンド石油系溶剤、シリコーン、油溶性のワックスなどを配合したタイプのコンパウンドです。
シリコーンやワックスなどの艶出し剤や石油系溶剤が配合されたコンパウンドは滑りがよく、水性、水溶性よりも初心者や女性にも扱いやすいと人気が高いようです。
短時間で傷を目立たなくすることができて、すぐに艶が出るため、急いで仕上げたいときや応急処置としてはとても便利です。

しかし、油溶性のコンパウンドで傷が目立たなくなるのは、コンパウンドによる研磨と同時に、石油系溶剤や艶出し剤が傷の内部に入りこんで埋めてしまっている場合が多いです。
そのため、時間の経過や脱脂によって傷を埋めた溶剤などがなくなれば傷が現れてきます。
例えば、仕上げとしてガラスコーティングなどを行う場合、下地処理として「脱脂」をしなければなりません。

すると、コンパウンドを使用して「消えた」と思っていた傷が出てきてしまうこともありえます。
また、ピカピカになったと思っても磨き上げた艶ではなく、表面に塗られた艶出し成分による艶の場合は、比較的短期間で「艶引き」を起こすということもあります。

油溶性のコンパウンドでは、研磨して補修する以前に傷が埋まって目立たなくなってしまうため、作業中に脱脂をして傷の状態を確認しながら研磨する必要があります。
また、油溶性のコンパウンドの特徴に、艶出し剤や石油系溶剤の成分で滑りが強いので、水溶性と比較すると切削性が弱いということもあります。
つまり、油溶性のコンパウンドでしっかり研磨して傷を補修しようとすると手間がかかるということです。
反面、切削性が弱いということは、車の塗装を労わりながら慎重に作業をしたい場合には良いとも考えられます。

また作業中に飛散した場合の拭取りが大変だったり、素材によっては付着すると変質する危険性もありますので、作業場所の養生にも気を配った方がよいでしょう。

 長 所  ・傷を埋めるため、急ぎの仕上げや応急処置に適している。
・初心者や力のない女性でも簡単に艶が出せる。
・切削性の弱さが慎重な作業には適している。
 短 所  ・表面的に塗っただけでは研磨の効果が出づらく、比較的短時間で効果が消える。
・きちんと研磨しようとすると手間がかかる。
・油溶性のため、周囲の汚染や付着への注意が必要

水性・水溶性のコンパウンド

水性・水溶性コンパウンドは、ノンシリコーン、ノンワックスで石油系溶剤など油溶性の成分は最小限に抑えています(ゼロではありません)。
そのため、油溶性と比較して切削性が高く、作業中に脱脂する必要はありません。作業時間も短くてすみます。
コンパウンドを使用した後、ガラスコーティングをする場合(下地処理)には、脱脂がいらない「水溶性」のコンパウンドが適しています。

油溶性は使いやすい反面、傷を埋めてしまうという特徴があります。その際に研磨で生じたカスも含んだままになりますので、作業中に研磨カスが飛散することは少ないです。
それに対して水溶性コンパウンドは、研磨カスが出やすいです。水洗いで簡単にメンテナンスが流すことができます。

 長 所・研削性がよいため、作業効率は良い
・脱脂の必要がなく、コーティングの下地処理が不要。
・飛散しても簡単に拭き取ることができる。
 短 所・乾燥しやすく、初心者には扱いづらい。
・研磨カスが出やすい。
・油溶性のため、周囲の汚染や付着への注意が必要

コンパウンドの形状による違い

水溶性、油溶性という成分由来の区別だけでなく、リキッドやペーストなど形状による違いもあります。それぞれの特徴をまとめました。

■ リキッドタイプ(液体)

 長 所・液状なのでコンパウンドの伸びが良い。
・均一に研磨しやすい。
・研磨カスの排出性がよく、傷を埋めにくい(特に水性や水溶性)
 短 所・飛散しやすい。
・乾燥しやすく、作業がしにくくなる。

■ ペーストタイプ(より粘度が高い)

 長 所・流れないので、ピンポイントに使用できる。
・研磨カスが出ない。
・飛散しにくい。
 短 所・伸びが悪く、ムラが出やすい。
・研磨カスの排出性が悪く、傷を埋めてしまう。(特に油溶性)

コンパウンドとして使える?歯磨き!

実際に、クレンザーや練り歯磨きを車に使用する方もいるそうです。
車のように塗装がない場所に使用するための製品である、クレンザーや練り歯磨きに含まれている研磨材は粒子が細かく、余分な傷をつけずに済むそうです。

特に練り歯磨きの研磨材は、歯のエナメル質を傷つけないすぎよう、一定以上の力が加わると砕けてなくなるように作られているため、安心して使えるそうです。

歯磨きはどのご家庭にもあるものなので、思い立って試せますね。その場合は、研磨材が配合された製品であることを確かめましょう。また、歯磨きの相棒である歯ブラシは絶対に使用してはいけません!

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