初めて車と出会う人の為の車情報メディア MOBY [モビー]

【意外】外車の軽自動車は存在する?外車っぽい軽自動車についても

軽自動車は日本独自の規格で、小さく小回りが効いて狭い道でも走りやすい車で税制上も優遇されています。その軽自動車に外車の軽自動車があるというのは本当でしょうか?外車っぽいでデザインの軽自動車も含めて、外車の軽自動車について紹介!

軽自動車とは?

スズキ スズライト SF型

「軽自動車」とは、日本独自の一番小さな自動車の規格です。
車輪の数別で、「軽三輪」「軽四輪」の2種類がありますが、現代では軽四輪が軽自動車の代名詞と言ってもいいでしょう。
軽自動車の規格は、戦後の日本経済の復興推進に貢献するよう1949年に設立されました。
しかし当時の主要車両は、オート三輪やオートバイであり、軽自動車の本格的な登場は、スズキ(当時、スズキ自動車工業)が「スズキ・スズライト」を製造・販売をした 1955年でした。

軽自動車の規格

軽自動車の規格は以下の通り、その規格は時代と共に見直されて現代に至ります。
規格表で示す数値以下の車が「軽自動車」として認められます。

日本独自の軽自動車の規格
全長全幅全高
3,4001,4802,000
排気量乗車定員貨物積載量
6604350
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 排気量:cc 乗車定員:人 貨物積載量:kg

この規格数値を一つでも超えてしまうと「軽自動車」ではなく、「普通自動車」となり「軽自動車」とは認められません。

軽自動車用のナンバープレート

軽自動車のナンバープレートは、普通自動車(自家用)の「白地に緑文字」ではありません。

自家用:「黄地に黒文字」
事業用:「黒地に黄文字」(自家用とは色が逆になっています)

ただし期間限定で普通自動車と同じ白地に緑字のナンバープレートを取得することも可能です。
2019年の「ラグビーワールドカップ仕様」と、2020年の「東京オリンピック仕様」です。
既にナンバーを取得している軽自動車のナンバープレートも白地にすることができます。

自動車のナンバープレートに関連するおすすめ記事はこちら

優遇される軽自動車のメリット

車 税金

軽自動車のメリットといえば、やはり「税金」「保険」が普通自動車より安価であることです。
これにより車を維持しやすくなっています。

また、普通自動車より小型ですので、車両感覚がつかみやすく、裏道などの細い道路での他車とのすれ違いや、最小回転半径が小さいことから、Uターンや狭い駐車場などでの取り回しも楽に行うことができることでしょう。

自動車の税金に関連するおすすめ記事はこちら

軽自動車として登録できる外車たち

軽自動車ナンバープレート

軽自動車は、日本独自の自動車規格ですから、海外において外車の「軽自動車」は存在しません。
しかし日本国内においては、わずかではありますが外車の軽自動車が存在しています。
これらの車は、元々の車両サイズが軽自動車の規格に酷似しており、車両サイズの修正、エンジンの換装により排気量をダウンさせるなどにして、軽自動車の規格に収めた車です。
外車の軽自動車は、外車をもっと気軽に楽しんでもらうために、税制上などで優遇される軽自動車のメリットを提供することと共に、販売台数向上を狙った販売戦略とも言えます。

ケーターハム ゼブン160

ケーターハム 160

©️ 2017 久太郎 All Rights Reserved.

「ケーターハム セブン160」は、イギリスのケータハム社が、日本の軽自動車規格に合わせて製造し、日本で軽自動車として登録可能なオープン2シーターのスポーツカーです。
現在、新車購入できる外車の軽自動車はこのケータハム セブン160だけです。
新車価格は400万円からとなっています。
セブン160のベースである「ケーターハム セブン」も、助手席の人と肩が触れ合うぐらいのコンパクトな車ですから見た目はほとんど同じです。

エンジンは日本のスズキ製直列3気筒ターボエンジンを搭載しています。
車両重量は、たったの490kgですから普通の軽自動車よりはるかに軽量となっています。

全長全幅全高
3,1001,4701,090
ホイールベース車両重量乗車定員
2,2254902
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類直列3気筒ターボ
排気量658cc
最高出力58.8[80]/7,000
最大トルク107[10.9]/3,400
トランスミッション5速MT
駆動方式FR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

スマートK

「スマートK」は既に販売を終了していますが、中古車であれば今も入手可能です。
スマートは、元々2人乗りマイクロカー(シティ コミューター)としてデザインされており、軽自動車の規格に近い車両サイズです。
スマートの全幅1,515mmを、タイヤサイズとフェンダを変更することにより1,470mmにダウンすることで、日本の軽自動車の規格に合わせ、スマートKとして発表しました。
こちらも見た目はスマートとの区別が付きづらく、ナンバープレートが白地か黄地で区別するのが一番です。

全長全幅全高
2,5401,4701,550
ホイールベース車両重量乗車定員
1,8107502
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人
エンジン種類直列3気筒SOHCICターボ
排気量598cc
最高出力40[55]/5,250
最大トルク80[8.2]/2,000 - 4,500
トランスミッション6AT
駆動方式RR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

スマートに関連するおすすめ記事はこちら

軽自動車に近い外車たち

外車の小型車は多くあります。
その中には、日本の軽自動車の規格に酷似した車もあります、
ここでは、極めて軽自動車に酷似した規格の外車について紹介します。

フィアット 500

フィアット 500 1965

現行のフィアット500は、2007年に3代目にバトンタッチして生まれ変わりました。
ここで日本の軽自動車に一番近いフィアット500として紹介するのは、1957年から製造された2代目のFIAT500です。
イタリア語で「500」を意味する「チンクェチェント」と呼ばれることで有名な車です。

