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カーエアコンの設定で眠気が発生する?ケース毎にエアコンを使い分けしよう
車のエアコンについている「外気導入」と「内気循環」のスイッチ。こまめに切り替えている人や、ずっと外気導入のまま、あるいは内気循環のままで使用しているという人がいるでしょう。
切り替えるタイミング、切り替えを行わない状態で発生する影響など、外気・内気切り替えの必要性を考えてみます。
基本は外気導入モード。内気循環を使用するタイミングは?
カーエアコンの役割は、車内の温度調整以外にも多岐にわたります。例えば湿度の調整、空気の循環(酸素・二酸化炭素濃度の調整)なども含まれます。
室内温度が高すぎたり低すぎたりすれば、ドライバーを含めた乗員の体調が悪くなるなどの悪影響が出ます。
湿度が高くなりすぎれば、温度変化と相まってガラスが曇るなどの視界不良を招くでしょう。空気の循環が悪くなれば、集中力の欠如や眠気が襲ってくる原因ともなります。
湿度の調整や空気の循環を積極的に行ってくれるのは外気導入です。安全な運転環境を整えるためにも、走行中は基本的に外気導入の状態にするのが良いでしょう。
内気循環を選択するタイミングは、次の2つです。
まずは外気のニオイ等を遮りたい場合。トンネルの中や、農村部で草などを焼いているときなど、エアコンから外気のニオイが入ってきた際には、内気循環に切り替えることで、ニオイを絶つことができます。
そして車内に暖房や冷房を効かせたい時にも、内気循環は効果的です。温度の違う外気が入り込まないことで、車内の温度を一定に保ちやすくなります。
冷房で温度変化を大きくしたい(暑すぎる際に温度を下げたい)ときにも、エアコンの負荷を減らしながら、車内の温度調整をすることが可能です。
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- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...