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やっぱり「アレ」が原因?「下り坂で止まれず」交差点へ突っ込み7台巻き込む事故

長い下り坂では積極的にエンジンブレーキを

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こうしたブレーキ不具合を引き起こさないためにも、長い下り坂ではアクセルを離したり、ギアを下げることで減速できるエンジンブレーキを使いましょう。

アクセルペダルから足を離すとエンジンの回転数が落ちていきますが、エンジンブレーキはこれを利用してブレーキをかける方法です。

最近のハイブリッド車などは、アクセルオフで大きくエンジンブレーキがかかる車も多いため、ブレーキを踏まなくても充分な制動力を得られることがあります。

アクセルオフだけではスピードが乗りすぎて思った以上に減速できない場合は、マニュアル車なら2~3速のギアに、オートマ車なら2レンジか3レンジを使って速度を調整しましょう。

注意したいのは、前後を走行している車との車間距離です。ブレーキペダルを踏まずに減速する場合、ブレーキランプが点灯しません。前を走っている車が予告なしに急に減速すると、車間距離やスピードによっては追突してしまう可能性があります。

長い下り坂を走行する際は、いつも以上に車間距離を広く取ることを心がけましょう。エンジンブレーキを使う前に軽くブレーキを踏んで、後続車に減速の意思を伝えるのもよいでしょう。

どうしても止まれない場合は”ブレーキ故障車退避所”へ

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長い下り坂では、こうしたブレーキ故障車が出てしまうことを考えて、「ブレーキ故障車待避所」が設けられていることがあります。山間部のカーブの手前や、長い下り坂の途中や終点付近などに多く設置してあります。

場所によって待避所の構造は異なりますが、路面が石段のようになっていて、デコボコしていて、タイヤやボディを引っかけて、強制的に車を止められるようになっていますので、万が一の際は使用するしかないでしょう。

しかし、構造上どうしても、車に傷や凹みが付いたり、衝撃で多少怪我をしたりする可能性は高いです。衝突・大破・炎上といった大事故はかろうじて防げる…といったところですので、まずはベーパーロック現象やフェード現象を発生させないよう、適切な運転を心がけましょう。

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