全長全幅全高
2,9701,3201,325
ホイールベース車両重量乗車定員
1,8404704
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

2代目フィアット500の車両サイズは、日本の軽自動車のサイズを下回ります。
479ccの2気筒OHVエンジンを搭載しています。
これは現代の軽自動車の条件をクリアしていますが、2代目フィアット500は、軽自動車として登録できず、黄地ナンバーではなく白地ナンバーです。
なぜ軽自動車として登録できないのか?
その理由は、その車が製造された当時の車両規定が有効になるからです。
フィアット500が登場した軽自動車の規格は、排気量が360ccが上限でした。
つまり479ccの2代目フィアット500はこの条件がクリアできておらず、現代においては普通自動車扱いとなりますが、事実上2代目フィアット500は、現代の軽自動車と呼んでもおかしくない車です。

ミニ

軽自動車に近い2車種目の外車は、「ミニ」です。
ミニと言っても、現代の大きくなったBMWが製造するミニではなく、昔の「クラシックミニ」「BMCミニ」と呼ばれるミニです。

全長全幅全高
3,0511,4101,346
ホイールベース車両重量乗車定員
2,0366384
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

ミニの車両サイズは、軽自動車の規格以下です。
しかし、エンジンの排気量が660cc以上なので軽自動車としての登録はできません。
サイズ的には軽自動車以下ですから、軽自動車に近い外車の1台です。
最新のミニは現代にあった車両サイズとなりましたので、軽自動車とは程遠い存在です。

新型のミニに関連するおすすめ記事はこちら

外車っぽい日本の軽自動車たち

マツダ オートザム AZ-1

現代の軽自動車は、室内空間を確保するためにその規格サイズを最大限に有効活用した箱型の外観が多くなっています。
シルエットだけでは、メーカーすらわからないデザインになってしまっており、箱型のデザインは現代の軽自動車の代名詞と言えるでしょう。
そんな中、箱型ではなく2シーターとして割り切ってデザインされた軽自動車は、まるで外車のように見えるものもあります。
既に販売終了しているマツダ オートザム AZ-1はまさにその代表ですが、今回は現在販売されている車種を紹介します。

ホンダS660

ホンダ S600のネーミングを引き継ぐ「ホンダ S660」は2シーター オープン スポーツーカーでありながら軽自動車です。
そのデザインは、NEW「ホンダ NSX」に酷似したデザインを引き継いでいる部分があり、NSXの弟的な存在でもあります。
NSXはホンダの車ですが、アメリカでデザイン・開発・製造されています。
スーパーカーに分類されるホンダ NSXに共通するデザインと日本車らしい雰囲気が融合した車です。

全長全幅全高
3,3951,4751,180
ホイールベース車両重量乗車定員
2,2858302
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

最近の4人乗り軽自動車は箱型にすることより、4人がそれほど窮屈な思いをすることなく乗車できます。
ところがS660は2シーターで室内空間は最小限であり、その適度な閉塞感がスポーツカーとしての雰囲気を盛り立てています。
ラゲッジスペースも最小限で、まさに楽しく走ることを目的とした軽自動車です。

●ホンダ S660に関連するおすすめ記事はこちら

三菱 アイ ミーブ (i-MiEV)

三菱 i-MiEV 2009

「三菱 アイ ミーブ (I-MiEV)」は世界初のリチウムイオン二次電池を採用した、世界初の量産電気自動車であり軽自動車でもあります。
そのデザインはSF映画に出てくるような形をしています。
三菱 アイミーブのベースは 2006〜2013年まで製造・販売されていた軽自動車「三菱 アイ (i)」です。

全長全幅全高
3,3951,4751,610
ホイールベース車両重量乗車定員
2,2501,0704
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

三菱 アイを、電気自動車として復活させることに成功したのは、その未来的なデザインの恩恵も大きいのではないでしょうか?

●三菱 アイミーブに関連するおすすめ記事はこちら

国産車と外車のハイブリッドした車もある?

アストンマーチン シグネット

「アストンマーチン シグネット」は、外車っぽい軽自動車ではないのですが、日本車でありながら外車であるというユニークなスタンスの軽自動車に近い外車です。
アストンマーチンの車であることには間違いなのですが、ベース車両は「トヨタ iQ」です。
トヨタから完成されたiQを輸送し、アストンマーチンで内外装を手作業で交換しシグネットを完成させています。
アストンマーチンだけあって内装は豪華に仕上げられており、当時の価格で400万円以上の価格でした。
アストンマーチン シグネットは、2013年に生産終了しています。

全長全幅全高
3,0781,6801,500
ホイールベース車両重量乗車定員
2,0009884
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

車両サイズは、全幅が軽自動車の規格をオーバーしています。
エンジンも1.3Lなので軽自動車には該当しませんが、軽自動車に近い大きさです。

アストンマーチンに関連するおすすめ記事はこちら

軽自動車に乗ってみよう!

軽自動車 駐車 自宅

©iStockphoto.com/ yht09

軽自動車の排気量は660ccまでですが、最近はターボ装着車が多くなったことで小型自動車に近い感覚で運転することができるようになりました。
またブレーキアシストなどの安全装備も充実しており、軽自動車の人気は衰えません。
燃費がよく、小回りが効く軽自動車を運転したことがない人には、一度運転してみることをお薦めします。
おそらく軽自動車のイメージがガラリと変わるでしょう。

軽自動車に関連するおすすめ記事はこちら